金曜日は、早めに仕事を切り上げてマツダ6で『とびしま海道』へと向かう。
今日は、とても空気が澄んで景色の抜けが良く、絶景の芸予諸島である。
まさにこれぞ、芸予ブルー。
島に到着したが、当初テントを張ろうと思っていた場所は残念ながら今日は使えそうにない状況だったので、以前使っていたキャンプ地へ移動。
***
ここは、夏の厳しい日差しを遮るものがなく、残暑とは思えない今日の暑さでは、定年も指折り数えることができるくらいに高齢化した俺は、日射で体力を消耗しそうな感じ。
クルマに積んでいるものを思い起こし、『さて、どうやって日を遮ろうか?』と思案する。
『スペースブランケットがあるから、あれをタープ代わりにできそうだな』
『片方はクルマのキャリアを使えばいいが、そのままでは反対側が下がりすぎるなあ。。。 そうだ、パドルを使えばなんとかなるかな!』
というわけで、色々考えてセッティングしたのがこの状態。
ソロキャンプを楽しむには、十分な日陰を確保できた!
今日のテントは、モンベルのムーンライトⅠ。
***
応急手当て的に張った、なんちゃってタープの下に座り、少し遅めのお昼ご飯。
一仕事を終え、海辺のキャンプ地で昼から飲むビールのなんと旨いことよ!!!
時々、海に浸かって体を冷やし、上がってはビールをグビリと飲み、海を眺め、本を読み、ラジオを聞く。
最高の週末である!
***
夕方になると、晩御飯の準備。
今日も、家から持参した食材を使って簡単な食事である。
日没前後のこの時間帯が、俺がキャンプで一番好きなひと時である。
***
夜は、フライシートは張らず、星を眺めながらメッシュの扉を吹き抜ける涼しい風を感じながらの就寝。
朝起きると、今日も晴れ。
朝の穏やかな芸予諸島を眺めがら、まずは朝のコーヒーを楽しむ。
朝食は、いつものうどん。
今日は、卵&ネギたっぷりのうどんにしてみた。
***
朝は、この夏最後のシーカヤック部活動。
今日は、職員さん3人と高校3年生と小学6年生の男の子の部員2名。
高校生は、もう何年も一緒に漕いでいるベテランである。
彼は、昨年シーカヤック部の活動で行った島でのキャンプ&焚き火が気に入ったようで、大人になってもキャンプを楽しみたいと言ってくれた。
『俺のシーカヤック部活動が、少しでも子供達の夏の想い出に貢献できているのかなあ』と思うと、最高に嬉しいことである。
そして6年生の男の子は、以前タンデム艇で参加してくれたのだが、今日はシングル艇を漕ぎたいとのこと。
挨拶を交わし、準備体操をして、海に漕ぎだす。
俺はマウスシールドを付け、いつも以上に距離を確保して、安全をチェックするとともに声をかけて状態を確認していく。
海の状況が最高に良かったので、今日も島に渡ることに。
6年生の男の子は、初めてのシングル艇で、初めての島渡り。
プチ冒険でワクワクのようで、漕いでいる最中も最高の笑顔。 とても楽しそうである。
島では日陰のある浜に上陸。
職員さんも、部員達も、ライフジャケットと着たまま海にプカリプカリと浮かび、楽しそう。
『じゃあ、そろそろ戻ろうか!』
***
金曜日は午後から誰もいないスポットでキャンプを楽しみ、土曜日は今年最後のシーカヤック部の活動で島渡りを子供達と堪能した。
最高の休日である。
『浮世の難しいしがらみは、あっしには関わりのねえことでござんす。 御免なすって』
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
今日は、とても空気が澄んで景色の抜けが良く、絶景の芸予諸島である。
まさにこれぞ、芸予ブルー。
島に到着したが、当初テントを張ろうと思っていた場所は残念ながら今日は使えそうにない状況だったので、以前使っていたキャンプ地へ移動。
***
ここは、夏の厳しい日差しを遮るものがなく、残暑とは思えない今日の暑さでは、定年も指折り数えることができるくらいに高齢化した俺は、日射で体力を消耗しそうな感じ。
クルマに積んでいるものを思い起こし、『さて、どうやって日を遮ろうか?』と思案する。
『スペースブランケットがあるから、あれをタープ代わりにできそうだな』
『片方はクルマのキャリアを使えばいいが、そのままでは反対側が下がりすぎるなあ。。。 そうだ、パドルを使えばなんとかなるかな!』
というわけで、色々考えてセッティングしたのがこの状態。
ソロキャンプを楽しむには、十分な日陰を確保できた!
今日のテントは、モンベルのムーンライトⅠ。
***
応急手当て的に張った、なんちゃってタープの下に座り、少し遅めのお昼ご飯。
一仕事を終え、海辺のキャンプ地で昼から飲むビールのなんと旨いことよ!!!
