12月3日(土)
朝の冷え込みは真冬並みになってきました。
今日は自宅での稽古でした。
師走に入り、気ぜわしい日々になりましたが、お茶室ではゆったりとお稽古をしてもらいたいものです。
床の間
今日の床の間ですが、ゆったりとしたお稽古をと思っておりましたが、この軸は、「ほらほらもう師走だよ!のんびりしてるとお正月になっちゃうよ!」なんていう語句にも見えます。
軸
「看々臘月尽」は12月になると、皆さんどこの稽古場でも良く掛けられていると思います。
先生のご縁で揮毫していただいた、朝比奈別峰老大師のお筆のお軸です。
花
花は、ズイナの照葉と白玉椿です。
ズイナは、日の当たらない寒々としたところに植えてありますので、いまだに青い葉が多く見受けられます。
拝見
棗は、吹き寄せ蒔絵ですので、今日が最後かと思います。
大棗ですので、女性の手には余るほどですが、堂々としていて好きな棗です。
お菓子
お菓子屋さんが届けてくれたおかしは、銘が「雪の波」でしたのでちょっと寒い時期には遠慮したいお菓子です。
お店に買いに行かずに届けて貰うだけですので、文句は言いません。
食べればいつもの美味しいお菓子なんですが・・・
一服
吹き寄せの茶碗です。
終わってからの一服ですので、重なっている事は承知しながらの一服です。
この茶碗も今日が最後でしょうから、一服をいただきながら名残を惜しみました。
早いものでもう師走です。
「看々臘月尽」を肝に命じて、一ヶ月を過ごそうと思います。