2008年3月29日(土) この週末は、いつものメンバー3人で山口のエルコヨーテさんの工房に集まり、長州赤鶏をメインにした宴会の予定。
数ヶ月ぶりの再会、楽しみである。
***
朝、ロードスターの屋根を開け、山陽自動車道を西に向かって走っていく。 天気も良く、気温も適度。 正にオープンドライブ日和。
まずは、防府天満宮により、息子の合格のお礼参り。 『おかげさまで合格できました。 ありがとうございました!』
***
ロードスターは、更に西を目指す。 秋穂の海が見える高台の公園でお弁当を食べ、宇部、そして下関。
綾羅木では、前から気になっていた博物館を見学。
その後は、本州最西端の岬へ。
ここは、瀬戸内横断を終えたあと、下関から日本海を北上していった『古代人ツアー』で漕いだ場所。
折しもこの目の前の海を漕いだのは『福岡県西方沖地震』の時で、フェザークラフトの船底を、『ドンドンドン』という不気味な震動が襲って来た事を良く覚えている。 それはそれは、貴重な経験であった。
最西端の岬を見学し、暖かい缶コーヒーを飲んでしばし休憩。 うん、良い所だ。
そこから海沿いに北上して、『大河内温泉』へ。
***
夕暮れの響灘沿いでのオープンドライブを楽しみ、初めて訪れる温泉へ。 静かな山間の温泉。
気持ちよい風呂と、済んだ空気。 適度な温度の源泉湯。 ここは、良いお湯だ。
***
夕方7時。 集合時間にエルコヨーテさんの工房へ。
いつものメンバーである、エクストリームNさん、エルコヨーテさん、そして私。
今日は、長州赤鶏三昧の予定だが、そこに下関、唐戸市場の新鮮な寿司もそろって、海の幸!、里の幸! なんともぜいたくな宴会である。
工房の中では、炭火で焼き鳥が炙られる。 モーモーと煙る工房で、焼きたての香ばしい焼き鳥。 そしてビール。
尾肉。 首肉。 皮にきも。 うーん、たまらん。
ここ数ヶ月の想い出話、たのしいばか話に花が咲き、楽しい時間は過ぎていく。
***
雨降りとなった翌朝は、ゆっくり起き出し、おいしい朝食を摂り、コーヒーを飲む。 そして再び雑談。
帰りには、エクストリームNさんと一の俣温泉に入ってのんびりまったり。
うん、オープンドライブを楽しみ、温泉を巡り、長州赤鶏と唐戸市場の寿司ををたっぷりと堪能した。
思いがけずも2週続けての下関訪問となったが、いやはや、またまた充実した週末であった。
数ヶ月ぶりの再会、楽しみである。
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朝、ロードスターの屋根を開け、山陽自動車道を西に向かって走っていく。 天気も良く、気温も適度。 正にオープンドライブ日和。
まずは、防府天満宮により、息子の合格のお礼参り。 『おかげさまで合格できました。 ありがとうございました!』
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ロードスターは、更に西を目指す。 秋穂の海が見える高台の公園でお弁当を食べ、宇部、そして下関。
綾羅木では、前から気になっていた博物館を見学。
その後は、本州最西端の岬へ。
ここは、瀬戸内横断を終えたあと、下関から日本海を北上していった『古代人ツアー』で漕いだ場所。
折しもこの目の前の海を漕いだのは『福岡県西方沖地震』の時で、フェザークラフトの船底を、『ドンドンドン』という不気味な震動が襲って来た事を良く覚えている。 それはそれは、貴重な経験であった。
最西端の岬を見学し、暖かい缶コーヒーを飲んでしばし休憩。 うん、良い所だ。
そこから海沿いに北上して、『大河内温泉』へ。
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夕暮れの響灘沿いでのオープンドライブを楽しみ、初めて訪れる温泉へ。 静かな山間の温泉。
気持ちよい風呂と、済んだ空気。 適度な温度の源泉湯。 ここは、良いお湯だ。
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夕方7時。 集合時間にエルコヨーテさんの工房へ。
いつものメンバーである、エクストリームNさん、エルコヨーテさん、そして私。
今日は、長州赤鶏三昧の予定だが、そこに下関、唐戸市場の新鮮な寿司もそろって、海の幸!、里の幸! なんともぜいたくな宴会である。
工房の中では、炭火で焼き鳥が炙られる。 モーモーと煙る工房で、焼きたての香ばしい焼き鳥。 そしてビール。
尾肉。 首肉。 皮にきも。 うーん、たまらん。
ここ数ヶ月の想い出話、たのしいばか話に花が咲き、楽しい時間は過ぎていく。
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雨降りとなった翌朝は、ゆっくり起き出し、おいしい朝食を摂り、コーヒーを飲む。 そして再び雑談。
帰りには、エクストリームNさんと一の俣温泉に入ってのんびりまったり。
うん、オープンドライブを楽しみ、温泉を巡り、長州赤鶏と唐戸市場の寿司ををたっぷりと堪能した。
思いがけずも2週続けての下関訪問となったが、いやはや、またまた充実した週末であった。
長男の高校卒業、次男の中学卒業を記念しての家族旅行は、山口の油谷にある『百姓庵』さんへの一泊旅行。
↑ まずは秋吉台に立ち寄り、独特の景色を堪能
↑ 長門市では、おいしい『うに釜飯』、『さざえ釜飯』、そして『イカ釜飯』 様々な種類を頼み、家族で分け合って味わう。 どれも美味い!
***
↑ 青海島では、十六羅漢が見える海沿いの遊歩道を散策
気になっていた温泉を訪れ、気持ちよいお湯で体をほぐす。 うん、ここはお湯も景色も好いなあ。
↑ 日本の原風景の一つである棚田。 あそこに見えるのは、お父さんが古代人ツアーでキャンプした立石漁港だ! そびえ立つ岩にまつわる地元の伝承と、地元の方に風呂に入れていただいたことを思い出す。 懐かしい!
↑ 竜宮の潮吹き。 古代人ツアーで風が強くて立石漁港に避難した日は、ここまでウエットスーツを着たまま歩いて、海の様子を見に来たんだよ。
***
↑ 百姓庵に荷物を降ろし、塩作りの作業場を見せていただいたあとは、家族で夕日を眺めるためにドライブ。 うん、やっぱりここは、良い景色だなあ。
↑ ゆっくりまったりできる心地よい空間とおいしい料理。 そしてなによりの、暖かいおもてなし。 思いがけない懐かしい再会! 楽しい時間はゆったりと流れていく。
***
↑ 翌日。 鳥のさえずりと、雨の音で目を覚ました。 おいしい朝食をいただき、ゆっくりと準備を済ませ、出発。 帰りは、島根の水族館に寄り、シロイルカのショーを楽しんで家路に着いた。
***
油谷にある百姓庵。 心休まる空間とおいしい料理、そして暖かいおもてなし。
卒業旅行として家族で来たが、みんな満足してくれた。 行って良かったなあ。 また、家族の大切な想い出が一つ増えた。
百姓庵さん、本当にありがとうございました。 またぜひ、遊びにいきます!
