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先々週末は、今年何度目かの夏のシーカヤック教室。
今年で15年目となるこのシーカヤック教室は、コロナ禍により職員さん達と相談して細心の注意を払いながらの実施である。
この日は雨の予報であったが、なんとか天気も持ち直し、風もなく、なかなか良いシーカヤック日和。
今回は体験の小学校高学年の子供達と職員さんとともに、梅雨空のような芸予諸島の海に漕ぎ出した。
部員達による部活動ではなく体験なので、何度か漕いだことがある子はシングル艇に、あまり経験のない子はタンデム艇のバウ側に座ってもらう。
少し波がある場所に行って、瀬戸内海の短いピッチの波の中での漕ぎを経験してもらったり、抜けの良い景色が楽しめるエリアを漕いだり、子供達が飽きないよう考えながら、その場その場の状況をチェックし判断しながら、今日の漕ぎを組み立ていく。
そして何より重要な俺の役割は、安全確保。
今日のような海況では職員さん達だけでも練習を実施することは可能なのではあるが、海の上では万が一の場合の対処はもちろん、何よりその万が一の状況に入らないことが必要である。
これまで30年、瀬戸内海や湘南・外房、沖縄、津軽海峡横断チャレンジや初期の瀬戸内カヤック横断隊、尺取り虫方式での瀬戸内〜日本海ソロ旅など、様々海で積み上げてきた経験を踏まえ、常に周囲の状況と子供達や職員さん達の様子を確認し、危険な状況に陥らないようにコントローしていくことこそが、まさに俺の役割。
1時間半ほど漕いで、シーカヤック体験を終了した。
『今日も事故なく、そして子供達が楽しみ、ちょっぴり経験も積んでくれて良かったなあ!』
これからも、俺の経験が活きる、万が一のシーンに遭遇することがないことを祈っている。
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先週の週末は、妻と一緒に県北へドライブ旅行。
久しぶりに訪れる温泉は、人も少なく広い湯船でのんびりまったり。
場所を変えてのお昼ご飯は、先日見つけたお気に入りの塩ラーメンをいただいた。
この塩ラーメン、チャーシューが美味しく、岩海苔もたっぷり入ってとても美味しく、妻も私も大満足。
コロナ対策もしっかりされていて、安心のお昼ご飯であった。
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宿に向かう途中、延命水を汲みに立ち寄る。
ここの湧水が、冷たくスッキリでとても美味しく、近くに来るといつも飲んでいる。
今日は、大きめの容器をいくつか持ってきたので、この美味しい水を持ち帰りさせていただいた。
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今日の宿は、帝釈峡の近く。
チェックインまでに少し時間があったので、近くを少し散策してみる。
赤い欄干の橋と歴史を感じさせるお寺が、とても良い雰囲気を醸し出している。
側には澄んだ水の川も流れ、清々しい眺め。
大きな岩の下部は、川の流れによって長年抉られてきた様子。
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宿にチェックイン。
角部屋で眺めもよく、綺麗に清掃されていてとても居心地が良い宿である。
側には、古くて立派なお屋敷も。
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夕食までたっぷり時間があるので、帝釈峡を散歩してみることにした。
この辺りの気温は25℃程度と、散歩向きの快適さ。
土曜日なのに人はまばらで、静かな川沿いの散策ルート。
人工的に積み上げられた石垣。
目にも鮮やかな緑が美しい季節。
今日の目的スポットである雄橋へ。
ここを訪れるのは、何十年ぶりであろうか?
ここからUターンして、宿へと戻る。
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夕食の時間まで、部屋からの景色を楽しんだり、
kindleで本を読んだり、
マッサージチェアで体をほぐしたりして、のんびりまったりと過ごす。
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夕食は、1Fにある個室でいただけるようだ。
これなら感染リスクもとても低く、妻と二人でゆっくりと食事を楽しむことができそうである。
まずはビールで乾杯!
三種類の押し寿司。
これがとても美味しいのである!
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具沢山の茶碗蒸し。
アマゴの塩焼き。
塩加減、焼き加減が絶妙で、頭から骨、尻尾まで食べ尽くしてしまった。
『皮も身も頭も、全部美味しいなあ! 本当に、これは日本酒にぴったりだ』
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何十年振りかにいただく、鯉の洗い。
『へえ、鯉ってこんなに美味しかったんだ! 知らなかった』
蕎麦がき。
鯉の揚げ物の餡掛け。
とうもろこし。
そして、鯉こく。
普段食べないような、珍しい田舎料理をたっぷりと堪能させていただいた。
『ご馳走様でした』
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食後は、部屋に戻って夕食の時に飲み切れなかった小瓶の日本酒を楽しむ。
気温も低く、とても快適な宿の夜。
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朝目が覚めると、温かいお茶を飲みながら外の景色を眺めて過ごす。
朝食は、季節の野菜やハヤの甘露煮など地元の惣菜が並び、丁寧で上品な味付けがとても好ましい。
『ご馳走様でした』
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初めて訪れた宿であったが、部屋数も限られて大勢の人が宿泊することもなく、食事は個室でコロナ対策はしっかり取れており、快適な居室からの眺めが堪能できることに加え、地元ならではの季節感あふれる美味しい料理が楽しめ、とてもお気に入りの宿となった。
これは、是非とも常宿としてこれからも季節毎に訪れねばなるまい!