時々、海に浸かって体を冷やし、上がってはビールをグビリと飲み、海を眺め、本を読み、ラジオを聞く。
最高の週末である!
***
夕方になると、晩御飯の準備。
今日も、家から持参した食材を使って簡単な食事である。
日没前後のこの時間帯が、俺がキャンプで一番好きなひと時である。
***
夜は、フライシートは張らず、星を眺めながらメッシュの扉を吹き抜ける涼しい風を感じながらの就寝。
朝起きると、今日も晴れ。
朝の穏やかな芸予諸島を眺めがら、まずは朝のコーヒーを楽しむ。
朝食は、いつものうどん。
今日は、卵&ネギたっぷりのうどんにしてみた。
***
朝は、この夏最後のシーカヤック部活動。
今日は、職員さん3人と高校3年生と小学6年生の男の子の部員2名。
高校生は、もう何年も一緒に漕いでいるベテランである。
彼は、昨年シーカヤック部の活動で行った島でのキャンプ&焚き火が気に入ったようで、大人になってもキャンプを楽しみたいと言ってくれた。
『俺のシーカヤック部活動が、少しでも子供達の夏の想い出に貢献できているのかなあ』と思うと、最高に嬉しいことである。
そして6年生の男の子は、以前タンデム艇で参加してくれたのだが、今日はシングル艇を漕ぎたいとのこと。
挨拶を交わし、準備体操をして、海に漕ぎだす。
俺はマウスシールドを付け、いつも以上に距離を確保して、安全をチェックするとともに声をかけて状態を確認していく。
海の状況が最高に良かったので、今日も島に渡ることに。
6年生の男の子は、初めてのシングル艇で、初めての島渡り。
プチ冒険でワクワクのようで、漕いでいる最中も最高の笑顔。 とても楽しそうである。
島では日陰のある浜に上陸。
職員さんも、部員達も、ライフジャケットと着たまま海にプカリプカリと浮かび、楽しそう。
『じゃあ、そろそろ戻ろうか!』
***
金曜日は午後から誰もいないスポットでキャンプを楽しみ、土曜日は今年最後のシーカヤック部の活動で島渡りを子供達と堪能した。
最高の休日である。
『浮世の難しいしがらみは、あっしには関わりのねえことでござんす。 御免なすって』
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
もうひと月ほど前になるが、妻と京都を訪れた。
緊急事態宣言が解除され、まだGoToキャンペーンも始まっていないかなり前に、予約しておいた宿、『星のや京都』
以前から、妻が星のやさんに泊まってみたいと言っていたのだが、予約も取れず、先延ばしにしていたのである。
それが、Webでチェックしてみると、星のや京都の予約が空いていた。
この時期、新幹線や飛行機での移動は避けたい。 京都なら自動車で行ける範囲なので、ここに決定。
せっかくなら、と言う事で、特別室である『月橋メゾネット』を予約したのである。
***
再び感染者が増加しつつあったので、移動は自家用車とし、長距離運転が苦にならない俺が京都まで運転。
途中はトイレ休憩とお昼ご飯のみ。 そのお昼ご飯も、家から持参したサンドイッチをPAに停めたクルマの中で食べるというほど気を遣っての移動であった。
嵐山の駐車場も、事前ネット予約&決済できる駐車場を利用して、人との接触を可能な限り回避しておいた。
昼過ぎに、渡月橋に到着。 星のやさんの桟橋へと向かう。
どうやら、ここが専用桟橋のようである。
検温を終え、小さな舟に乗り込む。
嵐山を離れ、静かに桂川を上っていく。
上流側に進むにつれ、渡月橋の辺りの喧騒とは打って変わっての別世界。
人家もなく、静かな夏の京都の雰囲気。
『うん、舟でゆっくりと宿に向かうというのは、風情があってとても良いねえ』
***
出発から10分ほどで、星のや京都に到着。
宿の方が荷物を持ってくださり、舟を降りる。
宿までの道も、深緑が美しい。
***
PAでの休憩で時間調整しながら京都まできたが、観光もせず宿に直行だったので少し早めに到着し他ので、チェックインまでしばらく時間。
パブリックスペースで、しばし休憩させていただいた。
外に出ると、桂川も眺めることができる。
しばらくすると、急に雨が降り始めた。 まるで夕立のようである。
『ちょうど良いタイミングで宿に到着できたね。 雨に降られなくてよかったなあ』
コーヒーを飲み、部屋に持ち込む本を選ぶ。
宮本常一の本もあった。
***
時間になり、部屋へと通された。
予約した時点では知らなかったのだが、ここは離れ形式の部屋で、一軒そのものが今日の俺たちの宿になるのである。
一番奥の『122』、特別室の月橋メゾネット。
一階の和室。
しっぽりと、静かな風情。
