2017年12月30日(土) 昨日はどんよりと曇っていたのだが、今日は晴れて風は弱い予報。
昼からは、牡蠣を買い出しに行くというお使いがあるのだが、午前中は空いているので今年最後のお散歩ツーリングに出かけることにした。
***
クルマを走らせ、最初の候補地に行ってみると、少し風があってあまり楽しくなさそうな雰囲気。
『じゃあ』ということで、別のお気に入りの出艇地へと向かう。
今日のお供も、最近はいつも積みっぱなしにしている『ウィルダネスシステム』の『ケープホーン』
すごい特徴があるというシーカヤックではないのだが、ここ数年のお気に入り。
***
マルチチャインの船底を持ち、5mを切る扱い易いサイズのポリ艇である。
ラダーがあまり好きではない俺は取り外しているが、キールが効いているように見えるスタイルから受ける印象に比べて操作性が良いので、全く問題なく快適にツーリングを楽しめている。
ポリ艇なので重量は重いのだが、FRP艇と違ってあまりハンドリングに気を使わなくて良いので、荒れた浜からの出艇や上陸も心配ない。
またその重量もあって、空荷の日帰りツーリングでも船が沈むので安定性が高く、多少荒れてきても安心して漕ぎ進むことができるのもメリットの一つ。
20数年前に使っていた、ポリ艇のスペクトラムなどは剛性が低く、夏になると高い気温で艇がグニャリと曲がってしまっていたものだが、この艇ではそんなこともないのである。
多少スピードは遅いかもしれないが、レースに出る訳でも、人と競ってツーリングする訳でもない、ソロツーリングが基本の俺にはぴったりの艇なのだ。
***
今日は晴れの予報だが、朝はまだまだ雲も広がっており、少し暗めの冬のツーリングの雰囲気である。
それでも風もほとんどなく、今年最後のお散歩ツーリングは楽しめそうである。
パドルはお気に入りのアークティックウインド。
さすがに冬なので、グローブも準備する。
ウエアは、コーカタットのドライスーツ。
運転してきた服の上からドライスーツを着れば、冬の海に漕ぎ出せるのだから、こんなに便利で楽な装備はない。
少々費用はかさむが、その利便性と快適性を考えれば、リーズナブルなコストパフォーマンス。
***
お気に入りの海に漕ぎだす。
浜には他に誰もおらず、静かな芸予諸島の海を独り占め。
冬のツーリングのお供として、ポットにつめた熱いお茶は欠かせない。
俺は、象印のポットがお気に入り。
保温性が高く、かなり長時間温かいお茶が楽しめるのが最高である。
***
透明度の高い冬の海を、アークティックウインドで、のんびりまったり漕ぎ進む。
これで青空が広がれば最高なのだが、まあ文句は言うまい。
海鳥が集団で飛んでいく。
ロックガーデンぽいエリアも、良い雰囲気。
たっぷりと自然海岸が残るこの場所は、貴重なツーリングエリア。
海蝕洞も存在するのだ。
***
横島を眺めながら、南下していく。
いつものお気に入りの浜に上陸。
無人の静かな浜は、眺めも良くてお気に入り。
***
落ちている発泡スチロールに座り、ポットのお茶を飲み、持ってきたお菓子を食べる。
今年最後のシーカヤックツーリングも、またまた至福の一時である。
少し風が出はじめたので、そろそろ戻ることにしようか。
***
家に戻り、お昼ご飯を食べると、YB125SPでお使いに。
今日は、安芸津まで牡蠣を買い出しに行くのである。
大粒の剝き身が1kgで2,600円也。
『今日と明日の晩御飯が楽しみだなあ!』
***
2017年の漕ぎ納めも無事に済んだ。
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。 さて、来年はどんな旅をしようかな。
楽しみだ!
昼からは、牡蠣を買い出しに行くというお使いがあるのだが、午前中は空いているので今年最後のお散歩ツーリングに出かけることにした。
***
クルマを走らせ、最初の候補地に行ってみると、少し風があってあまり楽しくなさそうな雰囲気。
『じゃあ』ということで、別のお気に入りの出艇地へと向かう。
今日のお供も、最近はいつも積みっぱなしにしている『ウィルダネスシステム』の『ケープホーン』
すごい特徴があるというシーカヤックではないのだが、ここ数年のお気に入り。
***
マルチチャインの船底を持ち、5mを切る扱い易いサイズのポリ艇である。
ラダーがあまり好きではない俺は取り外しているが、キールが効いているように見えるスタイルから受ける印象に比べて操作性が良いので、全く問題なく快適にツーリングを楽しめている。
ポリ艇なので重量は重いのだが、FRP艇と違ってあまりハンドリングに気を使わなくて良いので、荒れた浜からの出艇や上陸も心配ない。
またその重量もあって、空荷の日帰りツーリングでも船が沈むので安定性が高く、多少荒れてきても安心して漕ぎ進むことができるのもメリットの一つ。
20数年前に使っていた、ポリ艇のスペクトラムなどは剛性が低く、夏になると高い気温で艇がグニャリと曲がってしまっていたものだが、この艇ではそんなこともないのである。
多少スピードは遅いかもしれないが、レースに出る訳でも、人と競ってツーリングする訳でもない、ソロツーリングが基本の俺にはぴったりの艇なのだ。
***
今日は晴れの予報だが、朝はまだまだ雲も広がっており、少し暗めの冬のツーリングの雰囲気である。
それでも風もほとんどなく、今年最後のお散歩ツーリングは楽しめそうである。
パドルはお気に入りのアークティックウインド。
さすがに冬なので、グローブも準備する。
ウエアは、コーカタットのドライスーツ。
運転してきた服の上からドライスーツを着れば、冬の海に漕ぎ出せるのだから、こんなに便利で楽な装備はない。
少々費用はかさむが、その利便性と快適性を考えれば、リーズナブルなコストパフォーマンス。
***
お気に入りの海に漕ぎだす。
浜には他に誰もおらず、静かな芸予諸島の海を独り占め。
冬のツーリングのお供として、ポットにつめた熱いお茶は欠かせない。
俺は、象印のポットがお気に入り。
保温性が高く、かなり長時間温かいお茶が楽しめるのが最高である。
***
透明度の高い冬の海を、アークティックウインドで、のんびりまったり漕ぎ進む。
これで青空が広がれば最高なのだが、まあ文句は言うまい。
海鳥が集団で飛んでいく。
ロックガーデンぽいエリアも、良い雰囲気。
たっぷりと自然海岸が残るこの場所は、貴重なツーリングエリア。
海蝕洞も存在するのだ。
***
横島を眺めながら、南下していく。
いつものお気に入りの浜に上陸。
無人の静かな浜は、眺めも良くてお気に入り。
***
落ちている発泡スチロールに座り、ポットのお茶を飲み、持ってきたお菓子を食べる。
今年最後のシーカヤックツーリングも、またまた至福の一時である。
少し風が出はじめたので、そろそろ戻ることにしようか。
***
家に戻り、お昼ご飯を食べると、YB125SPでお使いに。
今日は、安芸津まで牡蠣を買い出しに行くのである。
大粒の剝き身が1kgで2,600円也。
『今日と明日の晩御飯が楽しみだなあ!』
***
2017年の漕ぎ納めも無事に済んだ。
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。 さて、来年はどんな旅をしようかな。
楽しみだ!