↑ まずは秋吉台に立ち寄り、独特の景色を堪能
↑ 長門市では、おいしい『うに釜飯』、『さざえ釜飯』、そして『イカ釜飯』 様々な種類を頼み、家族で分け合って味わう。 どれも美味い!
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↑ 青海島では、十六羅漢が見える海沿いの遊歩道を散策
気になっていた温泉を訪れ、気持ちよいお湯で体をほぐす。 うん、ここはお湯も景色も好いなあ。
↑ 日本の原風景の一つである棚田。 あそこに見えるのは、お父さんが古代人ツアーでキャンプした立石漁港だ! そびえ立つ岩にまつわる地元の伝承と、地元の方に風呂に入れていただいたことを思い出す。 懐かしい!
↑ 竜宮の潮吹き。 古代人ツアーで風が強くて立石漁港に避難した日は、ここまでウエットスーツを着たまま歩いて、海の様子を見に来たんだよ。
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↑ 百姓庵に荷物を降ろし、塩作りの作業場を見せていただいたあとは、家族で夕日を眺めるためにドライブ。 うん、やっぱりここは、良い景色だなあ。
↑ ゆっくりまったりできる心地よい空間とおいしい料理。 そしてなによりの、暖かいおもてなし。 思いがけない懐かしい再会! 楽しい時間はゆったりと流れていく。
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↑ 翌日。 鳥のさえずりと、雨の音で目を覚ました。 おいしい朝食をいただき、ゆっくりと準備を済ませ、出発。 帰りは、島根の水族館に寄り、シロイルカのショーを楽しんで家路に着いた。
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油谷にある百姓庵。 心休まる空間とおいしい料理、そして暖かいおもてなし。
卒業旅行として家族で来たが、みんな満足してくれた。 行って良かったなあ。 また、家族の大切な想い出が一つ増えた。
百姓庵さん、本当にありがとうございました。 またぜひ、遊びにいきます!
2008年3月15日~16日 次男の高校入学前の春休みを利用した、久し振りとなるシーカヤックでのキャンプツーリング。
今回の旅のテーマは、瀬戸内カヤック横断隊の意義でもある、『瀬戸内海洋文化の復興、創造そして継承』
***
御手洗の歴史のある時計店で、4代目となる方から次男とともに興味深く、かつ貴重なお話を伺ったあとは、町を散策し、神社へと向かう。
これまでに私は何度もシーカヤックで訪れ、長男や次男の試験の合格祈願をした神社であるが、彼にとっては初めての訪問。 『御手洗』という地名が付けられた由来が記された案内板を熱心に読んでいた。
その後は、みかん畑の間を縫ってオレンジロードへとつながる細い細い山道を、ゼイゼイ言いながら登っていく。
そこからもう一踏ん張り、急な階段を登っていくと、見晴らしの良い展望台へ!
ここからの景色は、御手洗観光の一つのハイライト!
人の居ない静かな山頂で、眼前に広がる360°の瀬戸内の景色を堪能する。 やっぱここは好いなあ。
***
『じゃあ、そろそろ岡村島に行くか』
岡村島の浜に着き、フネを引き上げ、荷物を整理。 テントを張り、着替え、流木を集めると、ビールと飲み物を買い出しに行く。
買い出しから帰ると浜辺に腰掛け、ビールのプルタブをプシュッと開けて、グビリ。 『あー、美味い!!!』
焚き火台をセットし、夕食の準備は完了。 今日は、ホットサンドをメインにしたメニュー。
ウインナーを焚き火で炙る。 皮が破れてホクホクのウインナーに、『海人の藻塩』をパラリ。 串に刺したまま口に運び、『ハフハフ、ぱくり』 『うん、旨い』
焚き火で炙ったウインナーを食べながら、ホットサンドメーカーでホットサンドを作る。
バターを落とし、パンをセット。 野菜を敷いて、ベーコンを載せ、チリソースをかけてスライスチーズと粒マスタード。
ホットサンドメーカーで挟んで、焚き火にかざす。 シンプルだが、夕焼けと焚き火を眺めながら食べる、熱々のホットサンドの美味い事!
あー、やっぱりキャンプの夜は楽しいなあ!
***
食事を終えても、焚き火を眺めながら、ポツリポツリと交わす短い会話。
静かに、だれも居ない浜の夜は更けていく。
*** 農船が『山伝馬(やまてんま)』なら、シーカヤックは『旅伝馬(たびてんま)』だ! ***
翌朝。 ベーコンエッグとシチュー、ウインナーとパンで、いつものソロツーリングよりはほんの少しばかり豪華な朝食。
食後はコーヒーを飲み、着替える。 二人で分担して荷物を片付け、パッキング。 『さあ、出発しようか!』
まずは大長の漁港へと向かう。 ここは、みかんの出作で有名な『農船』がある港である。
一度、海から見た農船を写真に撮りたかったのだ。 港に入り、農船に近づいていく。 次男に農船の説明をしながら、写真を撮る。
『うん、農船が「山伝馬/やまてんま」なら、シーカヤックは「旅伝馬/たびてんま」だなあ。 ”旅伝馬”。 うん、これは良い呼名かもしれないなあ!』
***
再び出発して、大崎下島の北岸を漕ぎ、豊島と上蒲刈との間の瀬戸を南下。
途中はずっと、南西寄りの向かい風。 きつい向かい風の中、瀬戸内カヤック横断隊と同様、1時間漕いでは5ー10分程度の休憩というペースで漕ぎ続けた。
岡村島を出発してから、ほぼ3時間。 無事に、出発した浜に到着した。
向かい風のパドリングで、筋肉と気力が鍛えられた! 『うん、よく頑張ったなあ。 感心、感心』
春休みのシーカヤックキャンプツーリング。
瀬戸内カヤック横断隊が辿るルートを漕ぎ、豊島のおばあちゃんから聞いた家船での生活のお話や、大崎下島の農船の事を伝え、また御手洗の時計店では、思いがけずも時計にまつわる貴重で興味深いお話を伺う事ができた。
次男と共に、『あるくみるきく_旅するシーカヤック』を実践できた春休みの週末。 充実した、そして意義のある旅だったなあ!
『瀬戸内海洋文化の復興、創造そして継承』
今回の旅のテーマは、瀬戸内カヤック横断隊の意義でもある、『瀬戸内海洋文化の復興、創造そして継承』
***
御手洗の歴史のある時計店で、4代目となる方から次男とともに興味深く、かつ貴重なお話を伺ったあとは、町を散策し、神社へと向かう。
これまでに私は何度もシーカヤックで訪れ、長男や次男の試験の合格祈願をした神社であるが、彼にとっては初めての訪問。 『御手洗』という地名が付けられた由来が記された案内板を熱心に読んでいた。
その後は、みかん畑の間を縫ってオレンジロードへとつながる細い細い山道を、ゼイゼイ言いながら登っていく。
そこからもう一踏ん張り、急な階段を登っていくと、見晴らしの良い展望台へ!