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
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2022年7月8日(金) 今日は有給休暇を取得して、独りで山陰へのドライブ旅。
梅雨時期ではあるが、幸い雨も降らず曇りがちの天気なので、屋根を開けてオープンドライブ。
途中、中国山地を抜ける道は、紫陽花ロードとして地元の方が整備されており、この季節は色とりどりのアジサイの花を楽しむことができる。
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益田に入ると、少し晴れ間も覗いてきた。
海岸にクルマを停め、熱中症予防の水分補給も兼ねてしばし休憩。
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江崎の六角堂にも、久しぶりに訪れて見た。
平日の午前中だからか、人も居らず静かで穏やかな雰囲気である。
これが、六角堂。
日本海の入江は、梅雨時期らしく凪の海。
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少し早いが、今日お世話になる宿の駐車場にクルマを停めさせていただいた。
チェックイン前に停めさせていただくことは、昨日電話でお願い済みであり、宿の方に挨拶させていただくと、散策へ。
初めて歩く地元の狭い道を、のんびりまったり散策する。
この辺りも、アジサイの時期のようだ。
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今日のお昼ご飯は、お気に入りの『丹吾亭』さんでいただく予定。
開店少し前に到着し、開店とともに一番乗りでカウンターに座らせていただく。
ここで食事をするたびに、美味しい刺身定食でビールを飲みたいと思っていたのだが、いつもは運転があるので叶わぬ夢であったのだが、今日お世話になる宿の周辺の地図を眺めているときに、宿の駐車場に停めさせていただいて歩いていけば良いことに気付いたのである。
刺身定食と瓶ビール、ようやく夢が叶った瞬間。
刺身をつまみにゆっくりとビールを楽しむ。
至福のひと時!
食事を終えるとレモンサワーを注文し、しばし刺身定食の余韻を楽しみながらもう一杯。
『ご馳走様でした』
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ゆっくり食事をしたとはいえ、チェックインまでまだまだたっぷり時間がある。
もちろん、そこもプランニング済み。
川沿いの道を、風に吹かれながら海沿いへ。
ここの海水浴場は、以前、下関から島根半島までの尺取り虫方式シーカヤック旅の途中で、テントを張らせていただいた思い出の場所の一つ。
漕いできたシーカヤックを浜に引き揚げ、この狭い道を田万川温泉まで歩いて潮抜きをし、夕方までのんびり休憩させていただいたことを思い出す。
梅雨の晴れ間の海水浴場の景色は、なかなかの絶景であった。
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来た道を引き返し、最近リニューアルされた田万川温泉へ。
潮湯で体を伸ばし、サウナで汗を流し、休憩室でkindleを読んで、のんびりまったり。
2時半過ぎまで温泉で休憩させていただくと、再び川沿いの道を歩いて宿へと向かう。
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お昼ご飯に続く、今日の次のお楽しみは、この宿の夕食。
最近始めたという、澄川酒造さんの日本酒を、フリーフローで楽しめるというプラン。
マスターによると、このプランを利用したのは私が一号だとの事。 嬉しい限りである。
マスターは、以前私が妻と泊まった時の事を覚えておいて下さったようで、少し距離をとっての楽しい会話も最高のつまみとなり、美味しい料理と日本酒をゆっくりと楽しませていただいた。
『今度はぜひ、甘鯛刺身コースを楽しみに来ますね!』
↑これは、試食としていただいた、甘鯛の刺身であるが、しっかりとした味わいで、初めて食べさせていただいた甘鯛の刺身は最高に美味しかったのである。
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土曜日の朝は、朝食をいただいて少しゆっくりしてから宿を辞した。
近くにあるイカマルシェで、朝一番に漁師さんが運んでこられて水槽に入れられ、泳いでいた一本釣りのケンサキイカと、
サザエをお土産に購入。
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呉まで戻り、ガソリンスタンドへ。
今回のドライブは、一部高速道路を使ったもののほぼ下道での往復で、総走行距離は371km。
給油したガソリンは、15.84L。
なんと満タン法での燃費は、23.4km/Lという、これまで見たことがないような驚きの実燃費を記録した。
1.5LのNAエンジンと6MTの組み合わせであるが、これならハイブリッド車並と言っても過言ではないかもしれないなあ。
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閑話休題。
最近、うちの家庭菜園では夏野菜が沢山取れるようになってきた。
驚いたのは、先日妻が見つけて収穫した、お化けキュウリ。
家で測ってみると、なんと60cmもあったので驚いた。
中身はスカスカかと思いきや、その切断面をみると身が詰まって食べても美味しいお化けきゅうりであった。
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風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?