この週末は、青春18切符を使ったJRでの独り旅。
朝起きると、着替えて荷物の最終チェックをしている間に妻がコーヒーをポットに詰めてくれる。
まだ5時前なのに、旅の準備を手伝ってくれる。 ありがたい事である。
『じゃあ、行ってくるよ』 『はい、気をつけて』
***
まだバスがない時間なので、駅まで歩く。
この暗くて閑散とした感じが、なんとも列車旅の気分を掻立てる。
青春18切符での旅のお供の一つが、この小さなバッグ。
妻が、尾道帆布で買ってプレゼントしてくれたものだが、自転車旅にも便利な事に加え、前の透明なビニールの部分に切符を入れると、改札通過時にそのまま駅員さんに見せる事ができるという優れもの。
これは携帯やスマホ利用を想定された構造だと思うのだが、そのサイズが青春18切符になんともピッタリなのである。
以前の旅で、これを発見した時には大喜びしたものだ。
こんなちょっとした工夫が、旅の準備の楽しみの一つ。
***
呉線から山陽本線経由で岩国まで。
ここは何度も乗っているので、Kindleで本を読む。 まだ残っている、『宮本武蔵』
今回読んでいると、ちょうど面白い記載を見つけた。
以下、引用。
『子どもの頃は誰でも画を描く。 画を描くのは、歌を歌うも同じだ。 それが大人になると極ってみな描けなくなる。 生半可な知恵や目が邪げるからである。』
引用終わり。
偶然訪れたヴラマンク展で心に火を点けられ、なんちゃって水彩スケッチを始めたばかりの俺には、絶好のタイミングでの頷くだけの文章であった。
***
海沿いを走る列車の中で、朝日を観る。
岩国で乗り換えて、下関へ。
ここからも長い行程。
景色を眺め、本を読み、家から持参したコーヒーを飲んでパンを食べながらの、のんびりまったり旅。
***
下関から門司へ。
門司からは鹿児島本線で大牟田まで。
大牟田で乗り換え、
2時半過ぎに、熊本に到着した!
『ああ、長かったなあ』
***
まず最初は、熊本ラーメン。
前から気になっていた、『黒亭』さんへと向かう。
駅から歩いて10分はかからない。
午後3時前ということで、行列もできておらず、店内にもお客さんは数名程度。
メニューを開き、定番らしい『玉子入りラーメン』をお願いした。
生玉子の黄身が二つ載っているのが、良いアクセント。
『いただきます!』 お昼は列車内でパンを齧って軽くに済ませておいたので、少し遅めのお昼ご飯である。
へえ、これが噂の熊本ラーメンか。 ズルズル、ゴクリ。 『ご馳走様でした』
***
今日の宿は、旅の定番『東横INN』
駅前で、至極便利なロケーション。 眺めも良い。
***
夕食までしばし時間があるので、熊本城を散策してみることに。
まずは加藤清正像。
熊本といえば加藤清正というのは、以前読んだ野田知佑さんの著書で何度か読んでいた。
今日は晴れて、青空にお城が映える。
が、少し横を見ると。。。
石垣が大きく崩れており、言葉を失う。
『こんな風になっていたのか。。。』
テレビのニュースでは知っていたが、現地で自分の目で見ると、そのインパクトは全く違うことに改めて驚いた。
***
城内には入れないので、周りを一周。
今でこそ大型クレーンや金属製の足場もあるが、昔はどうやって城を築いていたのだろうか。
加藤清正神社へも参拝。
旅の安全を祈願した。
***
石垣復旧工事の手順も書いてある。
解体する前に、それぞれの石の配置を記録し、番号も付けておくのだそうである。
それをまた同じ場所に戻すのだとか。。。
気が遠くなるような、緻密で粘り強い作業が求められるのだなあ。
***
今回の旅の目的は、熊本の馬刺し料理を楽しむこと。
お店は、『菅乃屋ホルモン』
18時の開店と同時にお店に入り、カウンターへ。
まずは熊本ビールで、独り乾杯!
『グビ、グビ、グビリ』 『プハーッ、美味い』
飲んでいると、列車での長旅で体が少し揺れているようだ。
***
レバー刺し、
上馬刺し、
辛子レンコン。
『うん、やっぱり馬刺しは美味しいな。 レバーも最高!』
ビールを飲み、焼酎を飲み、馬刺しを食べる。
上馬刺しを食べ終えると、地元では定番という『赤身刺し』もいただいた。
『ごちそうさまでした』 満足、満足。
***
翌朝は、6時半前の列車で熊本を出る。
北上していると、徐々に外は明るくなってきた。
今日も、列車内で朝日を拝む。
『うん、良い休日じゃあないか』
***
11時前には下関に到着。
今日のお昼ご飯は、春帆楼茶寮。
広島の春帆楼が閉店したので、今回途中で立ち寄ってみることにしたのである。
ここは、大丸の上階にあるので、駅からのアクセスも最高に便利。
注文はもちろん、『茶寮ふく御膳』
ふく刺しをいただきながら、
珍しい『冷ひれ酒』をいただいた。
ひれ酒といえば、お燗をイメージするが、この冷ひれ酒もしっかりと香ばしい香りがあり、驚きの飲み口。
『うん、これは旨い』
旨い酒を飲みながら、美味しいふく料理をいただき、至福の一時。
冷ひれ酒のあとは、定番のひれ酒もいただいた。
『ごちそうさまでした!』
***
熊本ラーメンに始まり、馬刺しを堪能し、下関ではふく料理をいただいた。
満足満足。
今回のチケット代だけで、青春18切符の費用は十分ペイできたなあ。
残り3回分をどう使うか、考えるだけでも楽しいものである。
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
朝起きると、着替えて荷物の最終チェックをしている間に妻がコーヒーをポットに詰めてくれる。
まだ5時前なのに、旅の準備を手伝ってくれる。 ありがたい事である。
『じゃあ、行ってくるよ』 『はい、気をつけて』
***
まだバスがない時間なので、駅まで歩く。
この暗くて閑散とした感じが、なんとも列車旅の気分を掻立てる。
青春18切符での旅のお供の一つが、この小さなバッグ。
妻が、尾道帆布で買ってプレゼントしてくれたものだが、自転車旅にも便利な事に加え、前の透明なビニールの部分に切符を入れると、改札通過時にそのまま駅員さんに見せる事ができるという優れもの。
これは携帯やスマホ利用を想定された構造だと思うのだが、そのサイズが青春18切符になんともピッタリなのである。
以前の旅で、これを発見した時には大喜びしたものだ。
こんなちょっとした工夫が、旅の準備の楽しみの一つ。
***
呉線から山陽本線経由で岩国まで。
ここは何度も乗っているので、Kindleで本を読む。 まだ残っている、『宮本武蔵』
今回読んでいると、ちょうど面白い記載を見つけた。
以下、引用。
『子どもの頃は誰でも画を描く。 画を描くのは、歌を歌うも同じだ。 それが大人になると極ってみな描けなくなる。 生半可な知恵や目が邪げるからである。』
引用終わり。
偶然訪れたヴラマンク展で心に火を点けられ、なんちゃって水彩スケッチを始めたばかりの俺には、絶好のタイミングでの頷くだけの文章であった。
***
海沿いを走る列車の中で、朝日を観る。
岩国で乗り換えて、下関へ。
ここからも長い行程。
景色を眺め、本を読み、家から持参したコーヒーを飲んでパンを食べながらの、のんびりまったり旅。
***
下関から門司へ。
門司からは鹿児島本線で大牟田まで。
大牟田で乗り換え、
2時半過ぎに、熊本に到着した!