ここからの景色は、御手洗観光の一つのハイライト!
人の居ない静かな山頂で、眼前に広がる360°の瀬戸内の景色を堪能する。 やっぱここは好いなあ。
***
『じゃあ、そろそろ岡村島に行くか』
岡村島の浜に着き、フネを引き上げ、荷物を整理。 テントを張り、着替え、流木を集めると、ビールと飲み物を買い出しに行く。
買い出しから帰ると浜辺に腰掛け、ビールのプルタブをプシュッと開けて、グビリ。 『あー、美味い!!!』
焚き火台をセットし、夕食の準備は完了。 今日は、ホットサンドをメインにしたメニュー。
ウインナーを焚き火で炙る。 皮が破れてホクホクのウインナーに、『海人の藻塩』をパラリ。 串に刺したまま口に運び、『ハフハフ、ぱくり』 『うん、旨い』
焚き火で炙ったウインナーを食べながら、ホットサンドメーカーでホットサンドを作る。
バターを落とし、パンをセット。 野菜を敷いて、ベーコンを載せ、チリソースをかけてスライスチーズと粒マスタード。
ホットサンドメーカーで挟んで、焚き火にかざす。 シンプルだが、夕焼けと焚き火を眺めながら食べる、熱々のホットサンドの美味い事!
あー、やっぱりキャンプの夜は楽しいなあ!
***
食事を終えても、焚き火を眺めながら、ポツリポツリと交わす短い会話。
静かに、だれも居ない浜の夜は更けていく。
*** 農船が『山伝馬(やまてんま)』なら、シーカヤックは『旅伝馬(たびてんま)』だ! ***
翌朝。 ベーコンエッグとシチュー、ウインナーとパンで、いつものソロツーリングよりはほんの少しばかり豪華な朝食。
食後はコーヒーを飲み、着替える。 二人で分担して荷物を片付け、パッキング。 『さあ、出発しようか!』
まずは大長の漁港へと向かう。 ここは、みかんの出作で有名な『農船』がある港である。
一度、海から見た農船を写真に撮りたかったのだ。 港に入り、農船に近づいていく。 次男に農船の説明をしながら、写真を撮る。
『うん、農船が「山伝馬/やまてんま」なら、シーカヤックは「旅伝馬/たびてんま」だなあ。 ”旅伝馬”。 うん、これは良い呼名かもしれないなあ!』
***
再び出発して、大崎下島の北岸を漕ぎ、豊島と上蒲刈との間の瀬戸を南下。
途中はずっと、南西寄りの向かい風。 きつい向かい風の中、瀬戸内カヤック横断隊と同様、1時間漕いでは5ー10分程度の休憩というペースで漕ぎ続けた。
岡村島を出発してから、ほぼ3時間。 無事に、出発した浜に到着した。
向かい風のパドリングで、筋肉と気力が鍛えられた! 『うん、よく頑張ったなあ。 感心、感心』
春休みのシーカヤックキャンプツーリング。
瀬戸内カヤック横断隊が辿るルートを漕ぎ、豊島のおばあちゃんから聞いた家船での生活のお話や、大崎下島の農船の事を伝え、また御手洗の時計店では、思いがけずも時計にまつわる貴重で興味深いお話を伺う事ができた。
次男と共に、『あるくみるきく_旅するシーカヤック』を実践できた春休みの週末。 充実した、そして意義のある旅だったなあ!
『瀬戸内海洋文化の復興、創造そして継承』
2008年3月15日(土) この週末は、久し振りに次男と共にキャンプツーリングに出掛けた。
***
無事、第一希望の高校への入学も決まった春休みの週末。 シースケープポイント5を積んだクルマは蒲刈へと向かう。
少し風はあるが天気は良い。 これくらいなら、漕ぐのには問題なさそうだ。
普段のソロキャンプツーリングに比べるとかなり多いが、それでもこの時期の二人分にしては最小限に抑えた荷物をポイント5にパッキングしていく。
さあ、出発だ!
***
今日は小潮。 潮の影響はほとんどない。
まずは架橋中の豊島大橋を横に見ながら豊島の南端に向かって漕ぎ進み、そこから岸に沿って北上。 豊島と大崎下島との間を結ぶ橋の下にある漁港で一休みする。
この豊島は、『家船の島』として有名な島であり、以前、家船を調査するフィールドワークに来た事がある。
こんなに身近な地元の島に、家船の文化が残っているということは、本当に素晴らしい事である。
漁港に停泊していた『家船』を見ながら、次男に家船の構造や、長期の漁に出かけた時の生活などについて説明する。
***
再び漕ぎ出し、大崎下島の北岸に沿って漕ぎ進み、御手洗へ。
午後1時過ぎ、漕ぎだしてから約2時間半ほどで御手洗に到着した。 『あー、腹減ったなあ』
少し遅いが、お気に入りの食堂でお昼ご飯だ。
少し遅いので、だれも居ない静かな地元の食堂。 お気に入りの『中華そば』を二つ注文した。
うん、この出汁が美味いんだよなあ。 次男も気に入った様子。
***
食事を終えると、街を散策。
ここは、御手洗でも有名な歴史のある時計屋さん。
時計を修理する作業場や、ショーウインドウの時計を眺めていると、おじさんに話しかけられた。 『どこから来たん?』
『こんにちは。 今日は、蒲刈から来たんです。 次男が春休みなんで、二人でシーカヤックを漕いで来たんですよ』 『ああ、そう。 カヌーで!』 『ええ、そうなんです』
『今日は今から帰るの?』 『今日は、今から岡村島でキャンプの予定です』
***
『さっき、修理する作業場を見させていただきましたが、すごいですね』 すると、『ちょっとこっちに入りなさい』と、店内に入れていただいた。
『この大時計がねえ、もう150年前の時計なんよ』 歴史を感じさせる、だが、整然と整理整頓された店内に、ひときわ存在感を醸し出している大時計。
この時計屋さんは有名なので、様々な雑誌やテレビ番組で紹介されている。 4代目というご主人に、雑誌の記事を見せていただいたり、様々な時計の話、スイスやアメリカでの時計産業の歴史について、そして100年前にスイスから送られて来たと言う、今でも色褪せていない昔のポスターなどなどについて、次男と一緒に貴重な話を聞かせていただく。
それにしてもスゴい。 深くて幅広い知識。 次男も、感心しながら話を聞いていた。
↑ 70年前に日本で制作されたと言う、アナログな機構を利用した初めてのデジタル時計。 でも、何時まであと何分というのが直感的に分かりにくいので、売れなかったそうな。
『ありがとうございました。 本当に興味深く、貴重なお話を聞かせていただいて、楽しかったです』 『じゃあ、気をつけて』
今日は、次男と一緒に『あるくみるきく_旅するシーカヤック』となった。 うれしいなあ!
