池井戸潤さんの「オレたちバブル入行組」と「オレたち花のバブル組」を読み終えました。新野剛志さんが解説で、「池井戸さんは、自分の作品のテーマについて『自分はあくまで人間を描いているんだ』」と語っています。息子や娘たちにこの本を薦め、この作品に描かれているような人間関係の大切さを学んでほしいと思います。
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渋谷和宏さんは、解説「バブル入社組の切なさと矜恃」で、「半沢が敵の反撃に遭い、窮地に追い込まれながらも貫こうとしているもの、それは銀行員としてのプライド、矜恃である。」「このドラマにはもうひとり、重要な人物が登場する。・・・そんなある日、近藤は表向きの決算とは違う裏帳簿の存在に気づき、食うことの代償としていつしかどこかに置き忘れてしまったものを思い出す。それは銀行員としての誇りと怒りだった。忘れていた闘争心を再び胸にともした近藤は、隠された不正を探り始める。社長やその忠臣に気に入られようと卑屈に振舞っていた近藤が、入行当時持っていたプライドを取り戻し、社長と対決も辞さない男へと変わっていくさまは感動的でさえある。」
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エピローグ「第8章ディープスロートの憂鬱」も素晴らしい。「一人になって、もう一度自分の人生を考えるときがあるとすれば、それは今だと半沢は思った。人生は一度しかない。たとえどんな理由で組織に振り回されようと、人生は一度しかない。ふて腐れているだけ、時間の無駄だ。前を見よう。歩きだせ。どこかに解決策はあるはずだ。それを信じて進め。それが、人生だ。」
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ニコニコさんが一言。「あなた、すいませんが今晩の『半沢直樹』を録画してくれませんか。お願いします。」
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