『ああ、長かったなあ』
***
まず最初は、熊本ラーメン。
前から気になっていた、『黒亭』さんへと向かう。
駅から歩いて10分はかからない。
午後3時前ということで、行列もできておらず、店内にもお客さんは数名程度。
メニューを開き、定番らしい『玉子入りラーメン』をお願いした。
生玉子の黄身が二つ載っているのが、良いアクセント。
『いただきます!』 お昼は列車内でパンを齧って軽くに済ませておいたので、少し遅めのお昼ご飯である。
へえ、これが噂の熊本ラーメンか。 ズルズル、ゴクリ。 『ご馳走様でした』
***
今日の宿は、旅の定番『東横INN』
駅前で、至極便利なロケーション。 眺めも良い。
***
夕食までしばし時間があるので、熊本城を散策してみることに。
まずは加藤清正像。
熊本といえば加藤清正というのは、以前読んだ野田知佑さんの著書で何度か読んでいた。
今日は晴れて、青空にお城が映える。
が、少し横を見ると。。。
石垣が大きく崩れており、言葉を失う。
『こんな風になっていたのか。。。』
テレビのニュースでは知っていたが、現地で自分の目で見ると、そのインパクトは全く違うことに改めて驚いた。
***
城内には入れないので、周りを一周。
今でこそ大型クレーンや金属製の足場もあるが、昔はどうやって城を築いていたのだろうか。
加藤清正神社へも参拝。
旅の安全を祈願した。
***
石垣復旧工事の手順も書いてある。
解体する前に、それぞれの石の配置を記録し、番号も付けておくのだそうである。
それをまた同じ場所に戻すのだとか。。。
気が遠くなるような、緻密で粘り強い作業が求められるのだなあ。
***
今回の旅の目的は、熊本の馬刺し料理を楽しむこと。
お店は、『菅乃屋ホルモン』
18時の開店と同時にお店に入り、カウンターへ。
まずは熊本ビールで、独り乾杯!
『グビ、グビ、グビリ』 『プハーッ、美味い』
飲んでいると、列車での長旅で体が少し揺れているようだ。
***
レバー刺し、
上馬刺し、
辛子レンコン。
『うん、やっぱり馬刺しは美味しいな。 レバーも最高!』
ビールを飲み、焼酎を飲み、馬刺しを食べる。
上馬刺しを食べ終えると、地元では定番という『赤身刺し』もいただいた。
『ごちそうさまでした』 満足、満足。
***
翌朝は、6時半前の列車で熊本を出る。
北上していると、徐々に外は明るくなってきた。
今日も、列車内で朝日を拝む。
『うん、良い休日じゃあないか』
***
11時前には下関に到着。
今日のお昼ご飯は、春帆楼茶寮。
広島の春帆楼が閉店したので、今回途中で立ち寄ってみることにしたのである。
ここは、大丸の上階にあるので、駅からのアクセスも最高に便利。
注文はもちろん、『茶寮ふく御膳』
ふく刺しをいただきながら、
珍しい『冷ひれ酒』をいただいた。
ひれ酒といえば、お燗をイメージするが、この冷ひれ酒もしっかりと香ばしい香りがあり、驚きの飲み口。
『うん、これは旨い』
旨い酒を飲みながら、美味しいふく料理をいただき、至福の一時。
冷ひれ酒のあとは、定番のひれ酒もいただいた。
『ごちそうさまでした!』
***
熊本ラーメンに始まり、馬刺しを堪能し、下関ではふく料理をいただいた。
満足満足。
今回のチケット代だけで、青春18切符の費用は十分ペイできたなあ。
残り3回分をどう使うか、考えるだけでも楽しいものである。
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
2017年12月16日(土) この週末は、お気に入りの温泉宿、俵山温泉の『たまや旅館』さんに泊まりに行く予定。
出発直前まで、青春18切符を使ってJRとバスで行くか、スタッドレスを履いたロードスターで行くか考えていたのだが、今回はロードスターで行くことに決定。
ニットのワッチ帽をかぶり、指先が出る手袋をはめてドライバーズシートに座る。
クラッチを切ったままスタータースイッチをONにしてエンジンを始動。
ロードスターの幌を開け、しばらく暖気した後に、朝5時には家を出た。
***
まだ外は真っ暗であるが、ヒーターが効き始めると、開放的かつ寒さとは無縁のホカホカ快適なドライブ空間になるのである。
***
山口に入ると、いつものお店に立ち寄り、お気に入りのお酒を買い込む。
今回は、年末年始用の日本酒の買い出しも兼ねた旅なのである。
途中の道の駅では、家から持参した高級みかん『いしじみかん』を食べ、しばし休憩。
また、別の日本酒も購入。
これは、日々の晩酌が楽しみになるなあ!
***
雨が降り始めたので幌を閉め、俵山温泉へと向かう。
残念ながら、この雨ではスケッチができないなあ。
でも走っていると、気になるスポットを発見。
安徳天皇西市御陵墓、だそうである。
独特の空気感のある景色に心が惹かれ、今回はここを水彩スケッチの素材とさせていただくことに。
雨なのでここではかけないため、初めてとなる写真でのスケッチにトライすることにした。
ということで、何枚か写真と撮らせていただき、また何度も眺めて目に焼き付ける。
はてさて、ド素人が写真でスケッチとは。 どうなることやら?