***
街の散策を終えると、みかん畑の中にある急な山道を登り、展望台へ。
ゼイゼイ言いながら、階段を上り詰めると、展望が開ける。 うん、やっぱり御手洗に来たらここだよなあ。
次男も、ここからの景色は気に入った様子。 しばし休憩し、360°の瀬戸内の景色を楽しむ。
***
『今日は、家船も見たし、御手洗の中華そばも食べたし、時計屋さんに貴重なお話も聞けたし、好い一日だったなあ』 ようし、じゃあそろそろ岡村島に行くか!
***
無事、第一希望の高校への入学も決まった春休みの週末。 シースケープポイント5を積んだクルマは蒲刈へと向かう。
少し風はあるが天気は良い。 これくらいなら、漕ぐのには問題なさそうだ。
普段のソロキャンプツーリングに比べるとかなり多いが、それでもこの時期の二人分にしては最小限に抑えた荷物をポイント5にパッキングしていく。
さあ、出発だ!
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今日は小潮。 潮の影響はほとんどない。
まずは架橋中の豊島大橋を横に見ながら豊島の南端に向かって漕ぎ進み、そこから岸に沿って北上。 豊島と大崎下島との間を結ぶ橋の下にある漁港で一休みする。
この豊島は、『家船の島』として有名な島であり、以前、家船を調査するフィールドワークに来た事がある。
こんなに身近な地元の島に、家船の文化が残っているということは、本当に素晴らしい事である。
漁港に停泊していた『家船』を見ながら、次男に家船の構造や、長期の漁に出かけた時の生活などについて説明する。
***
再び漕ぎ出し、大崎下島の北岸に沿って漕ぎ進み、御手洗へ。
午後1時過ぎ、漕ぎだしてから約2時間半ほどで御手洗に到着した。 『あー、腹減ったなあ』
少し遅いが、お気に入りの食堂でお昼ご飯だ。
少し遅いので、だれも居ない静かな地元の食堂。 お気に入りの『中華そば』を二つ注文した。
うん、この出汁が美味いんだよなあ。 次男も気に入った様子。
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食事を終えると、街を散策。
ここは、御手洗でも有名な歴史のある時計屋さん。
時計を修理する作業場や、ショーウインドウの時計を眺めていると、おじさんに話しかけられた。 『どこから来たん?』
『こんにちは。 今日は、蒲刈から来たんです。 次男が春休みなんで、二人でシーカヤックを漕いで来たんですよ』 『ああ、そう。 カヌーで!』 『ええ、そうなんです』
『今日は今から帰るの?』 『今日は、今から岡村島でキャンプの予定です』
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『さっき、修理する作業場を見させていただきましたが、すごいですね』 すると、『ちょっとこっちに入りなさい』と、店内に入れていただいた。
『この大時計がねえ、もう150年前の時計なんよ』 歴史を感じさせる、だが、整然と整理整頓された店内に、ひときわ存在感を醸し出している大時計。
この時計屋さんは有名なので、様々な雑誌やテレビ番組で紹介されている。 4代目というご主人に、雑誌の記事を見せていただいたり、様々な時計の話、スイスやアメリカでの時計産業の歴史について、そして100年前にスイスから送られて来たと言う、今でも色褪せていない昔のポスターなどなどについて、次男と一緒に貴重な話を聞かせていただく。
それにしてもスゴい。 深くて幅広い知識。 次男も、感心しながら話を聞いていた。
↑ 70年前に日本で制作されたと言う、アナログな機構を利用した初めてのデジタル時計。 でも、何時まであと何分というのが直感的に分かりにくいので、売れなかったそうな。
『ありがとうございました。 本当に興味深く、貴重なお話を聞かせていただいて、楽しかったです』 『じゃあ、気をつけて』
今日は、次男と一緒に『あるくみるきく_旅するシーカヤック』となった。 うれしいなあ!
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街の散策を終えると、みかん畑の中にある急な山道を登り、展望台へ。
ゼイゼイ言いながら、階段を上り詰めると、展望が開ける。 うん、やっぱり御手洗に来たらここだよなあ。
次男も、ここからの景色は気に入った様子。 しばし休憩し、360°の瀬戸内の景色を楽しむ。
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『今日は、家船も見たし、御手洗の中華そばも食べたし、時計屋さんに貴重なお話も聞けたし、好い一日だったなあ』 ようし、じゃあそろそろ岡村島に行くか!
MacBookに保存してあるお気に入りの写真。
↑ 10年ほど前、初めて訪れた沖縄。 フェザークラフトで行く、那覇ー慶良間、アイランドホッピングツアー。
↑ まだ小学生だった長男と一緒に、雨の後の増水した江ノ川を下る。 長男にとっては、今でも懐かしく、かつ強烈な想い出となっているようだ。
↑ 尺取り虫方式での瀬戸内横断ゴールとなった関門橋。 この一連の旅は、私の旅するシーカヤックの原点となった。
↑ 兵庫県の家島から山口県の下関まで尺取り虫方式での瀬戸内横断を終え、そこからは友人の発案で、日本海を北上していく『古代人ツアー』が始まった。 北前船を辿る旅。 日本海の小さいが風情があり人情にあふれた漁港でお世話になりながらの旅は、『あるくみるきく_旅するシーカヤック』へとつながっていった。 土井が浜にて。
↑ 昨年秋で5年目を迎えた『瀬戸内カヤック横断隊』 リアルなフィールドでの、実践版シーカヤックアカデミー。 瀬戸内海洋文化の復興と創造、そして継承。
↑ 瀬戸内に浮かぶ、お気に入りの島。 瀬戸内海は、一年中、四季折々の景色の中で海旅が楽しめる、日本でも有数のシーカヤックツーリングエリアだと思う。 島はタイムカプセル。 それぞれの島には、異なった歴史と文化が残っている。
↑ 10年ほど前、初めて訪れた沖縄。 フェザークラフトで行く、那覇ー慶良間、アイランドホッピングツアー。
↑ まだ小学生だった長男と一緒に、雨の後の増水した江ノ川を下る。 長男にとっては、今でも懐かしく、かつ強烈な想い出となっているようだ。
↑ 尺取り虫方式での瀬戸内横断ゴールとなった関門橋。 この一連の旅は、私の旅するシーカヤックの原点となった。
↑ 兵庫県の家島から山口県の下関まで尺取り虫方式での瀬戸内横断を終え、そこからは友人の発案で、日本海を北上していく『古代人ツアー』が始まった。 北前船を辿る旅。 日本海の小さいが風情があり人情にあふれた漁港でお世話になりながらの旅は、『あるくみるきく_旅するシーカヤック』へとつながっていった。 土井が浜にて。
↑ 昨年秋で5年目を迎えた『瀬戸内カヤック横断隊』 リアルなフィールドでの、実践版シーカヤックアカデミー。 瀬戸内海洋文化の復興と創造、そして継承。
↑ 瀬戸内に浮かぶ、お気に入りの島。 瀬戸内海は、一年中、四季折々の景色の中で海旅が楽しめる、日本でも有数のシーカヤックツーリングエリアだと思う。 島はタイムカプセル。 それぞれの島には、異なった歴史と文化が残っている。
2008年3月9日(日) 今日は、最近免許を取ったばかりの長男と、ロードスターでドライブに出掛ける事にした。
↑ 『中国山地のワインディングとロードスター』 これは、昨年妻とドライブに出掛けた時の写真
***
朝。 まずは近くの工業団地に行き、先週の課題だった『スタート時の半クラ』の感触を確認。
さすがに2回目となると慣れたようで、危なげのない発進になった。 坂道発進もOK。
じゃあ、出発だ!
