10月9日(土)
朝から曇っておりましたが、午後からは急に降ったり止んだりと不安定なお天気でした。
今日は自宅でのお稽古でした。
床の間
今まで、春から初夏に掛けておりましたが、秋でも良いのでは?と考えて掛けて見ました。
「渓山幽意多」・・・茶室で拝見した時は、山の変化を表しているのではと思っております。
花
花は、タカノハススキ、ユウガギク、サクラタデ、フジバカマ、そしてキバナツキヌキホトトギスの5種です。
キバナツキヌキキバナホトトギスは垂れて咲いておりますので、掛花入に生けようと思いましたが、外にも花が咲き出しておりますので、篭花入に入れて見ました。
キバナツキヌキキバナホトトギス、キレンゲショウマ、キジョウロウホトトギスなどは、垂れ下がて咲きますので花入れを選ぶ時には、少し考えて選ばなくてはと思います。
その内、花が寂しくなりますので、たくさんある時は、皆さんにたくさんの花を見ていただきたいと思います。
お菓子
昨日届けられたお菓子は、栗蒸羊羹でした。
羊羹より栗の方が甘いという、お菓子屋さん自慢の栗を使っております。
一服
皆さんが帰った後の一服です。
非常事態宣言が解かれた途端に学校が正常に戻りましたので、急に慌ただしいことになりました。
のんびりしておりましたから、その付けが回ってきたようです。
軸
軸は、天龍寺の牧翁老大師の揮毫されたものです。
茶掛けではありませんので、床の間いっぱいの長さのお軸です。
秋の深まりと共に変わりゆく山や渓谷を思い浮かべながらお稽古をしていただけたと思います。
キバナツキヌキキバナホトトギスは、こうした渓谷に自生していることが多く、60㎝くらいに成長するそうですが、我が家の花は、30㎝くらいです。
自然にはかなわない・・・