***
12時に『たまや』さんに到着。
荷物を預け、宿泊者用の入浴チケットを購入し、温泉へ。
『じゃあ、また2時頃戻ってきます』
俺は白猿の湯が好きなので、まずはそちらへ。
ゆっくりと温泉につかり、日頃の疲れをヌルヌルの肌触りの良いお湯に溶かしていく。
お風呂から上がると、少し遅めのお昼ご飯。
もちろんビールも頂いた。
『グビリ、グビグビ』 『プハーッ、美味い!』
***
宿に戻ると、水彩セットを取り出し、カメラとiPhoneを取り出し、スケッチ開始。
雨の降る休日に、静かな温泉宿で、さっき見てきた印象的な風景を水彩スケッチすることの楽しさとは、なんという贅沢な時間であろうか。
ペンでスケッチした後は、透明水彩絵の具を使って彩色していく。
今回は、これまでとは違うトーンにトライしてみた。
『いやあ、これは本当に楽しいな』
***
俺は写真の基本も知らないし、使っているのは普通の防水デジカメ。
ましてや水彩画なんて習ったこともなく、ヴラマンク展を観て俺も描いてみたいと思い、なんの知識もなく心がムズムズするのに素直に従って恥ずかしながら描き始めたのだが、ここ3回ほど実際に水彩スケッチしてみて感じたことがある
写真は、『お気に入りの瞬間を切り取って記録に残す手段』 そして水彩スケッチは、『お気に入りの空間や景色を、心で思い描いているイメージで記録する手段』
景色をカメラで撮る場合、いくらお気に入りの場所でも、光の状態や明るさなどの条件によって全く撮影する気にならない場合も多い、まさに瞬間瞬間が勝負の微分的作業である。
対して水彩スケッチの場合は、自分が包まれている空間の雰囲気を、下手なら下手なりの自分のフィルターを通して見て、その上で心が描いてみたいようにそのままを描く、時間軸はあまり重要ではない積分的な作業のような気がしている。
同じ風景を切り取る手段ではあるのだが、俺には正反対の手段のように感じられ、それがまた面白いのである。
そして最近は、景色を眺めるときに『この眺めをスケッチするとしたら、どんな風に描くだろうか?』と思いながら景色を観ている自分があるのである。
50代も半ばになろうとする自分の中で、何かが変わりつつあることを感じるひと時。
***
スケッチを終えると、しばし休憩して再びお風呂へ。
今回は町の湯。
風呂から戻り、しばし布団で横になってのんびりした後は、Kindleで本を読む。
ここのところはまっている、『宮本武蔵』
これが後半の佳境に入ってきて、なんとも面白いのである。
***
午後6時からは夕食。
これが、たまや旅館さんの楽しみの一つ。
もちろん、生ビールもお願いしておいた。
『いただきます!』
刺身も美味いし、煮物も旨い。
ビールをグビリ、美味しい料理をパクリ。
『すみません。 日本酒もお願いします。 お燗で』
お酒には、魚のヒレを入れて楽しんでみた。
鍋は、クタクタになった白菜のなんとも美味しいことよ!
『ごちそうさまでした』
少し休憩し、再びお風呂へ。
夜の鄙びた温泉街は、なんとも言えない風情がある。
年末も近いので、イルミネーションも。
風呂から戻ると、今夜のお供は『東洋美人』 夜のお供には、最高のネーミングのお酒である。
酔うほどの美人を、独り手酌でチビリチビリといただいた。
温泉に入って日頃の疲れを癒し、通い慣れたお気に入りの温泉宿で水彩スケッチを楽しみ、本を読み、音楽を聴き、そして美味しい料理と酒を楽しむ。
人生において、これ以上の贅沢があるだろうか?
『至福のひと時』
***
朝起きると、外は雪。
今年初めてスタッドレスタイヤを買ったのだが、準備しておいてよかったなあ。
まずは朝風呂。
白猿の湯で、雪景色を眺めながら、朝風呂を楽しんだ。
***
8時からは朝ごはん。
『たまや』さんの朝ごはんが、これまた充実しており、美味しいのである。
普段はあまりごはんを食べない俺も、ここではさすがにおかわりをいただいた。
***
昨日写真を撮った、安徳天皇西市御陵墓も雪景色。
スタッドレスタイヤを履いたロードスターで、注意しながらの帰路である。
***
今年も残りはあと僅か。
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
出発直前まで、青春18切符を使ってJRとバスで行くか、スタッドレスを履いたロードスターで行くか考えていたのだが、今回はロードスターで行くことに決定。
ニットのワッチ帽をかぶり、指先が出る手袋をはめてドライバーズシートに座る。
クラッチを切ったままスタータースイッチをONにしてエンジンを始動。
ロードスターの幌を開け、しばらく暖気した後に、朝5時には家を出た。
***
まだ外は真っ暗であるが、ヒーターが効き始めると、開放的かつ寒さとは無縁のホカホカ快適なドライブ空間になるのである。
***
山口に入ると、いつものお店に立ち寄り、お気に入りのお酒を買い込む。
今回は、年末年始用の日本酒の買い出しも兼ねた旅なのである。
途中の道の駅では、家から持参した高級みかん『いしじみかん』を食べ、しばし休憩。
また、別の日本酒も購入。
これは、日々の晩酌が楽しみになるなあ!
***
雨が降り始めたので幌を閉め、俵山温泉へと向かう。
残念ながら、この雨ではスケッチができないなあ。
でも走っていると、気になるスポットを発見。
安徳天皇西市御陵墓、だそうである。
独特の空気感のある景色に心が惹かれ、今回はここを水彩スケッチの素材とさせていただくことに。
雨なのでここではかけないため、初めてとなる写真でのスケッチにトライすることにした。
ということで、何枚か写真と撮らせていただき、また何度も眺めて目に焼き付ける。
はてさて、ド素人が写真でスケッチとは。 どうなることやら?
