新聞に月1回「教育を考える」という記事が掲載されています。今月は東京学芸大教授大河原美以さん。テーマは、「『よい子』、どう向き合う/負の感情に居場所を」。<o:p></o:p>
「多くの親は、聞き分けのいい子は『よい子』、くずる子は『困った子』と受け止めるだろう。でも『よい子』の方が心配だ。なぜか?体中にあふれる、もっと遊びたい、というエネルギーを、母の一声で封じ込めることができる習慣がついているように見えるからだ。この痛みを吐き出せない『よい子』は、感情処理の方法を体得する機会を失ってしまう。その結果、思春期以降、いじめ加害や家庭内暴力、非行、引きこもりなどの問題を引き起こすことになりかねない。」<o:p></o:p>
「転んだ子に『痛くない、痛くない』と親が声を掛け、すくっと立ち上がった子に『泣かなくて偉いね』とほめる。よくある光景だが、痛いものは痛いと感じるのが人間の自然の姿だ。「痛かったね」「怖かったね」「嫌だったね」という親の言葉とともに、子どもの体が安心すること、それが心の強さの源を育てる」<o:p></o:p>
「その泣きわめきに、大人が持ちこたえられるかどうかが、いま問われている。どんなに泣かれようと、(しつけ)枠組みを譲らない優しい強さの中で、子どもが自分の気持ちと折り合うのを待つ。」<o:p></o:p>
「子どもは、泣いて、怒って育っていく、という当たり前の真実をかみしめたい。」<o:p></o:p>
(引用終了)
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孫のかなと君が、2歳半となり、今回のテーマにある時期に差し掛かっているようです。現役で働いていた時は、子どもと向き合う、しつけをする、ことを全くしなかったことを反省しています。自分が出来なかったことをかなと君のパパとママに望むのはおこがましい気がします。二人に、この新聞記事は見せようと思います。<o:p></o:p>
かなと君は、毎日様々な体験をし、泣いたり、怒ったりして成長しています。「イクジイ」としては、かなと君が泣いたり、怒ったりした時、自分の気持ちと折り合いが持てるまで静かに見守ろうと思います。
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