2011年9月8日(木) 夏のシーカヤック教室も先々週で終り、先週は台風で海に出る事なくプチグルメ日帰り旅行を楽しんだ。
『旅するシーカヤック』が再びシーズンインしたこの木金週末は、久し振りにお気に入りの『生名島』をベースに、岩城島を一周するツーリングを楽しむ事にしよう。
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しまなみ海道まで、朝の快適なドライブを楽しみ、いつもの浜に到着すると出艇の準備。 9月に入ったとは言え残暑は厳しく、まだまだ半袖半パンで漕ぐことができる気候である。
今日は快晴で、絶好のツーリング日和。 さて、今日はどっち周りで一周しようかな?
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iPhoneで潮をチェックし、時計回りで一周する事に。 『さあ、出発だ!』
メインパドルはいつものように、ワーナーのアークティックウインドだが、今日は久し振りに、同じワーナーのカマノをスペアパドルにしてみた。 うん、この兄弟パドル、なかなか好いじゃないか。
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造船所で働いている方々を見ながら、お気に入りの海を漕ぎ進む。 約1時間ちょっとで、岩城島のいつもの浜に到着した。
さて、今日はどう過ごそうか? うん、久し振りに『岩城郷土館』にでも行ってみよう。
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かつては松山藩が参勤交代の宿として使っていたという由緒ある建物。
岩城郷土館の後は、ターミナルへ。 ターミナルのすぐ傍には、新しい庁舎が建っていた。 うーん、岩城島もこの数ヶ月で変化があったんだなあ。
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お昼ご飯は、いつもの『よし正』さんでいただこうと思っていたのだが、ターミナルに行ってみると、『レンタサイクル』の表示が。
以前からレンタサイクルそのものはあったのだが、前はママチャリがひっそり置かれていて、借りようと思う雰囲気ではなかった。 それが今では、ターミナルの一角にMTBや電動アシスト自転車を並べ、しっかりアピールされている。
『うん、今日は自転車で岩城を楽しむ事にしよう!』
さっそく、近くのJAのスーパーでお弁当とお茶を購入し、レンタサイクルを借りる手続き。 『MTBと電動アシスト自転車、どちらにされますか?』
『ええ、電動アシストでお願いします』
仕事柄、これまでiMiEVやリーフといった電気自動車を運転した事はあるのだが、電動アシスト自転車は未経験だったのである。
これは好いチャンス! 楽しみだ。
コントローラのスイッチをONにして、ターミナルを出発。
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漕ぎ出すと、なんとも不思議な感覚である。 ペダルを踏み込むと、まるで誰かに押してもらっている様に、あるいは二人でペダルを踏んでいる様にアシストされ、漕ぎ出しも軽いし坂道も楽々である。 『こりゃあいいや』
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こうして自転車で漕いでみると、岩城島の一周道路は結構アップダウンがあり、電動アシスト自転車を選んだのは大正解。
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海沿いに感じの良い浜を見つけ、自転車を停めてお昼ご飯。
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平日の静かな海水浴場。 スーパーで購入した『そぼろ弁当』に、別売りで買った『じゃこカツ』を載せ、『じゃこカツそぼろ丼』に。
この組み合わせがなんとも絶妙。 『うん、じゃこカツ美味いなあ。 これはビールが欲しくなる』
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食後は、iPhoneで天気をチェック。 会社の事務所には、カメラ付きケータイが持ち込めないので、今はケータイ2台持ち。 ドコモの方は、かつてはシーカヤッカー御用達だったmovaのカメラなし防水ケータイ。 これが事務所にも持ち込めて便利なのだが、残念ながら来年春で使えなくなってしまう。
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食後は少し高台にも登ってみる。 ここでも電動アシストの威力を実感。 MTBならヒーコラ言いながら登る様な急坂も楽々登ってしまう。