***
12時に『たまや』さんに到着。
荷物を預け、宿泊者用の入浴チケットを購入し、温泉へ。
『じゃあ、また2時頃戻ってきます』
俺は白猿の湯が好きなので、まずはそちらへ。
ゆっくりと温泉につかり、日頃の疲れをヌルヌルの肌触りの良いお湯に溶かしていく。
お風呂から上がると、少し遅めのお昼ご飯。
もちろんビールも頂いた。
『グビリ、グビグビ』 『プハーッ、美味い!』
***
宿に戻ると、水彩セットを取り出し、カメラとiPhoneを取り出し、スケッチ開始。
雨の降る休日に、静かな温泉宿で、さっき見てきた印象的な風景を水彩スケッチすることの楽しさとは、なんという贅沢な時間であろうか。
ペンでスケッチした後は、透明水彩絵の具を使って彩色していく。
今回は、これまでとは違うトーンにトライしてみた。
『いやあ、これは本当に楽しいな』
***
俺は写真の基本も知らないし、使っているのは普通の防水デジカメ。
ましてや水彩画なんて習ったこともなく、ヴラマンク展を観て俺も描いてみたいと思い、なんの知識もなく心がムズムズするのに素直に従って恥ずかしながら描き始めたのだが、ここ3回ほど実際に水彩スケッチしてみて感じたことがある
写真は、『お気に入りの瞬間を切り取って記録に残す手段』 そして水彩スケッチは、『お気に入りの空間や景色を、心で思い描いているイメージで記録する手段』
景色をカメラで撮る場合、いくらお気に入りの場所でも、光の状態や明るさなどの条件によって全く撮影する気にならない場合も多い、まさに瞬間瞬間が勝負の微分的作業である。
対して水彩スケッチの場合は、自分が包まれている空間の雰囲気を、下手なら下手なりの自分のフィルターを通して見て、その上で心が描いてみたいようにそのままを描く、時間軸はあまり重要ではない積分的な作業のような気がしている。
同じ風景を切り取る手段ではあるのだが、俺には正反対の手段のように感じられ、それがまた面白いのである。
そして最近は、景色を眺めるときに『この眺めをスケッチするとしたら、どんな風に描くだろうか?』と思いながら景色を観ている自分があるのである。
50代も半ばになろうとする自分の中で、何かが変わりつつあることを感じるひと時。
***
スケッチを終えると、しばし休憩して再びお風呂へ。
今回は町の湯。
風呂から戻り、しばし布団で横になってのんびりした後は、Kindleで本を読む。
ここのところはまっている、『宮本武蔵』
これが後半の佳境に入ってきて、なんとも面白いのである。
***
午後6時からは夕食。
これが、たまや旅館さんの楽しみの一つ。
もちろん、生ビールもお願いしておいた。
『いただきます!』
刺身も美味いし、煮物も旨い。
ビールをグビリ、美味しい料理をパクリ。
『すみません。 日本酒もお願いします。 お燗で』
お酒には、魚のヒレを入れて楽しんでみた。
鍋は、クタクタになった白菜のなんとも美味しいことよ!
『ごちそうさまでした』
少し休憩し、再びお風呂へ。
夜の鄙びた温泉街は、なんとも言えない風情がある。
年末も近いので、イルミネーションも。
風呂から戻ると、今夜のお供は『東洋美人』 夜のお供には、最高のネーミングのお酒である。
酔うほどの美人を、独り手酌でチビリチビリといただいた。
温泉に入って日頃の疲れを癒し、通い慣れたお気に入りの温泉宿で水彩スケッチを楽しみ、本を読み、音楽を聴き、そして美味しい料理と酒を楽しむ。
人生において、これ以上の贅沢があるだろうか?
『至福のひと時』
***
朝起きると、外は雪。
今年初めてスタッドレスタイヤを買ったのだが、準備しておいてよかったなあ。
まずは朝風呂。
白猿の湯で、雪景色を眺めながら、朝風呂を楽しんだ。
***
8時からは朝ごはん。
『たまや』さんの朝ごはんが、これまた充実しており、美味しいのである。
普段はあまりごはんを食べない俺も、ここではさすがにおかわりをいただいた。
***
昨日写真を撮った、安徳天皇西市御陵墓も雪景色。
スタッドレスタイヤを履いたロードスターで、注意しながらの帰路である。
***
今年も残りはあと僅か。
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
2017年12月10日(日) 今日は久しぶりに愛車、YB125SPを引っ張り出してきて、地元をトコトコとお散歩ツーリング。
バッテリーは時々充電しているので、久しぶりのエンジン始動だが、一発でバッチリかかった。
防寒対策をしっかりとし、始業点検してしばし暖機運転してからの出発である。
***
風が強く白波も立ち始めている海沿いの道を走り、今日は音戸へ。
音戸大橋が見える高台にバイクを停め、荷物を引っ張り出して少し離れた場所に移動。
『うん、このあたりでいいかな?』
地面に直接座ると冷たいので、バイクのリアボックスにいつも載せているマットを敷く。
そして荷物を取り出した。
今日は曇り空で少し寒いため、あまりバイクで遠出はせず、地元の景色の良い場所で水彩スケッチという趣向。
帽子をかぶり、指先が出る手袋をはめて、まずはポットに淹れてきた熱いコーヒーで体を温める。
***
コンパクトな水彩セットを取り出し、まずは大まかなスケッチ。
再びコーヒーを飲んでから、水筆で絵の具を溶いて塗り始める。
数十年ぶりにトライしてみた前回のL&Lから、構図や塗り方を工夫しながら塗り進める。
誰も来ない静かで長めの良い場所で、独り静かに水彩スケッチ。
***
時折筆を止め、乾くのを待つ間、持参したお菓子を取り出し、コーヒーを飲んでしばし休憩。
さて、そろそろ音戸大橋を書いてみようかな。
背景から書き始め、ようやくメインの赤が印象的な橋を描く。
『うん、今日はこれで完成にしようか』
絵なんて習ったこともなく、完全自己流で下手下手なのだが、シーカヤックツーリングや自転車旅などと同様、自分が充実した時間を過ごすための手段の一つなので、楽しければそれで良いのである。
『いやあ、昨日はたこつぼさんで美味しいひつむしをいただいたし、家の洗面所とトイレの床と壁のプチリフォームも自分達でおこなって住環境をリフレッシュした。
今日は今日で、バイクに乗り、お気に入りの風景を水彩スケッチ。
シーカヤックを漕ぎ出さない週末にしては、なかなか楽しく充実した時間であったなあ』
***
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
バッテリーは時々充電しているので、久しぶりのエンジン始動だが、一発でバッチリかかった。
防寒対策をしっかりとし、始業点検してしばし暖機運転してからの出発である。
***
風が強く白波も立ち始めている海沿いの道を走り、今日は音戸へ。
音戸大橋が見える高台にバイクを停め、荷物を引っ張り出して少し離れた場所に移動。
『うん、このあたりでいいかな?』
地面に直接座ると冷たいので、バイクのリアボックスにいつも載せているマットを敷く。
そして荷物を取り出した。
今日は曇り空で少し寒いため、あまりバイクで遠出はせず、地元の景色の良い場所で水彩スケッチという趣向。
帽子をかぶり、指先が出る手袋をはめて、まずはポットに淹れてきた熱いコーヒーで体を温める。
***
コンパクトな水彩セットを取り出し、まずは大まかなスケッチ。
再びコーヒーを飲んでから、水筆で絵の具を溶いて塗り始める。
数十年ぶりにトライしてみた前回のL&Lから、構図や塗り方を工夫しながら塗り進める。
誰も来ない静かで長めの良い場所で、独り静かに水彩スケッチ。
***
時折筆を止め、乾くのを待つ間、持参したお菓子を取り出し、コーヒーを飲んでしばし休憩。
さて、そろそろ音戸大橋を書いてみようかな。
背景から書き始め、ようやくメインの赤が印象的な橋を描く。
『うん、今日はこれで完成にしようか』
絵なんて習ったこともなく、完全自己流で下手下手なのだが、シーカヤックツーリングや自転車旅などと同様、自分が充実した時間を過ごすための手段の一つなので、楽しければそれで良いのである。
『いやあ、昨日はたこつぼさんで美味しいひつむしをいただいたし、家の洗面所とトイレの床と壁のプチリフォームも自分達でおこなって住環境をリフレッシュした。
今日は今日で、バイクに乗り、お気に入りの風景を水彩スケッチ。
シーカヤックを漕ぎ出さない週末にしては、なかなか楽しく充実した時間であったなあ』
***
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
2017年12月9日(土) 今日は広島に妻と買い物に出掛けた。
楽しみは、お昼ご飯。 前から気になっていたお店、『たこつぼ』さんを初訪問なのである。
***
ロードスターの幌を開け、海沿いの道を快適なドライブ。
デパートや服屋さんをめぐり、リーズナブルな買い物を楽しむ。
12時になると、いよいよ『たこつぼ』さんへ。
引き戸を開け、お店に入ると、俺たちが今日最初の客のようである。
カウンターに座り、『うなぎとあなごのひつむしを一つづつお願いします』
***
お店の中は、隅々まで磨き上げられており、とても気持ちが良い。
『これは期待できそうだなあ』
お茶を出された時に、『おでんもありますよ』と声をかけていただいた。
みると、お店の隅の方から、ほかほかと湯気が上がっている。
『じゃあ、えびだんごと肉入りがんも、そして豆腐をいただけますか』
***
そして出てきたのが、これ!
