続・切腹ごっこ

~当ブログは更新を終了しました~

安土登城

2011-06-18 | ★城跡探訪

 日本100名城の51番目・安土城跡に登城してきた。もちろん100名城スタンプもしっかり押してきた。安土信長祭りの日は6月2日の信長の命日(本能寺の変)に近い日曜に開催されるためか、入山料は無料だった。
   
 登城口のある大手道を登る。5メートルぐらい(?)の幅の石段がほぼまっすぐ山の中腹まで続く。宮殿か何かへ向かうような広くて登りやすい大手道。城は攻め難く作るもの、という常識を無視した作りになっている。この大手道の両脇には羽柴秀吉や前田利家などの家臣の屋敷跡が並んでいる。
  
 石段の所々に、仏様が彫られた石が単なる石材として使われている。比叡山や本願寺と戦った信長だからできたことなのか、当時の人はわりとドライだったのか。中腹には信長が創建した総見寺がある。ここもちょっと覗いて見ればよかったな。
 大手道は天皇行幸のために作られたもので普段は使わなかった、とかっていう説もあるとか。それにしても息が切れる。
  
 石垣だけとは言えけっこうキレイに城跡が残っている。だいぶ発掘&整備したのかな?
 今度はブッダの足型を彫った仏足石が。これも石材として使われていたようだ。
  
 そして、いよいよ天主台跡へ。巨大な礎石が規則正しく並んでいる。この上にあの華麗な天主が聳えていたのか。伊勢の安土桃山文化村には復元した安土城天主があるそうな。
  
 二の丸跡にある信長の霊廟をちょっと覗いて、帰路はもともとの総見寺があった西の山腹へ。三重の塔が残る境内からは西湖が望める。
  
 石段をひたすら下っていくと総見寺の山門が現れる。その後はなだらかな山道を山を巻くように歩いていくと大手道の下の登城口に戻ることができる。祭りの影響で観光客が多かった。もっと静かな日に登ってみたかった気もする。
 すぐ近くにある観音寺城も100名城の一つだった。またこの辺に来る機会があれば登ってみようっと。

日本100名城公式ガイドブック―日本の文化遺産「城」を見に行こう (歴史群像シリーズ)
学習研究社
学習研究社
時空の旅人 [DVD]
井上真樹夫,津嘉山正種,村田博美,戸田恵子,早坂哲子
角川エンタテインメント


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (もり)
2011-06-20 01:44:42
戦国流行りに乗っかった観光地ナイズされてなくて
趣があって素敵ですねー。
変な標識やら看板やら順路案内も無いみたいですし。
背景のお客様方が居なかったら、準備や片付けしなくても
そのまま時代劇の背景に使えそうなくらい余計なモノが無い。

それにしても、随分高いところにあるんですね。
下を見下ろした景色の民家の小さい事小さい事。
見に行くだけで結構な運動量になりそうですねー。
----------------------
全然話が飛ぶのですがそういえば、
陰獣って映画ご覧になられました?
乱歩原作の、おフランス映画で。

海外から描いた日本の
「なんかちょっと違くね?」をニヨニヨしつつ
主演女優さんの妖艶さ、
エロスを堪能しまくるカンジなんですけど。
短いシーンですが、
西村和彦さんのチャンバラシーンがイイカンジでした。
首がポロッと。コロッと。
返信する
陰獣 (ゴッコ)
2011-06-21 21:56:02
もりさん、コメントありがとうございます

安土町自体が田園風景の広がる田舎だし、町の中心地からも離れてるので普段はかなり静かな所なんだと思います。ホントに時代劇の背景に使えそうでした。
山の麓から頂上までは標高差100メートルぐらいだそうです。石段の一段が30センチ以上あったりするんで、整備されたハイキングルートと比べるとちょっとハードかもしれないですね^^;この日は年配の人の集団が大勢登ってましたけど、ちょっと心配になってしまいました。

劇中劇?の映画の中で首が落ちるシーンがあるみたいですね。外国人がイメージする「日本」って面白いですよね~ 多少エログロな印象があったりするんでしょうかね。西村和彦さんが切腹するシーンがあったりするとハマり過ぎるだろうな~
返信する