tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

南方録を調べてみると・・・

2017-07-27 18:04:48 | 本棚の中から
7月27日(木)
朝雨がパラパラと降りましたが、持ち直して薄曇りまま一日が終わりそうです。
夏休みに入り、今までの毎日と違ったペースが取れないまま一週間が過ぎようとしております。

   
   笊で水をくむ 三鬼英介著 幻冬舎刊

以前紹介した本ですが、何となくもう一度読みたくなって読み始めましたが、じっくり読むと前とは違った内容に感じてしまいます。

中でも、南方録のくだりに、「十年ヲ過ギズ、茶の湯道廃ルベシ。廃ル時、世間ニテハ却テ、茶の湯繁盛ト思フベキナリ」とこんな書き出しにビックリ。(一度読んでいるのに)

   
   南方録の中

早速「南方録」を調べて見ました。
南方録の「滅後」の行に出ておりました。

「滅後」は文字通り利休居士滅後に編集された一巻であります。
第二、茶のすたるとき、茶の湯繁盛。の中の一節でした。

   
   南方録を読む 熊倉功夫著 淡交社刊

十年ヲ過ギズ・・・は、「今から十年過ぎぬうちに、茶のほんとうの道はすたれてしまうだろう。すたれる時、かえって世間では茶の湯が隆盛しているであろう。茶の湯がすべて俗世界の遊びになり・・・・」

こうした本は、買っても中々読むといことはないようですが、たまには本棚から出して中を見るのもよいようです。
今年の夏休みは、本をたくさん読んで見ようと思っております。


コメント (2)
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