『おお、これは美味そうだ』
クルマで来たのでお酒が飲めないのは残念だが、それでも次回の楽しみができたと思えば良いのである。
妻とシェアし、カラシを付けていただいた。
『うん、これは旨いねえ』
***
そしていよいよ、ひつむし。
刻み海苔がたっぷりと掛けられ、美味しそうな香りが漂う。
『いただきます』
これまた妻とシェアして、うなぎとあなごの違いを楽しむ。
アサリの赤出汁もたっぷりで食べ応えがある。
見た目も美しい煮物も、これまた絶品。
聞いてみると、夜のコースは1万5千円からだそうだ。
これは是非、お酒を飲みながらゆっくりと食事を楽しみたいものである。
『ごちそうさまでした。 美味しかったです』
***
呉に戻ると、仁方に立ち寄り、毎年恒例となった宝剣のお酒を受け取った。
今年は、酒粕も買ってみたので、今日の夜の粕鍋が楽しみである。
***
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、明日はどこ行こう?
楽しみは、お昼ご飯。 前から気になっていたお店、『たこつぼ』さんを初訪問なのである。
***
ロードスターの幌を開け、海沿いの道を快適なドライブ。
デパートや服屋さんをめぐり、リーズナブルな買い物を楽しむ。
12時になると、いよいよ『たこつぼ』さんへ。
引き戸を開け、お店に入ると、俺たちが今日最初の客のようである。
カウンターに座り、『うなぎとあなごのひつむしを一つづつお願いします』
***
お店の中は、隅々まで磨き上げられており、とても気持ちが良い。
『これは期待できそうだなあ』
お茶を出された時に、『おでんもありますよ』と声をかけていただいた。
みると、お店の隅の方から、ほかほかと湯気が上がっている。
『じゃあ、えびだんごと肉入りがんも、そして豆腐をいただけますか』
***
そして出てきたのが、これ!
『おお、これは美味そうだ』
クルマで来たのでお酒が飲めないのは残念だが、それでも次回の楽しみができたと思えば良いのである。
妻とシェアし、カラシを付けていただいた。
『うん、これは旨いねえ』
***
そしていよいよ、ひつむし。
刻み海苔がたっぷりと掛けられ、美味しそうな香りが漂う。
『いただきます』
これまた妻とシェアして、うなぎとあなごの違いを楽しむ。
アサリの赤出汁もたっぷりで食べ応えがある。
見た目も美しい煮物も、これまた絶品。
聞いてみると、夜のコースは1万5千円からだそうだ。
これは是非、お酒を飲みながらゆっくりと食事を楽しみたいものである。
『ごちそうさまでした。 美味しかったです』
***
呉に戻ると、仁方に立ち寄り、毎年恒例となった宝剣のお酒を受け取った。
今年は、酒粕も買ってみたので、今日の夜の粕鍋が楽しみである。
***
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、明日はどこ行こう?
2017年12月2日(土) この週末は、久しぶりに高気圧に覆われて晴天の予報。
土曜の朝は5時には目を覚まし、コーヒーを飲みながら天気予報をチェックして、最終的な目的地を決める。
島根半島もプランには入れていたのだが、残念ながら風がある予報なので諦め、当分訪れていなかった周防大島に決定!
***
『じゃあ行ってくるよ。 今日は周防大島に決めた』
昨日の夜にほぼ準備は終わっていたので、すぐに車に乗って西へと向かう。
いつもの浜に到着すると、まずはテントを張り、着替えて出発準備は完了である。
高気圧が近づく過程でいつも吹く風のような東風が少しあるが、コースタルツーリングは楽しめそうである。
まずは、西に向かって岸沿いを漕ぎ進む。
12月に入ったということで、今日はこのシーズン初となるドライスーツを引っ張り出してきた。
運転してきたジャージの上に着るだけなので、準備も簡単で快適である。
***
久しぶりとなる周防大島の海を、手に馴染んだアークティックウインドで、朝のお散歩ツーリング。
岬を回り込むと、洞窟のある岩が見えてきた。
満潮の高潮なら、洞窟をシーカヤックで潜り抜けられるのだが、今日は無理なようである。
***
その後も、久しぶりのパドリングの感触を楽しみながら、湾内をグルリと漕ぎ進む。
『空は青いし、海は澄んで、やっぱシーカヤックは気持ちええなあ!』
しばらく漕ぐと、Uターンして今度は立岩へ。
岩の途中に、綺麗な紅葉が!
