このトンボ、子供の頃の仲間うちでは「クルマトンボ」と呼んでいました、なぜ車トンボなのかは分かりません。
そしてこの種のトンボをひっくるめて「アカトンボ」とも呼んでいました。
懐かしい思い出の歌にありましたね
夕焼けこ焼けのアカトンボ 負われて見たのはいつの日か
この歌を作詩した方は、子守の女の子に背に負われて見ていた夕焼けの空いっぱいのアカトンボを懐かしく思い出していたんでしょうね。
酒と放浪の生涯を生きた俳人山頭火の句に 「素っ裸にトンボ止まろうとするか」 があります。さらりと詠んだこの句が私は好きなんですよ。この句のトンボはアカトンボですよね
今はもう夕焼け空いっぱいに群れ飛ぶ赤トンボの姿はありません。ようやっと1匹2匹のアカトンボを見るだけになりました。
「さっと来て足元に止まってくれたアカトンボ」がとっても懐かしく嬉しい私なんですよ。