でも、三月の豪雪が怖かった。大変だったんです。
3月8日の定点の写真です

うららかな春でした。すっかり雪が消えて嬉しい淡い緑が萌え始めていました。
(私はこの風景の撮れる一点をを決めて季節の移り変わりを撮っているんです)
3月10日の午後から雪になりました。しきりと激しく降りましたが春3月、春の雪なぞすぐ消えると気にも止めませんでした。でも次の日の朝起きて見ると積雪は30cmを越えていて激しい雪が降り続いていました。
冬になってしまったのです、猛烈な雪の日が11日・12日・13日と3日間降り続いたのです

「このままじゃ~積雪は1mを越えてしまう」
「地球が壊れている・・!」
そんな悲鳴をあげる人もおりました。 私は3日間毎日2~3度除雪機を回して除雪しました
3月14日午後から春が帰ってきました。春の太陽はすごいです。暖かくて嬉しいです。降り積もった雪はどんどん消えてゆきました。3月15日の国道49号線です。越後街道には車の列が連なっていました。

春が甦ってきました。日中はストーブがいらなくなりました。私はズボンを冬用から春用に履き替えました。二階から降りると台所のばばちゃんが軽やかでいいねと言ってくれました。
私は豪雪のことがちょっと心配になってネットで地球の気象について調べて見ました
「地球を1.5mの球として考えると大気の対流圏はわずか1mm」とありました。大気の層はほんとに薄いんです。そこに私達人類は化石燃料を大量に燃やして美事な文明を生きています。
わずか150年前の江戸時代私達の先祖は化石燃料など使っていませんでした。
船は帆船、明かりは菜種油か漆の実からとって作った和ろうそく、旅行は歩行か駕篭か馬、暖房や煮炊きは薪や柴、石炭も石油もガスも化石燃料は一切使っていませんでした。
80年ほど前の私の子どもの頃だってそんなに変わってはいませんでした。明かりは近くの川に作られ小さな水力発電所から電気を引いてわずか10燭光の暗い電球が家の中にひとつだけ、自動車など本当に珍しく車が来れば村中の子どもが「自動車がきた~」と叫んで群がり集まりました。石油などなんにも使っていませんでした。
でも、2015年の今は、90歳近い老人で細々と年金で暮らしている私でさえ、古びた軽とはいえ車を運転しあちこち飛び回り、エアコンを使っ冬は暖かく夏は涼しく暮らして文明を楽しんでいます。 国道49号線は化石燃料を燃やして走る車が連なっていっぱいです。
今の文明は化石燃料を燃やして成り立っています。薄い地球の大気が暖まり極地の氷が消え北極海が重要な新しい航路になり、豪雨や豪雪や竜巻など今までと違った気象状況になるのは当然ですよね。もうそれは異常気象なのではなくて普通の気象と考えたほうが良いように思います。
でも、このすばらしい文明を支えている化石燃料はいずれ枯渇します。「あと50年でいまの油田は枯れる」などと昔からず~っと言い続けてきました。でもいつも新しい油田が開発され掘削技術が進歩して化石燃料の枯渇は先送りされ、私達には化石燃料枯渇の恐怖などまったく感じないで豊かな生活を楽しんでおります。
事実アメリカでは1,800mの地下からシェールオイルが取り出せるようになり、太平洋には大量のメタンハイグレードが埋蔵されておりいずれ開発されるようになるんでしょうね。明るい見通しですね。
でもそれだって無限ではなく有限です、人類の化石燃料消費量は増加こそすれ減少するとは考えられません。いずれは必ず化石燃料は枯渇します。
そのとき人類の英知は、枯渇しそうになった化石燃料を巡る戦いを押さえることが出来るでしょうかね?・・いま人類はすごい危険なものを手に入れています。原水爆弾です。それを大量に持っている4ヵ国は今もエリート技術者の集団がより高率なもにするために研究改良を続けており、一国だけの持っている原水爆弾で世界人類を数回滅亡させることが出来ると聞いたことがあります。
たった一発の原水爆が爆発すれば連鎖でみんなが持っている原水爆弾を使用するにちがいありません。人類の滅亡ですよね。
いつかの新聞の川柳欄に「人類の滅亡の歴史誰が書く」とありました。そんな心配などありませんよね。人類は優れた英知を持っている筈ですから。
今朝ネットでヤフーを開くと「<ロシア>露大統領「ウクライナ危機で核兵器を準備した」(毎日新聞)とありました。
「土の中に住むミミズはこの土を食べ尽くしたらどうしょう?と心配している」それって今の私のことなんですよね。
今日の天気は麗しい春です。午後は心筋梗塞の三ヶ月ごとの定期診察です。90歳近い私は嘘見たいの元気でみんなにあきれられています。今日も楽しく生きましょう。もうすぐフキノトウやイヌノフグリの綺麗な花がみられます。いまは麗しい春なんです。