なんだか幻想的な雰囲気すら漂う、晩秋から初冬の立岩の景観を堪能した。
***
スタート地点に戻り、シーカヤックを引き上げ、潮抜きして干す。
パドルフロートやビルジポンプ、スプレースカートなども水洗いし、日に当てて乾かすことに。
地面には、フカフカの落ち葉が敷き詰められているので、ドライスーツは拡げて干してみた。
***
コンビニで買ってきたカップラーメンでお昼ご飯を済ませると、ここからが今日のお楽しみ。
実は先日、コンパクトな水彩セットを購入したのである。
先週妻と訪れたヴラマンク展を見た時に、画に関する様々な伝統や技法を受け入れず、ほとんど独学で自由に描いたというそのダイナミックな風景画に非常に感銘を受けた。
なぜかその時、『ああ、俺もこんな風に自由な風景画を描いてみたいなあ』と思ったのである。
そして数日後、Amazonから荷物が届く。
『今度は何を買うたん?』 『うん。。。 え。。。 まあ。。。 ちょっとね』
箱を開けると、中からコンパクトな水彩セットと小さなスケッチブック。
『あんた、分かりやすいねえ』と妻は笑う。 『うん、まあええじゃん。 下手なのは分かっとるけど、人に見せるわけじゃないし、まあ描いてみたいと思うたんじゃけえ、ちょっと試してみたいんよ』と、俺も嬉し恥ずかし苦笑い。
***
という訳で、今日がそのセットのデビューの日なのである。
しかも今日の空は晴れて、キャンプ地からの芸予諸島の眺めは最高。
だから今日は、いつもの『カヤック&バイク』ならぬ、『カヤック&ペインティング』
絵を描くなんて、高校生の美術の時間以来である。
数十年ぶりなので、どうしたら良いのか戸惑いながらも、心はワクワクドキドキ。
***
初めて使う、透明水彩絵の具と水筆。
描き始めると、もちろん思ったような構図や色にはならないのだが、複数の色を混ぜてイメージに近い色を作ってみたり、筆のタッチを変えてどのようになるのか試してみたり、とても楽しい時間。
コンパクトな防水デジカメで、お気に入りの風景を一瞬で切り取るのも好きなのだが、このようにまじまじと景色を眺め、自分の手で時間をかけて描いていくことの楽しさを、ジワジワと味わっていく。
『うーん、今日はこれで完成かな』
筆を洗い、パレットを綺麗にし、絵が乾くと日付と場所を記入してみた。
『いやあ、絵を描くってこんなに楽しいものなんだなあ』
まあ、絵が描きたくなったからといって、いきなり数十年ぶりの水彩画を臆面もなく描いてみようという自分自信を笑うしかないのではあるが、それでも心のそこからジワジワと沁み出てきた衝動は抑えきれない。
もちろん人様に見せられるようなものではないけれど、シーカヤック歴25年にして、海旅の新たな楽しみを見つけることができたのは、嬉しい限りである。
『あそこの浜も描いてみたいし、あっちの海も描いてみたいものだなあ』
一人、密かに妄想を膨らませる。
***
一休みすると、ビールを飲みながら読書の時間。
とはいえ、本を開くのではなく、Kindleである。
今日は、先日から読み始めた『宮本武蔵』の続き。 これがまた面白いのである。
***
夕方が近づくと、晩御飯の準備。
まずは、高森牛の焼肉。
『おお、これは美味いなあ』 そして、ビールをグビリ!
綺麗な景色を眺めながら、再びグビリ。
***
日が沈む頃には、おでんと日本酒。
お酒は、雁木の『みずのわ』
黄金色に輝く芸予諸島の海と空は、なんとも言えない美しさである。
***
夜はそれほど冷え込むこともなく、快適に熟睡することができた。
眼が覚めると、いつものようにお湯を沸かし、コーヒーを淹れて、まだ暗い景色を眺めながら、朝のキリリと引き締まった空気と時間を楽しむ。
ラジオをチューニングしていると、沖縄の音楽が流れてきた。
まさかと思って聞いていると、『エイト・シックス・フォー レディオ オキナワ』というジングルが!
864kHzの『ラジオ沖縄である』
まさか、周防大島で沖縄からの放送が聞こえるとは、なんとも驚きであった。
***
朝食は、もはや呉名物となった『だし道楽』のアゴ出しを使ったうどん。
ギョロッケとともに、ネギもたっぷり載せてみた。
冬の寒いキャンプの朝には、うどんが最高の楽しみの一つ。
徐々に明るくなる東の空。
日の出も間も無くである。
***
海を眺め、コーヒーを飲み、のんびりまったり島の朝の時間を堪能した。
『じゃあ、そろそろ帰るとするか』
今日は、夕方から予定があるので、いつもより早めの撤収である。
今回は、カヤック&ペインティングという新たな楽しみを見つけることができた、記念すべきツーリングとなった。
***
帰りのクルマでは、最近お気に入りの『欅坂46』
以下、エキセントリックより。
もう、そういうのうんざりなんだよ
(中略)
世間の声に耳を塞いで
生きたいように生きるしかない
だから僕は一人で
心閉ざして交わらないんだ
I am eccentric 変わり者でいい
理解されない方が よっぽど楽だと思ったんだ
***
夕方からは、妻と一緒に呉にお出かけ。
今日は、楽しみにしていた 矢沢永吉のコンサートの日。 『TRAVELING BUS 2017』
2年前に、初めて呉にやって来てくれた矢沢永吉。
再び呉にやって来たのは『縁』なのだそうである。
リハーサルが嫌いで、プラモデルを作るように一つ一つコツコツと積み上げていくのが苦手で、できることならいきなり完成品が欲しいという永ちゃん。
広島を出て関東に行った時、早く東京弁で喋れるようになりたいと努力したが、イントネーションが違うのですぐに諦め、広島弁でいくと決めた永ちゃん。
朝はスターバックスで濃いめのコーヒーを飲んで一日が始まるという永ちゃん。
そして何より声が素晴らしく、歌が上手で、聞き惚れるようなバラードが心を打つ永ちゃんのコンサートは、本当に最高であった。
帰りには妻と二人、『やっぱり来て良かったね』
***
今週も、カヤック漕いで、風景画を描いて、キャンプして、矢沢永吉のプロフェッショナルな最高のコンサートを堪能させていただいた。
人生には辛いことや悲しいことがいっぱいあるけれど、楽しい頃や嬉しいことも、それと同じくらい沢山あるものだなあ。
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
土曜の朝は5時には目を覚まし、コーヒーを飲みながら天気予報をチェックして、最終的な目的地を決める。
島根半島もプランには入れていたのだが、残念ながら風がある予報なので諦め、当分訪れていなかった周防大島に決定!
***
『じゃあ行ってくるよ。 今日は周防大島に決めた』
昨日の夜にほぼ準備は終わっていたので、すぐに車に乗って西へと向かう。
いつもの浜に到着すると、まずはテントを張り、着替えて出発準備は完了である。
高気圧が近づく過程でいつも吹く風のような東風が少しあるが、コースタルツーリングは楽しめそうである。
まずは、西に向かって岸沿いを漕ぎ進む。
12月に入ったということで、今日はこのシーズン初となるドライスーツを引っ張り出してきた。
運転してきたジャージの上に着るだけなので、準備も簡単で快適である。
***
久しぶりとなる周防大島の海を、手に馴染んだアークティックウインドで、朝のお散歩ツーリング。
岬を回り込むと、洞窟のある岩が見えてきた。
満潮の高潮なら、洞窟をシーカヤックで潜り抜けられるのだが、今日は無理なようである。
***
その後も、久しぶりのパドリングの感触を楽しみながら、湾内をグルリと漕ぎ進む。
『空は青いし、海は澄んで、やっぱシーカヤックは気持ちええなあ!』
しばらく漕ぐと、Uターンして今度は立岩へ。
岩の途中に、綺麗な紅葉が!