↑ これは、先週長男と出掛けた時の『海沿いのワインディングとロードスター』
街を抜け、郊外の海沿いの道を、屋根を開けたロードスターで駆けていく。
自分が運転していないのは不思議な気分だが、それはそれで、なんとなくうれしい気分。
***
昼前になったので、お昼ご飯を食べに戻ろうと、いったんコンビニの駐車場に入る。
缶コーヒーを飲んで一休みし、長男に引き続き運転を任せ、出発するためバックで方向転換していると、一人のおじさんがにこにこしながら近づいて来た。
『おー、これは寒うないんか?』と、おじさん。 『ええ、ヒーターを入れていると暖かいもんですよ』と、私。
『ほお、そうかそうか』 『じゃあ、失礼します』
おじさんは、笑顔で見送ってくださった。
***
お昼ご飯は、『ムツゴロウラーメン』 ここのラーメンがおいしいのだ。
到着したのは開店寸前。 しばらく待ち、暖簾が掛かったところで店に入る。 今日は一番乗りだ。
カウンターに並んで腰掛け、『ムツゴロウラーメン、二つお願いします』
待っている間にも、お客さんはどんどんと増え、すでにカウンターはほぼ満席状態。 やっぱり人気があるんだなあ。
二人でラーメンを食べていると、店のご主人から『ところで、オープンカーって寒くないんですか?』と話しかけられた。
そうか、店の前でクルマを停めて、開店時間を確認しているときに見ておられたんだな。
『ええ、寒くないんですよ。 というか、ヒーターを入れると暑いくらいになることもあるんです』
『夏は大変なんでしょうね?』 『ええ、冬よりは夏が厳しいですね。 屋根を開けていると、エアコンも効きませんし、直射日光がビシバシと刺してきますからねえ』
『オープンカー、欲しいんですよ!』 『そうなんですか。 好いですよー!』 『そうですよねえ』
その後も、奥の方で、『安い中古でいいんだけどなあ』 『オープンカー欲しいよなあ』と、他の店員さんと話しておられる声が聞こえてくる。
再び、『お客さんのは屋根は自動ですか』 『いいえ、手で開けるやつなんですよ。 でも、一瞬です』
『本当に好いですよ。 ぜひ! 人生の楽しみが、確実に一つ増えますよー』
***
おいしい『ムツゴロウラーメン』を食べ、汁まで全て飲み干すと体が温まり、二人とも汗が吹き出してくる。 ああ、旨かった。
『ごちそうさまでした』と店を出て、ロードスターに乗り込もうとすると、店のご主人が出て来られた。
これは、やっぱり屋根を開けるところが気になるんだろうなあ。
ドアを開け、乗り込み、内側から指差しながら『ここと、ここに、金具があるんですよ。 これを、こうやって外して、こう押すと』 そう、屋根が一瞬のうちに開くのである。
『ね、簡単でしょう?』 『うんうん』
そして、閉める時は、と言って外に出て、『ここをこう持って、こうすると』 一瞬でクローズ状態に。 『なるほど』
***
『じゃあ、帰ります。 本当においしかったです。 ごちそうさまでした!』
ロードスターでオープンドライブ。 屋根を開けていたおかげで、二人の方との思いがけない出会いがあった。
やっぱ、オープンでしょう!
↑ 『中国山地のワインディングとロードスター』 これは、昨年妻とドライブに出掛けた時の写真
***
朝。 まずは近くの工業団地に行き、先週の課題だった『スタート時の半クラ』の感触を確認。
さすがに2回目となると慣れたようで、危なげのない発進になった。 坂道発進もOK。
じゃあ、出発だ!
↑ これは、先週長男と出掛けた時の『海沿いのワインディングとロードスター』
街を抜け、郊外の海沿いの道を、屋根を開けたロードスターで駆けていく。
自分が運転していないのは不思議な気分だが、それはそれで、なんとなくうれしい気分。
***
昼前になったので、お昼ご飯を食べに戻ろうと、いったんコンビニの駐車場に入る。
缶コーヒーを飲んで一休みし、長男に引き続き運転を任せ、出発するためバックで方向転換していると、一人のおじさんがにこにこしながら近づいて来た。
『おー、これは寒うないんか?』と、おじさん。 『ええ、ヒーターを入れていると暖かいもんですよ』と、私。
『ほお、そうかそうか』 『じゃあ、失礼します』
おじさんは、笑顔で見送ってくださった。
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お昼ご飯は、『ムツゴロウラーメン』 ここのラーメンがおいしいのだ。
到着したのは開店寸前。 しばらく待ち、暖簾が掛かったところで店に入る。 今日は一番乗りだ。
カウンターに並んで腰掛け、『ムツゴロウラーメン、二つお願いします』
待っている間にも、お客さんはどんどんと増え、すでにカウンターはほぼ満席状態。 やっぱり人気があるんだなあ。
二人でラーメンを食べていると、店のご主人から『ところで、オープンカーって寒くないんですか?』と話しかけられた。
そうか、店の前でクルマを停めて、開店時間を確認しているときに見ておられたんだな。
『ええ、寒くないんですよ。 というか、ヒーターを入れると暑いくらいになることもあるんです』
『夏は大変なんでしょうね?』 『ええ、冬よりは夏が厳しいですね。 屋根を開けていると、エアコンも効きませんし、直射日光がビシバシと刺してきますからねえ』
『オープンカー、欲しいんですよ!』 『そうなんですか。 好いですよー!』 『そうですよねえ』
その後も、奥の方で、『安い中古でいいんだけどなあ』 『オープンカー欲しいよなあ』と、他の店員さんと話しておられる声が聞こえてくる。
再び、『お客さんのは屋根は自動ですか』 『いいえ、手で開けるやつなんですよ。 でも、一瞬です』
『本当に好いですよ。 ぜひ! 人生の楽しみが、確実に一つ増えますよー』
***
おいしい『ムツゴロウラーメン』を食べ、汁まで全て飲み干すと体が温まり、二人とも汗が吹き出してくる。 ああ、旨かった。
『ごちそうさまでした』と店を出て、ロードスターに乗り込もうとすると、店のご主人が出て来られた。
これは、やっぱり屋根を開けるところが気になるんだろうなあ。
ドアを開け、乗り込み、内側から指差しながら『ここと、ここに、金具があるんですよ。 これを、こうやって外して、こう押すと』 そう、屋根が一瞬のうちに開くのである。
『ね、簡単でしょう?』 『うんうん』
そして、閉める時は、と言って外に出て、『ここをこう持って、こうすると』 一瞬でクローズ状態に。 『なるほど』
***
『じゃあ、帰ります。 本当においしかったです。 ごちそうさまでした!』
ロードスターでオープンドライブ。 屋根を開けていたおかげで、二人の方との思いがけない出会いがあった。
やっぱ、オープンでしょう!
