続・切腹ごっこ

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明石城攻略

2010-06-02 | ★城跡探訪
 兵庫県明石市にある明石城に行ってきた。JR明石駅の目の前にあって、追手門まで徒歩1分。堀で囲まれた広い敷地の大部分は公園として整備されており、野球場や陸上競技場やボートに乗れる広い池がある。桜の名所にもなっているようだ。
 本丸、二の丸、東の丸には高い石垣が残っている。天守台はあるが、もともと天守が建てられたことはなかった。その代りとして、本丸の四方に艮(うしとら・北東)櫓、巽(たつみ・南東)櫓、坤(ひつじさる・南西)櫓、乾(いぬい・北西)櫓が建てられ、現在でも三層の巽櫓・坤櫓が残る。自分が登城した時には坤櫓の中を公開していた。中には屋根瓦等が雑然と展示されており、展示物(?)が入れられた段ボール箱もその辺に積まれたままになっていた。
 奇数月は坤櫓、偶数月は巽櫓を公開しているようだ。
         
 ↓下の写真、巽櫓の向こうに微かに明石海峡大橋が見える。本丸からは淡路島まで望める。現在残る二つの櫓は阪神淡路大震災で大きな被害を受けたが、江戸時代初期の建造当時の方法で修復された。
         
 建物として残るのは二つの櫓のみだが、石垣が思ったより広範囲にしっかり残っている。おかげで、もともとはここに櫓があったんだろうか、門があったんだろうかと想像を巡らせて楽しむことができた。

 会津若松の鶴ヶ城の天守が今改修工事中らしい。白虎隊の少年たちが見上げていたもともとの屋根瓦は赤瓦だったらしく、全面的に葺き替えるそうだ。改修が終わったら、また行ってみたい。城のプラモの屋根の色も変えないといけないな。
 平成に入ってから再建・改修された天守や櫓は昭和30年代の再建ラッシュ時の鉄筋コンクリート製とは違って、本物志向というか何というか、忠実に往時の姿を復元しようとしている。基本的に木造で再建しつつ耐震強度も上げるとなると、手間とコストが余計にかかると思うが、これはとても良いことだと思う。新しく再建された城のプラモとか出ないかな~

明石城をめぐる歴史の旅 (ビジュアル・ブックス (2))
黒部 亨,北村 泰生
神戸新聞総合出版センター
1/460 Joy Joy コレクション 鶴ヶ城
童友社
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