なんだか幻想的な雰囲気すら漂う、晩秋から初冬の立岩の景観を堪能した。
***
スタート地点に戻り、シーカヤックを引き上げ、潮抜きして干す。
パドルフロートやビルジポンプ、スプレースカートなども水洗いし、日に当てて乾かすことに。
地面には、フカフカの落ち葉が敷き詰められているので、ドライスーツは拡げて干してみた。
***
コンビニで買ってきたカップラーメンでお昼ご飯を済ませると、ここからが今日のお楽しみ。
実は先日、コンパクトな水彩セットを購入したのである。
先週妻と訪れたヴラマンク展を見た時に、画に関する様々な伝統や技法を受け入れず、ほとんど独学で自由に描いたというそのダイナミックな風景画に非常に感銘を受けた。
なぜかその時、『ああ、俺もこんな風に自由な風景画を描いてみたいなあ』と思ったのである。
そして数日後、Amazonから荷物が届く。
『今度は何を買うたん?』 『うん。。。 え。。。 まあ。。。 ちょっとね』
箱を開けると、中からコンパクトな水彩セットと小さなスケッチブック。
『あんた、分かりやすいねえ』と妻は笑う。 『うん、まあええじゃん。 下手なのは分かっとるけど、人に見せるわけじゃないし、まあ描いてみたいと思うたんじゃけえ、ちょっと試してみたいんよ』と、俺も嬉し恥ずかし苦笑い。
***
という訳で、今日がそのセットのデビューの日なのである。
しかも今日の空は晴れて、キャンプ地からの芸予諸島の眺めは最高。
だから今日は、いつもの『カヤック&バイク』ならぬ、『カヤック&ペインティング』
絵を描くなんて、高校生の美術の時間以来である。
数十年ぶりなので、どうしたら良いのか戸惑いながらも、心はワクワクドキドキ。
***
初めて使う、透明水彩絵の具と水筆。
描き始めると、もちろん思ったような構図や色にはならないのだが、複数の色を混ぜてイメージに近い色を作ってみたり、筆のタッチを変えてどのようになるのか試してみたり、とても楽しい時間。
コンパクトな防水デジカメで、お気に入りの風景を一瞬で切り取るのも好きなのだが、このようにまじまじと景色を眺め、自分の手で時間をかけて描いていくことの楽しさを、ジワジワと味わっていく。
『うーん、今日はこれで完成かな』
筆を洗い、パレットを綺麗にし、絵が乾くと日付と場所を記入してみた。
『いやあ、絵を描くってこんなに楽しいものなんだなあ』
まあ、絵が描きたくなったからといって、いきなり数十年ぶりの水彩画を臆面もなく描いてみようという自分自信を笑うしかないのではあるが、それでも心のそこからジワジワと沁み出てきた衝動は抑えきれない。
もちろん人様に見せられるようなものではないけれど、シーカヤック歴25年にして、海旅の新たな楽しみを見つけることができたのは、嬉しい限りである。
『あそこの浜も描いてみたいし、あっちの海も描いてみたいものだなあ』
一人、密かに妄想を膨らませる。
***
一休みすると、ビールを飲みながら読書の時間。
とはいえ、本を開くのではなく、Kindleである。
今日は、先日から読み始めた『宮本武蔵』の続き。 これがまた面白いのである。
***
夕方が近づくと、晩御飯の準備。
まずは、高森牛の焼肉。
『おお、これは美味いなあ』 そして、ビールをグビリ!
綺麗な景色を眺めながら、再びグビリ。
***
日が沈む頃には、おでんと日本酒。
お酒は、雁木の『みずのわ』
黄金色に輝く芸予諸島の海と空は、なんとも言えない美しさである。
***
夜はそれほど冷え込むこともなく、快適に熟睡することができた。
眼が覚めると、いつものようにお湯を沸かし、コーヒーを淹れて、まだ暗い景色を眺めながら、朝のキリリと引き締まった空気と時間を楽しむ。
ラジオをチューニングしていると、沖縄の音楽が流れてきた。
まさかと思って聞いていると、『エイト・シックス・フォー レディオ オキナワ』というジングルが!
864kHzの『ラジオ沖縄である』
まさか、周防大島で沖縄からの放送が聞こえるとは、なんとも驚きであった。
***
朝食は、もはや呉名物となった『だし道楽』のアゴ出しを使ったうどん。
ギョロッケとともに、ネギもたっぷり載せてみた。
冬の寒いキャンプの朝には、うどんが最高の楽しみの一つ。
徐々に明るくなる東の空。
日の出も間も無くである。
***
海を眺め、コーヒーを飲み、のんびりまったり島の朝の時間を堪能した。
『じゃあ、そろそろ帰るとするか』
今日は、夕方から予定があるので、いつもより早めの撤収である。
今回は、カヤック&ペインティングという新たな楽しみを見つけることができた、記念すべきツーリングとなった。
***
帰りのクルマでは、最近お気に入りの『欅坂46』
以下、エキセントリックより。
もう、そういうのうんざりなんだよ
(中略)
世間の声に耳を塞いで
生きたいように生きるしかない
だから僕は一人で
心閉ざして交わらないんだ
I am eccentric 変わり者でいい
理解されない方が よっぽど楽だと思ったんだ
***
夕方からは、妻と一緒に呉にお出かけ。
今日は、楽しみにしていた 矢沢永吉のコンサートの日。 『TRAVELING BUS 2017』
2年前に、初めて呉にやって来てくれた矢沢永吉。
再び呉にやって来たのは『縁』なのだそうである。
リハーサルが嫌いで、プラモデルを作るように一つ一つコツコツと積み上げていくのが苦手で、できることならいきなり完成品が欲しいという永ちゃん。
広島を出て関東に行った時、早く東京弁で喋れるようになりたいと努力したが、イントネーションが違うのですぐに諦め、広島弁でいくと決めた永ちゃん。
朝はスターバックスで濃いめのコーヒーを飲んで一日が始まるという永ちゃん。
そして何より声が素晴らしく、歌が上手で、聞き惚れるようなバラードが心を打つ永ちゃんのコンサートは、本当に最高であった。
帰りには妻と二人、『やっぱり来て良かったね』
***
今週も、カヤック漕いで、風景画を描いて、キャンプして、矢沢永吉のプロフェッショナルな最高のコンサートを堪能させていただいた。
人生には辛いことや悲しいことがいっぱいあるけれど、楽しい頃や嬉しいことも、それと同じくらい沢山あるものだなあ。
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?