2008年3月8日(土)
今日は朝から快晴。 せっかくなのでキャプツーリングといきたいところだが、夜は家族と過ごす大事な予定が入っているので、日帰りツーリングに出掛けることとした。
***
シーカヤックを浜に下ろし、荷物をパッキング。 とは言っても日帰りツーリングなので、安全装備と水、お昼ご飯の食材、そしてトランギアのストームクッカー。 最小限の荷物。
風もなく、海は穏やか。 最高のツーリング日和である。
***
今日の目的地は、『亀ヶ首』 ここは戦争中には砲弾の試射場があった場所であり、今でも当時の建物や施設の残骸が残っている。
ここを訪れるのは、久し振りだ。
今日はたっぷりと時間があるので、ちょっとだけ遠回りして、情島の外側を通っていくルートを選択。
春の穏やかな瀬戸内海。 ポカポカと暖かい日差しを浴びながら、快適なパドリング。
情島の東岸を南下し、南端の岬へ。 ここでフネを停め、コックピットから水筒を取り出し、暖かい紅茶を飲む。
紅茶をすすりつつ、島の浜や林を観察し、瀬戸内の海を眺め、しばしの休憩。
さて、そろそろ行くか! そこから一直線に『亀ヶ首』を目指す。
***
まだ若干潮が動いており、ここでは逆潮。 少しパドリングは重いが、ちょうど良い肩慣らしだ。
お気に入りのアークティックウインドで、一漕ぎ一漕ぎしっかりとキャッチの感触を確かめつつ、横断隊ペースで漕ぎ進む。
***
亀が首の湾内の浜に到着。 シーカヤックを引き揚げ、少し歩いてみた。
以前来た時は、草も刈ってあり、案内板もいくつも立っていたのだが、さすがに今の季節は地元の方も手入れをされていないようで、草が伸び放題。 火薬庫跡や、食事をした場所の跡などを見学したが、あまり奥には入ることができず、浜に戻る。
***
ストームクッカーを取り出し、お湯を沸かす。 今日のお昼ご飯は、うどん。
いつもお世話になっている、『リューオー食品のうどん』 今日は、これにインスタントの豚汁を加えて、豚汁うどん。
こうすると、具沢山になるうえ、味噌で体が温まり、この時期のツーリングにぴったりだ。
うどんを食べ終わると、再びお湯を沸かし、コーヒーをいれる。 春の瀬戸内を眺めつつ、コーヒーを啜る。
***
結局、1時間ほど浜でのんびりと過ごし、再び出発。
快調に漕ぎ進み、情島を越える。 ここから少し、南風が出て来た。 うん、良いタイミングで戻って来たようだ。
無事、出発した浜に到着。
快晴の空の下、春の穏やかな瀬戸内を堪能した、のんびりまったり日帰りツーリング。
でもやっぱり、キャンプツーリングに行きたいなあ!
今日は朝から快晴。 せっかくなのでキャプツーリングといきたいところだが、夜は家族と過ごす大事な予定が入っているので、日帰りツーリングに出掛けることとした。
***
シーカヤックを浜に下ろし、荷物をパッキング。 とは言っても日帰りツーリングなので、安全装備と水、お昼ご飯の食材、そしてトランギアのストームクッカー。 最小限の荷物。
風もなく、海は穏やか。 最高のツーリング日和である。
***
今日の目的地は、『亀ヶ首』 ここは戦争中には砲弾の試射場があった場所であり、今でも当時の建物や施設の残骸が残っている。
ここを訪れるのは、久し振りだ。
今日はたっぷりと時間があるので、ちょっとだけ遠回りして、情島の外側を通っていくルートを選択。
春の穏やかな瀬戸内海。 ポカポカと暖かい日差しを浴びながら、快適なパドリング。
情島の東岸を南下し、南端の岬へ。 ここでフネを停め、コックピットから水筒を取り出し、暖かい紅茶を飲む。
紅茶をすすりつつ、島の浜や林を観察し、瀬戸内の海を眺め、しばしの休憩。
さて、そろそろ行くか! そこから一直線に『亀ヶ首』を目指す。
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まだ若干潮が動いており、ここでは逆潮。 少しパドリングは重いが、ちょうど良い肩慣らしだ。
お気に入りのアークティックウインドで、一漕ぎ一漕ぎしっかりとキャッチの感触を確かめつつ、横断隊ペースで漕ぎ進む。
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亀が首の湾内の浜に到着。 シーカヤックを引き揚げ、少し歩いてみた。
以前来た時は、草も刈ってあり、案内板もいくつも立っていたのだが、さすがに今の季節は地元の方も手入れをされていないようで、草が伸び放題。 火薬庫跡や、食事をした場所の跡などを見学したが、あまり奥には入ることができず、浜に戻る。
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ストームクッカーを取り出し、お湯を沸かす。 今日のお昼ご飯は、うどん。
いつもお世話になっている、『リューオー食品のうどん』 今日は、これにインスタントの豚汁を加えて、豚汁うどん。
こうすると、具沢山になるうえ、味噌で体が温まり、この時期のツーリングにぴったりだ。
うどんを食べ終わると、再びお湯を沸かし、コーヒーをいれる。 春の瀬戸内を眺めつつ、コーヒーを啜る。
***
結局、1時間ほど浜でのんびりと過ごし、再び出発。
快調に漕ぎ進み、情島を越える。 ここから少し、南風が出て来た。 うん、良いタイミングで戻って来たようだ。
無事、出発した浜に到着。
快晴の空の下、春の穏やかな瀬戸内を堪能した、のんびりまったり日帰りツーリング。
でもやっぱり、キャンプツーリングに行きたいなあ!
2008年3月2日(日)
長男が運転免許を取り、今日初めて家のクルマを運転することとなった。
せっかくなので、マニュアルトランスミッションのクルマから運転させようと、まずはロードスターへ。
初心者マークを取り付けようとしたが、上手く付かない。 ???
あ、そうだ! ロードスターのボンネットは、アルミだった。 無事、前後に貼付け、屋根を開けて出発!
