伊賀上野が元気になればいいなあ!

上野の城下町、どうなっていくんだろう、、、見守る元気はないけれど、静かに生きていこうと思う(笑)。

異文化間に橋をかける

2007-03-10 10:57:19 | みなさんにおしらせと独り言
県民センター7階大会議室で行われました多文化共生社会づくり講座です。
基調講演「異文化間ソーシャルワークについて」(日本語でいえば社会福祉援助ということになります)
日本福祉大学助教授 石河久美子先生のお話から

日本に住む外国人は年々増え、平成17年現在201万人を越えています。短期滞在型から長期滞在、そして定住化へ変化しています。そして生活者として暮らしている。その異文化の人たちが異文化の中で暮らすということは
①言葉の問題 ②文化・価値・習慣の違い ③サポートシステムの欠如 ④社会システムの違いと情報不足 ⑤親子のコミュニケーションギャップ ⑥学校への適応困難・不就学・不登校 ⑦国際離婚・ドメスティックバイオレンス ⑧医療サービスを受ける上での困難 ⑨就労上の問題 等々多くの問題を抱えています。 

そこで昔からそこに住む人たちは、生活情報提供や日本語教育支援とともに複雑化・多様化する生活の問題を支援する必要性がある、とおっしゃいます。


もし、外国人から相談を受ける場合の私たちの心構えとして
①相手の社会的・文化的背景を尊重し ②自分の日本的価値観のものさしに気付き ③国籍は同じでも外国人一人ひとり異なり ④相手の意思を尊重し ⑤秘密を守り ⑥感情移入しすぎず  ということを心がけるべきとのこと。

パネルディスカッションに移り、我が上野西部地区住民自治協議会 総務・広報・人権部会長:岸田 尚さんの発表。


伊賀市中心部の歴史ある地区であり、多くの外国人が暮らす地域で、先般外国人住民を含む住民意識調査を実施し、外国人と日本人の意識の違いなどをまとめた結果報告をしてくださいました。また、それを機会に外国人住民との交流会「世界の人と話してみよう」の企画・運営の様子も語ってくれました。


90名ほどの参加でした。皆さん熱心に聞き入っておられました。


右から 石河先生、伊賀市在住日系ブラジル人:高井さん、NPO法人「伊賀の伝丸」副代表:菊山さん、上野国際交流協会:花本さん、岸田部会長、左端はコーディナーター多文化共生ネットワークいが代表:和田さん


和田さんのお話。自分自身の外国人として異文化の中で暮らした経験をもとに、「通訳・翻訳」を通して幅広い視野で多文化共生社会の推進に取り組む様子をお話いただきました。

以上、昨日のご報告まで
では、午後はタウンミーティングです。