2010年5月2日(日) 連休前半は風が強い日が続いていたが、ようやく天気が落ち着きそうだ。 さあて、どこに行こうか?
***
朝、4時半に起床。 朝食を摂り、5時になったらPCを立ち上げて、最新の天気予報をチェックする。 キャンプツーリングに出発する朝のルーチンワーク。
今回は、昨夜の時点で目的地を4ヶ所に絞り込んでいた。 朝の天気予報で、どこを漕ぐかの最終決定をするのである。 『先船を漕ぐな!』
ようし、決まった。
***
朝、5時半。 『じゃあ、行ってくるけん』 『どこに行くことになったん?』 『周防大島』 『分かった。 気をつけて』
***
9時。 出艇準備完了。 今日は、周防大島の南岸を漕ぐ予定。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/5d/df455a78474739621d95b0ba5137ea03.jpg)
風もなく穏やかな海。 誰もいない静かな浜から漕ぎ出した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/39/745b87264065effc76ca2ae1b9df93ca.jpg)
岬を超えると、そこから先は人の手の入っていない自然海岸が続いている。 宮本常一氏は確か、『人の手の入った景色は良いものだ。 それはどんなものであれ、生活を良くしようとして手を入れているからである』という様な文章を残されているが、高度成長期を経て”過度に”人の手が入った今でも、先生は同じ事を言われるのだろうか、などと考えながら自然海岸沿いに漕ぎ進む。
最近漕いだ倉橋島の南岸や島根半島に比べると透明度は低いが、それでも充分きれいな海であり、初夏を思わせる陽気の中の快適なツーリング。
1時間ほど漕ぎ進むと自然海岸は途切れ、集落が見えてきた。 浜では親子が何かを探している様子。
近付き、『こんにちは。 何か獲れるんですか?』と聞いてみると、お母さんが、『潮が引いて岩が出たら、子供に小さいカニでも探させようと思って』との事。 のんびりまったり海辺で遊ぶ連休の一日。 子供もよろこぶ事だろう。
波止から出て、その少し先まで漕いでみたが、ここから先は護岸が続いている。 やはり、現代のシーカヤッカーにとっては、人の手の入っていない海岸の方が好もしいようだ。 さて、引き返すとしようか。
***
帰りは、湾をグルリと回って帰る事に。 途中の雰囲気の良い浜にカヤックを引き上げ、しばし休憩。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/d4/00ef878ff6d46aa10f181a64c0ff06bd.jpg)
こんなきれいな浜を独り占め。 気分は爽快である。
***
再び漕ぎ出し、漕ぎ進むと海蝕洞が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/6f/21d7b7604d791227b892f871de98f6ce.jpg)
すぐ横には浜があり、時間も11時半過ぎ。 ここでお昼ご飯にしよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/72/6f7f092407bffc76643fc2e516dee211.jpg)
快適な浜に座り込み、持参したパンを食べ、お茶を飲む。 のんびり、まったり。
***
出発した浜に戻ると、ちょうど12時。 今日は、3時間のツーリングであった。
太陽はギラギラと照りつけ、長袖シャツを着ていると汗が噴き出してくる。 これは完全に誤算。 ここ数週間の気候で、寒さ対策はしてきたが、半袖Tシャツは1枚しか持ってきていない。
汗をかきかき、テントを張り、荷物を運ぶ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/3d/c012d3f76d6ba1f93843e805189637f3.jpg)
夜までまだたっぷり時間がある。 テントの前にシートを敷いて、ゴロリと横になり、ラジオを聞いたり、本を読んだり、iPod-nanoで音楽や落語を聞いたりして過ごす。
しかし暑い。 あまりの暑さにたまらず散歩に出かける事にした。
1時間ほど、近くを散策した後は、近くの温泉へ。 汗を流し、筋肉をほぐす。 『あー、気持ちいい』
***
夕方、その浜に、昔なんどか海でお会いした事のある山口のカヤッカーの方が二人来られた。 今日はここでキャンプされるとの事。
挨拶を交わし、しばし四方山話。 一人の方は、私のブログを見ていただいているとの事。 様々な場所で出会うシーカヤッカーの方に、『ブログ読んでますよ』と声を掛けていただく事が増えており、これは本当にうれしい事である。
また、その方達によると、近くで商業ツーリングをしているH君も、今晩この浜に来るらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/67/4bb963f65d77471ef4dee26732793fbe.jpg)
三浦半島や伊豆などとは違い、エリアが広くてカヤッカー人口が少ない瀬戸内では、他のカヤッカーと出会う事は余りないのだが、珍しく今回は知り合いが集まりそうだ。
夜、H君や懐かしいK竹さん達と、しばし焚き火を囲ませていただき、東西のシーカヤック文化の違いやガイド業のあり方などについて語り合ったあとは、いつものようにバカ話をしながらおいしいお酒をいただいた。 皆さん、ありがとうございました。
***
少し暑かったが、絶好のコンディションの中、漕いで遊んで、話して飲んで。 のんびりまったりとした休日の一日を堪能した。
さあて、明日はどうしようか?