***
まずは、休日でクルマの少ない工業団地で肩ならしし、海沿いの道へと向かう。
妻もほとんど運転しないので私は運転席専門だから、助手席から眺めるオープンカーの景色が新鮮だ。
長男は、教習車と感じが全然違うと言う事で発進時の半クラに苦労していたが、走り始めたら安定している。
まだまだ、シフトチェンジを楽しみながらオープンドライブを満喫するような余裕はなさそうだが、まだまだ先は長い。 これから慣れていけばいいよ。
1時間ほど運転し、車を停めて休憩。 自動販売機で缶コーヒーを買い、二人で飲む。
うん、この前まで子供だと思っていたが、もう運転できる年になったんだなあ。 感慨深い。
***
家に帰り、少し休憩して、今度はワゴンに乗り換える。 こちらはAT車なので、何の問題も無いだろう。
受験勉強中の次男を留守番に残し、長男と妻、私の3人でドライブに出かけた。 目的地は、海沿いにある料理の美味いドライブイン。
やや緊張気味ながらも、安全運転に徹して、安定した走り。 免許を取って初めてとなる家のクルマでのドライブにしては、なかなか好い感じだ。
海沿いの快適なドライブを楽しみ、目的地のドライブインに無事到着。
今のシーズンは、やっぱり『かき、牡蠣、カキ』
長男は好物のカツ丼だが、私はやっぱりカキ丼。
妻はカキフライ定食。
***
カキ丼。 カキを噛みしめると、程良い火の通り加減で、カキの旨味が口中に広がる。 『うん、こりゃあ美味い』
妻と息子にも、カキ丼をお裾分け。
カキフライ定食は、大粒のカキフライがたっぷり。 これまた、衣はサクサク、中はトロリと良い味だ。
やっぱり、ここに来て正解だった。
***
帰りには、セルフスタンドでの給油方法を教え、途中で買い物もしながら無事、家に帰り着いた。
お疲れさま!
これから、家族でドライブする楽しみが、また一つ増えた。
長男が運転免許を取り、今日初めて家のクルマを運転することとなった。
せっかくなので、マニュアルトランスミッションのクルマから運転させようと、まずはロードスターへ。
初心者マークを取り付けようとしたが、上手く付かない。 ???
あ、そうだ! ロードスターのボンネットは、アルミだった。 無事、前後に貼付け、屋根を開けて出発!
***
まずは、休日でクルマの少ない工業団地で肩ならしし、海沿いの道へと向かう。
妻もほとんど運転しないので私は運転席専門だから、助手席から眺めるオープンカーの景色が新鮮だ。
長男は、教習車と感じが全然違うと言う事で発進時の半クラに苦労していたが、走り始めたら安定している。
まだまだ、シフトチェンジを楽しみながらオープンドライブを満喫するような余裕はなさそうだが、まだまだ先は長い。 これから慣れていけばいいよ。
1時間ほど運転し、車を停めて休憩。 自動販売機で缶コーヒーを買い、二人で飲む。
うん、この前まで子供だと思っていたが、もう運転できる年になったんだなあ。 感慨深い。
***
家に帰り、少し休憩して、今度はワゴンに乗り換える。 こちらはAT車なので、何の問題も無いだろう。
受験勉強中の次男を留守番に残し、長男と妻、私の3人でドライブに出かけた。 目的地は、海沿いにある料理の美味いドライブイン。
やや緊張気味ながらも、安全運転に徹して、安定した走り。 免許を取って初めてとなる家のクルマでのドライブにしては、なかなか好い感じだ。
海沿いの快適なドライブを楽しみ、目的地のドライブインに無事到着。
今のシーズンは、やっぱり『かき、牡蠣、カキ』
長男は好物のカツ丼だが、私はやっぱりカキ丼。
妻はカキフライ定食。
***
カキ丼。 カキを噛みしめると、程良い火の通り加減で、カキの旨味が口中に広がる。 『うん、こりゃあ美味い』
妻と息子にも、カキ丼をお裾分け。
カキフライ定食は、大粒のカキフライがたっぷり。 これまた、衣はサクサク、中はトロリと良い味だ。
やっぱり、ここに来て正解だった。
***
帰りには、セルフスタンドでの給油方法を教え、途中で買い物もしながら無事、家に帰り着いた。
お疲れさま!
これから、家族でドライブする楽しみが、また一つ増えた。
2008年3月1日(土)
今日は、夕方から呉の広にある、おでんの『あわもり』に行ってみた。
***
ここは、2年くらい前から時々訪れるようになった『おでんや』さんであり、昭和の匂いのする、お好みの飲み屋さんである。
年期を感じさせる鍋で煮込まれるおでん。
すべて、一串90円。 ビール大瓶500円。 泡盛が小さなグラス一杯で160円。
涙ものの安さである。
カウンターに陣取って、最初に注文するのは、ビールと『かわ』
この皮が、ネットリ、ムッチリ、ホッコリとおいしいのだ。
***
皿に載せられた、アツアツの皮に塩をパラリと振り、カラシを付けて口に運ぶ。
噛みしめると、ほどよい噛み応え。 そして、口の中で脂ののった皮が溶けていく。 カラシが程よい刺激。 あー、たまらん。
口に残ったかすかな油分を、ビールでサラリと流す。
***
スジ肉、『肉の多い部分でお願いします』 厚揚げ、『しっかりと煮込まれたヤツを』
再びスジ肉、『柔らかい所を』
しこしこのコンニャク。 ホクホクのジャガイモ。 味のしっかりと滲みた蒲鉾。 などなど。
ビール。 熱燗。 泡盛。
***
あー、満足した! これで、¥2000-でおつりが来るのである。 感涙!
呉の泡盛。 昭和の匂いのする『おでんやさん』 最高!
今日は、夕方から呉の広にある、おでんの『あわもり』に行ってみた。
***
ここは、2年くらい前から時々訪れるようになった『おでんや』さんであり、昭和の匂いのする、お好みの飲み屋さんである。
年期を感じさせる鍋で煮込まれるおでん。
すべて、一串90円。 ビール大瓶500円。 泡盛が小さなグラス一杯で160円。
涙ものの安さである。
カウンターに陣取って、最初に注文するのは、ビールと『かわ』
この皮が、ネットリ、ムッチリ、ホッコリとおいしいのだ。
***
皿に載せられた、アツアツの皮に塩をパラリと振り、カラシを付けて口に運ぶ。
噛みしめると、ほどよい噛み応え。 そして、口の中で脂ののった皮が溶けていく。 カラシが程よい刺激。 あー、たまらん。
口に残ったかすかな油分を、ビールでサラリと流す。
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スジ肉、『肉の多い部分でお願いします』 厚揚げ、『しっかりと煮込まれたヤツを』
再びスジ肉、『柔らかい所を』
しこしこのコンニャク。 ホクホクのジャガイモ。 味のしっかりと滲みた蒲鉾。 などなど。
ビール。 熱燗。 泡盛。
***
あー、満足した! これで、¥2000-でおつりが来るのである。 感涙!
呉の泡盛。 昭和の匂いのする『おでんやさん』 最高!