これは本当にスゴいなあ。 岩城島での楽しみ方が、また一つ増えた。
ターミナルに自転車を返し、再びシーカヤックを漕ぎ出す。
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少し暑いが、風もなく穏やかな瀬戸内海を漕ぎ進み、出発した浜に戻ってきた。 今日は、岩城島をシーカヤックで一周、そして自転車でも一周。 たっぷりと岩城島を堪能することができた。
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シーカヤックと道具の潮抜きをして、キャンプの手続きを済ませた後は、しばし管理人さんと四方山話。
この夏のキャンプ場の状況、生名島での変化、因島情報などなど。 立石港のターミナルの2階に、食事もできる居酒屋さんができたとのこと。 一度チェックにいかないといけないなあ。
『じゃあ、ちょっとフェスパに行ってきます』
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かつては因島の銭湯に行っていたのだが、生名橋ができてからは、フェスパで潮抜きをすることが多くなった。 今日は貸し切り状態。
きれいなお風呂にゆっくり浸かり、ツーリングの疲れを癒す。
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キャプ場に戻り、荷物を整理。 管理人さんに、『じゃあ因島へ行ってきます』 『はい、良い夜になるといいですね』
そう、今日しまなみ海道にツーリングに来たのは、ある方からお誘いいただいたことが理由の一つなのである。
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7月の終り頃、私のブログに一通のメールが届いた。 その方は、シーカヤックに興味をお持ちで、私のブログを読んでくださっているとの事。
因島に住んでおられ、今度生名島に漕ぎに来ることがあれば寄ってくださいと書いてくださっていた。
ブログが結ぶ縁、本当にありがたい事である。
その後、この木金で生名島に漕ぎに行く事、ご迷惑でなければその時に寄らせていただきたいと連絡し、この夜に一緒にご飯をいただくことになったのだ。
『じゃあ、今からその方の家に行ってきます』 『はい、楽しい夜ごはんになると良いですね』
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立石港までの道を歩き、仕事帰りの人で賑わうフェリーに乗り込み、因島へ。
『初めまして。 今日はお招きいただき、本当にありがとうございました』 『よく来てくださいました。 どうぞ上がってください』
Oさんとはもちろん初対面なのだが、メールから伝わってきたイメージ通りの人で、スッと入っていくことができた。
部屋に通されると、奥さんが食事を準備していただいており、まずはビールで乾杯して、楽しい宴が始まった。
シーカヤックに興味を持っておられ、すでにカヤックは買ってあるとの事。 そのカヤックも見せていただき、再び飲みながら楽しい四方山話。
私より少し先輩なのだが、気さくなOさんご夫妻とは、まるで今日が初対面とは思えないほど打ち解け、シーカヤックの話はもちろん、櫂伝馬の事やシーカヤック教室の事、趣味の話、仕事の話、子供の話、因島の話などなどで盛り上がる。 ビールをいただき、ワインをいただき、笑いの絶えない、とても楽しい夜の宴。
気が付くと、もう9時だ。 あっと言う間の3時間。 いやあ、本当に楽しかった!
『今日は本当にありがとうございました。 いつものキャンプの手抜き料理とは違って、おいしい食事を楽しめました。 今度は、ぜひ進水式をご一緒しましょう』
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夜の因島を歩き、フェリーに乗って生名に戻ると、暗い山道を歩いてキャンプ場へ。
翌朝は、元々漕ぐ気がなかったので、7時にはキャンプ場を出て家路についた。
ブログが結ぶ縁。 いやあ、これでまた『しまなみ』に漕ぎにくる楽しみが増えたなあ。 Oさん、今後ともよろしくお願いいたします。
*** <旅する櫂伝馬_2011> ***
そして、いよいよ来週土日は、『旅する櫂伝馬_2011』 今年も、大崎上島から宮島を目指します。 今朝、
RCCのラジオでも中国新聞ニュースとして紹介されていた。
今回私は、音戸で停泊させていただく漁港や宿泊先、仕出しなど渉外業務を裏方として担当してきた。
ただ今年は、震災の影響による木金休みの変則休日なので、土日は出勤日。 瀬戸内の海洋文化の復興、創造そして継承の一つとして10年続けたい、この『旅する櫂伝馬プロジェクト』
会社を休んで参加できるかどうかは現時点不明だが、昨年のように天気に恵まれますように!