さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

3月 季節は春になりました

2021-03-01 | 日記

町を通る国道49号線は買い物帰りの爺いと一緒 心明るくなりました。

リュックの中身と言えば「牛乳2本」と「鬼平糖2袋」それに「たけしくん」が1本です。

鬼平糖は親指ほどの太さのかりんう糖です。たけしくんはぬか漬けのほんとの味がするたくあんです。爺いが食後茶を飲んでいるとばばちゃんが綺麗な紙の上に鬼平糖1個と皮を剥いたミカン1個をのせて出してくれるんです。もちろん自分のものも同じようにします

買ってきたのは爺いですけども買ってくりゃそれはばばちゃんのものになります。爺いのお茶受けはなんとなくばばちゃんのおごりみたいな感じに思えて温かいんですよ。老夫婦の心の通うひとときです。

ばばちゃんが薄く切ってだしてくれる「たけしくん」はほんとのぬか漬けのたくあんの味がするんです。人工甘味料で味付けした甘いつけものとは違うんですよ。老夫婦の食べ物は贅沢ではありませんけど心和む味がするんです。