2008年2月24日(日)
朝、旅館の布団の中で目を覚ました。 どうやら風の音は聞こえてこない。 静かな朝。
外はまだ薄暗いが、カーテンを開けて外を覗くと??? ん、屋根が白い。。。
家の屋根や、クルマのルーフの上に雪が積もっている! おー、雪だ。
***
ゆっくりと朝風呂に入り、体を伸ばす。 どうやらこれなら、海に出られそうだ。 良かった。
五さん、レ隊長さんとともに朝食を食べつつ、海図を広げ、確認した風向きをもとに今日のコースを決めていく。
食事を終え、荷物をまとめ、下に降りる。 すると旅館の女将さんが、『今日は漕ぐの?』 『ええ、今日は風が無いんで出られそうです』と私。
『それにしても、暖かい島で雪が積もっているなんて、驚きました』 『ここらはね、暖かいから珍しいよ。 積もったのは3年ぶりくらいかねえ』
その後も、気さくな女将さんから、この辺りの話を聞かせていただいた。
一つ一つ石を肩に担いで運び、長い年月を掛けて作り上げた鹿島の段々畑の事。 石を運ぶために、地元の人たちにはみんな『荷ないコブ』ができていたという話。 海水が押し寄せて被害を受けたと言う数年前の台風の事。
風待ち、潮待ちの港であった室尾では、三味線が盛んだった事。 今でもその伝統を残そうという活動が続いていること、などなど。
この辺りには、まだまだ面白そうな話が残っていそうだな。 これはまた調査に来ねば!
『お世話になりました。 また、泊まりに来ます』 『気をつけて』
***
クルマで出発予定地に移動し、出艇の準備を開始。 空気こそ冷たいものの、昨日の嵐のような風は治まり、海は穏やかだ。
『風もないので、情島の外側を回っていきましょう』 海に漕ぎだし、情島の北端を目指して漕ぎ進んでいく。 『今日は出られて良かったですねえ』
情島の北岸から東側の海岸に沿って南下。 情島の歴史や今の島の生活に付いてお話ししながら、漕ぎ進む。 風も波もなく、時々日も射す、穏やかなツーリング日和である。
『じゃあ、ここから、小情島、鈴鹿島を通って、湾内に入っていきます』
***
お気に入りの小さな入り江を漕ぎ、誰もいない静かな浜へ。 ここまで、1時間ちょっとのパドリング。
シーカヤックを引き揚げると、流木を集める。 タンデム艇に積んで来た焚き火台をセットし、火を熾す。
今日のお昼ご飯は、五さんが『パエリア』をつくってくださるそうだ。 これはスゴい。
本土の方で降っていた雪が次第に南下し、この浜でも雪がチラつき始めた。 雪がちらつく中、シーカヤックを漕いで海を渡り、だれも居ない静かな浜で火を熾し、焚き火でパエリアを作って食す。 これぞ『酔狂!』 大人の遊びである。
火に当たりながら、パエリアができるのを待つ。 水分がなくなったら、落とし蓋をして数分待つと完成!
なんともウマそうだ。
『いただきます』 ハフハフ、モグモグ 『うん、ウマい』
スープは、インスタントだが具もたっぷりで本格的な『トムヤンクン』 これまた、体が胃袋から温まる。
食後はコーヒーを飲み、『ごちそうさまでした』
***
じゃあ、そろそろ帰りますか。
荷物をパッキングし、再び漕ぎだし、出発した浜へと戻った。
『昨日はどうなるかと思いましたが、海に出られて良かったですね』 『ほんと、昨日は観光、今日はシーカヤックツーリング。 なかなか良かったですよ』 『もっと良い所がありますから、またぜひ遊びに来てください』
土曜日は、呉、江田島、倉橋島の歴史と味覚を堪能する旅。 今日、日曜日は、冬の瀬戸内を楽しむゆったりのんびり、日帰りツーリング。
良い週末だった!
朝、旅館の布団の中で目を覚ました。 どうやら風の音は聞こえてこない。 静かな朝。
外はまだ薄暗いが、カーテンを開けて外を覗くと??? ん、屋根が白い。。。
家の屋根や、クルマのルーフの上に雪が積もっている! おー、雪だ。
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ゆっくりと朝風呂に入り、体を伸ばす。 どうやらこれなら、海に出られそうだ。 良かった。
五さん、レ隊長さんとともに朝食を食べつつ、海図を広げ、確認した風向きをもとに今日のコースを決めていく。
食事を終え、荷物をまとめ、下に降りる。 すると旅館の女将さんが、『今日は漕ぐの?』 『ええ、今日は風が無いんで出られそうです』と私。
『それにしても、暖かい島で雪が積もっているなんて、驚きました』 『ここらはね、暖かいから珍しいよ。 積もったのは3年ぶりくらいかねえ』
その後も、気さくな女将さんから、この辺りの話を聞かせていただいた。
一つ一つ石を肩に担いで運び、長い年月を掛けて作り上げた鹿島の段々畑の事。 石を運ぶために、地元の人たちにはみんな『荷ないコブ』ができていたという話。 海水が押し寄せて被害を受けたと言う数年前の台風の事。
風待ち、潮待ちの港であった室尾では、三味線が盛んだった事。 今でもその伝統を残そうという活動が続いていること、などなど。
この辺りには、まだまだ面白そうな話が残っていそうだな。 これはまた調査に来ねば!
『お世話になりました。 また、泊まりに来ます』 『気をつけて』
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クルマで出発予定地に移動し、出艇の準備を開始。 空気こそ冷たいものの、昨日の嵐のような風は治まり、海は穏やかだ。
『風もないので、情島の外側を回っていきましょう』 海に漕ぎだし、情島の北端を目指して漕ぎ進んでいく。 『今日は出られて良かったですねえ』
情島の北岸から東側の海岸に沿って南下。 情島の歴史や今の島の生活に付いてお話ししながら、漕ぎ進む。 風も波もなく、時々日も射す、穏やかなツーリング日和である。
『じゃあ、ここから、小情島、鈴鹿島を通って、湾内に入っていきます』
***
お気に入りの小さな入り江を漕ぎ、誰もいない静かな浜へ。 ここまで、1時間ちょっとのパドリング。
シーカヤックを引き揚げると、流木を集める。 タンデム艇に積んで来た焚き火台をセットし、火を熾す。
今日のお昼ご飯は、五さんが『パエリア』をつくってくださるそうだ。 これはスゴい。
本土の方で降っていた雪が次第に南下し、この浜でも雪がチラつき始めた。 雪がちらつく中、シーカヤックを漕いで海を渡り、だれも居ない静かな浜で火を熾し、焚き火でパエリアを作って食す。 これぞ『酔狂!』 大人の遊びである。
火に当たりながら、パエリアができるのを待つ。 水分がなくなったら、落とし蓋をして数分待つと完成!
なんともウマそうだ。
『いただきます』 ハフハフ、モグモグ 『うん、ウマい』
スープは、インスタントだが具もたっぷりで本格的な『トムヤンクン』 これまた、体が胃袋から温まる。
食後はコーヒーを飲み、『ごちそうさまでした』
***
じゃあ、そろそろ帰りますか。
荷物をパッキングし、再び漕ぎだし、出発した浜へと戻った。
『昨日はどうなるかと思いましたが、海に出られて良かったですね』 『ほんと、昨日は観光、今日はシーカヤックツーリング。 なかなか良かったですよ』 『もっと良い所がありますから、またぜひ遊びに来てください』
土曜日は、呉、江田島、倉橋島の歴史と味覚を堪能する旅。 今日、日曜日は、冬の瀬戸内を楽しむゆったりのんびり、日帰りツーリング。
良い週末だった!