tyakoの茶の湯往来

日常生活の中から茶道の事を中心に、花の事、旅の事、そして、本や写真の事など、気ままに書いて見ようと思ってます。

中山道・浦和宿から大宮宿まで

2019-12-08 17:29:12 | 中山道六十九次散歩

12月8日(日)

朝から青空が広がっておりますが、強い北風が容赦なく吹き付けております。

前回の中山道散歩から1週間ですが、次の宿場を目指して行って来ました。

忘れないうちにと備忘録です。

浦和駅

前回のゴール地点の浦和駅からスタートいたしました。

歩道

ここ浦和宿は、街道歩きの私たちが喜ぶようなものはあまりなく、宿の入り口に、前回の石碑が建っていた程度で、宿場らしい雰囲気のかけらも残っておりませんでした。

五蔵院

宝珠山五蔵院延命寺という真言宗のお寺さんです。

弘法大師開山という由緒ある寺院で、地蔵信仰の寺でもあり、総欅作りの地蔵堂には、平安時代の作と伝えられている「地蔵菩薩立像」が安置されております。

地蔵菩薩

説明はありませんでしたが、たぶん厨子に中に安置されているのだと思います。

小さな前立観音がちょこんと立っておりました。

中は薄暗く、人間の目では確認できませんでしたが、今のカメラは写ルンですね・・・

境内

この枝垂桜が有名で、埼玉県の標準桜に指定されているそうです。

桜のころに是非と案内しておりました。

 守護侍不入の碑

五蔵院は、徳川家康からの10石の寄進を断り、その代わりに寺一帯を治外法権にしてほしいと申し出たそうです。

家康はそれを許し、以来この寺は門前に「守護侍不入」の碑を建てて、権力者の入ることを拒んだそうです。

守護侍不入

碑の拡大です。

星野本陣跡

星野権太兵衛が秀吉軍の関東攻略の時に、その道案内を務めたそうで、その功績によりここ浦和宿の世話役となり、本陣になったといわれております。

本陣跡にはこの案内板があるだけで、公園になっておりました。

廓信寺入口

サツマイモの女王「紅赤」発祥の地だそうです。

廓信寺

浄土宗の寺院。

この地の浄土宗の拠点的なお寺さんだったそうです。

宗祖法然上人像

宗祖法然上人の像の前に瓦で作ったものがありますが、浄土宗の宗紋だそうで、いろんな瓦を並べて作ってありました。

宗紋

いろんな種類の瓦を組み合わせてデザイン化しております。

面白いので撮って来ました。

慈恵稲荷神社(浦和市HPから)

慈恵稲荷神社は、宿の人たちが祀った神社で27日には市がたち賑わったそうです。

ここの写真はどういうわけか一枚もなく、浦和市のHPからお借りしました。

庚申塔

道路に挟まれて、小さな三角地に肩身の狭そうに立っておりました。

庚申塔は辻々に建てられ、疫病などが入ってこないように建立されましたが、今ではなんとなく邪魔者扱いのような気がしてなりません。

マンホール

浦和から大宮まで、一つの市になってしまいましたから、歩いているうち全部が、このマンホールでした。

右 お女郎地蔵 左 火の玉不動

大宮宿の旅籠で、街道筋で有名になるほどの美人姉妹が旅人の相手をしていたそうです。

姉妹にうち千鳥という娘が、結婚することになったが、そこに割って入った極悪非道の暴れ者が、どうしても千鳥をと言って大暴れしたそうです。

千鳥はとうとう川に身を投げて死んでしまったそうで、それを憐れんでお地蔵様を建てたといいます。

左のお不動様は、このあたりに毎夜火の玉が飛ぶということで、ある男が、火の玉を切りつけると、火の玉は消え暗闇から不動明王と名乗る男が現れて「剣を切り落とされた」といい残したて消えたそうです。

朝になり、不動明王を見たところ剣が半分なかったところから「火の玉不動」と、呼ぶようになったそうです。

 元々は、別のところにあったものを一か所にまとめたという感じです。

氷川神社入口

武蔵国一宮の碑があり、第一の鳥居です。

 参道

ここから氷川神社の参道が延々と続きます。

紅葉が見ごろで楽しく歩けました。

塩地蔵

大宮宿で病に倒れた父の病気の回復を願った娘が、塩を絶って願掛けをしたところ病が治ったという伝説があり、今でも、お地蔵さまには塩が盛られております。

涙橋

江戸時代には宿のはずれに刑場があり、刑が決まるとこの橋を渡って刑場に向かったそうです。

身内や縁者たちは、この橋までは見送りを許されましたが、この橋で別れたことから「涙橋」と呼ばれるようになったといわれております。

最近できたばかりの「涙橋」の碑ですが、説明板と共にもう少し何とかなんないのでしょうか・・・

氷川神社参道

心地良い参道が続きます。

一歩歩くごとに気持ちも空気も浄化されて行くようです。

氷川神社拝殿

広い境内に由緒ありそうな建物が並んでおりました。

お参りをしてからちょっと散策しました。

戦艦武蔵の碑

戦艦武蔵の碑です。

戦艦の記念碑は珍しいと思います。

竣工式には氷川神社の神官6名がお払いの儀式を執り行ったと云われております。

そして、艦内には氷川神社が祀られていたことも、この碑の建立のひとつかも知れません。

紅葉

参道のモミジです。

鮮やかに染まっておりました。

私たちは、色鮮やかな紅葉を見ながら、今回のゴール地点の大宮駅に向かいました。

大宮駅

浦和宿から大宮宿まで、焼く7.5キロでしたが、あちこち寄り道をしながらですので、距離は約15キロと倍になり、歩いた歩数は、22.640歩でした。

10:00に出発して、16:00丁度に到着でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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