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朝、4時半に起床。 朝食を摂り、5時になったらPCを立ち上げて、最新の天気予報をチェックする。 キャンプツーリングに出発する朝のルーチンワーク。
今回は、昨夜の時点で目的地を4ヶ所に絞り込んでいた。 朝の天気予報で、どこを漕ぐかの最終決定をするのである。 『先船を漕ぐな!』
ようし、決まった。
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朝、5時半。 『じゃあ、行ってくるけん』 『どこに行くことになったん?』 『周防大島』 『分かった。 気をつけて』
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9時。 出艇準備完了。 今日は、周防大島の南岸を漕ぐ予定。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/5d/df455a78474739621d95b0ba5137ea03.jpg)
風もなく穏やかな海。 誰もいない静かな浜から漕ぎ出した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/f5/4c36411cc174a7d42409bc0808f4f988.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/39/745b87264065effc76ca2ae1b9df93ca.jpg)
岬を超えると、そこから先は人の手の入っていない自然海岸が続いている。 宮本常一氏は確か、『人の手の入った景色は良いものだ。 それはどんなものであれ、生活を良くしようとして手を入れているからである』という様な文章を残されているが、高度成長期を経て”過度に”人の手が入った今でも、先生は同じ事を言われるのだろうか、などと考えながら自然海岸沿いに漕ぎ進む。
最近漕いだ倉橋島の南岸や島根半島に比べると透明度は低いが、それでも充分きれいな海であり、初夏を思わせる陽気の中の快適なツーリング。
1時間ほど漕ぎ進むと自然海岸は途切れ、集落が見えてきた。 浜では親子が何かを探している様子。
近付き、『こんにちは。 何か獲れるんですか?』と聞いてみると、お母さんが、『潮が引いて岩が出たら、子供に小さいカニでも探させようと思って』との事。 のんびりまったり海辺で遊ぶ連休の一日。 子供もよろこぶ事だろう。
波止から出て、その少し先まで漕いでみたが、ここから先は護岸が続いている。 やはり、現代のシーカヤッカーにとっては、人の手の入っていない海岸の方が好もしいようだ。 さて、引き返すとしようか。
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帰りは、湾をグルリと回って帰る事に。 途中の雰囲気の良い浜にカヤックを引き上げ、しばし休憩。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/d9/3607e6cb62ec5c0b40bef62dd3c517ec.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/d4/00ef878ff6d46aa10f181a64c0ff06bd.jpg)
こんなきれいな浜を独り占め。 気分は爽快である。
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再び漕ぎ出し、漕ぎ進むと海蝕洞が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/6f/21d7b7604d791227b892f871de98f6ce.jpg)
すぐ横には浜があり、時間も11時半過ぎ。 ここでお昼ご飯にしよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/66/f21bbbf88e7fe047ea5e56596c6450ad.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/72/6f7f092407bffc76643fc2e516dee211.jpg)
快適な浜に座り込み、持参したパンを食べ、お茶を飲む。 のんびり、まったり。
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出発した浜に戻ると、ちょうど12時。 今日は、3時間のツーリングであった。
太陽はギラギラと照りつけ、長袖シャツを着ていると汗が噴き出してくる。 これは完全に誤算。 ここ数週間の気候で、寒さ対策はしてきたが、半袖Tシャツは1枚しか持ってきていない。
汗をかきかき、テントを張り、荷物を運ぶ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/3d/c012d3f76d6ba1f93843e805189637f3.jpg)
夜までまだたっぷり時間がある。 テントの前にシートを敷いて、ゴロリと横になり、ラジオを聞いたり、本を読んだり、iPod-nanoで音楽や落語を聞いたりして過ごす。
しかし暑い。 あまりの暑さにたまらず散歩に出かける事にした。
1時間ほど、近くを散策した後は、近くの温泉へ。 汗を流し、筋肉をほぐす。 『あー、気持ちいい』
***
夕方、その浜に、昔なんどか海でお会いした事のある山口のカヤッカーの方が二人来られた。 今日はここでキャンプされるとの事。
挨拶を交わし、しばし四方山話。 一人の方は、私のブログを見ていただいているとの事。 様々な場所で出会うシーカヤッカーの方に、『ブログ読んでますよ』と声を掛けていただく事が増えており、これは本当にうれしい事である。
また、その方達によると、近くで商業ツーリングをしているH君も、今晩この浜に来るらしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/67/4bb963f65d77471ef4dee26732793fbe.jpg)
三浦半島や伊豆などとは違い、エリアが広くてカヤッカー人口が少ない瀬戸内では、他のカヤッカーと出会う事は余りないのだが、珍しく今回は知り合いが集まりそうだ。
夜、H君や懐かしいK竹さん達と、しばし焚き火を囲ませていただき、東西のシーカヤック文化の違いやガイド業のあり方などについて語り合ったあとは、いつものようにバカ話をしながらおいしいお酒をいただいた。 皆さん、ありがとうございました。
***
少し暑かったが、絶好のコンディションの中、漕いで遊んで、話して飲んで。 のんびりまったりとした休日の一日を堪能した。
さあて、明日はどうしようか?