そして二階の洋室。
ここからは、桂川や対岸の林も眺めることができる。
『いやあ、ここは広いし、眺めも良いねえ。 気に入った!』
ここが寝室。
さすが、星のや京都の特別室である。
これまで泊まった宿の中でも、最高のロケーション。
***
寝室からの景色。
下を見ると、鉄板に装飾された菊の模様。
この宿は、古い宿を改修したとのことだが、可能な限りその時の資材は活用されているとのこと。
しばし、敷地内を散策した。
到着後に降った雨で、木々の緑がしっとりと良い雰囲気を醸し出している。
***
部屋に戻り、お茶を入れて、冷蔵庫に入っていたお菓子をいただいた。
特製容器に入った、美味しいお菓子。
これまで食べたことのないような味の、美味しいチョコレートのお菓子であった。
***
嵐山の喧騒を離れ、一番奥の離れの二階で、静かに景色を眺め、お茶を飲み、本を開く時間。
『こんな贅沢な時間があるだろうか?』
まさに至福の一時。
***
夕食は、別館の個室。
どのような料理がいただけるのか、楽しみである。
運ばれてきた食前酒は、『稼ぎ頭』
名前が少し俗っぽいのもご愛嬌。
先附
八寸
お酒は、飲み比べセットをお願いした。
向附
椀物
俺は、宿に泊まっていただく食事の中で、楽しみにしている一つが『椀物』
ほぼ毎年泊まりに行かせていただいている、大谷山荘別館『音信』に初めて泊まった時、椀物をいただいて感動したことがある。
シンプルなのに、奥深い美味しさを感じる、温かい椀物は、まさに日本料理の真髄の一つではなかろうか。
***
焼物
小さな鮎の塩焼き。
鮎はこのサイズが美味しいな。 焼き具合もさすがである。
強肴
この牛フィレ肉は、昨年サンディエゴで訪れた高級ステーキ店に勝るとも劣らない最高の味わいであった。
食事は鰻飯。
デザート
『ご馳走様でした』
とても満足した晩御飯。 終わってみれば、スタートからほぼ3時間が経過していた。
***
部屋まで戻る路。
部屋に戻ると、本を開く。
俺の好きな、京都・奈良の仏像の写真集。
開口の阿形と、口を結んだ吽形像は、俺のお気に入り。
***
朝起きると、二階の川沿いの部屋へ。
家から持参したCDで、庄司紗矢香のヴァイオリンと、反田恭平のピアノの演奏を、低い音量で聞きながら、景色を眺め、本を読む。
見ると、対岸に動くものが。
持参した双眼鏡を取り出し、見ると『鹿』
***
朝は、宿の敷地を出て、川沿いのお散歩を楽しんだ。
まずは朝の宿。
門を出て、涼しい路を歩く。
***
宿に戻ると、パブリックスペースの縁側に出て、お茶をいただく。
朝の川風が吹き抜け、なんとも心地よい。
今日は曇りの天気予報だが、なんとか晴れそうな感じである。
***
朝食は、部屋食。
一階の和室で、野菜鍋をいただく。
たっぷりの野菜を美味しくいただき、〆の雑炊も絶品であった。
『ご馳走様でした』
その後も、音楽を聴き、景色を眺め、本を読み、ゆっくりと朝風呂を楽しんだ。
星のや京都の魅力は、奥嵐山という最高のロケーションで、本を読んだり、CDで音楽を聞いたり、川風を感じながら景色を眺めたりして静かに過ごす非日常の時間である。
***
チェックアウト。
『お世話になりました。 とてもゆっくりできましたよ。 また来ます』
舟で、宿をあとにする。
途中で、上りの星のや舟とすれ違う。
渡月橋が見えてきた。
俗世に戻ってきた感じである。
帰りは、途中のPAで一度だけ休憩し、そこで家から持参していたパンのお昼ご飯。
往復共移動中は、徹底して人混みを避けるプランとした。
俺は、コンラッドや音信、そして星のや京都のような良い宿は、その宿や部屋の佇まい、美味しい料理、そして何より工夫を凝らしたおもてなしの考え方を身を以て知ることは、とても良いリアルな経験として自分の身になっていると感じる。
その一方では地べたで寝るキャンプも楽しいし、車中泊でも安宿でも、それぞれ楽しむことができる。
何事も経験である。
自粛自粛で気疲れする今の世の中ではあるが、最新の注意を払い、最高レベルの対策を講じている星のリゾートの星のや京都の特別室で、妻と二人静かで贅沢な時間を過ごすことができたのは、一生の思い出になるであろう。
『うん、今回は最高に良い旅だったなあ』
***
『浮世の難しいしがらみは、あっしには関わりのねえことでござんす。 御免なすって』
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
緊急事態宣言が解除され、まだGoToキャンペーンも始まっていないかなり前に、予約しておいた宿、『星のや京都』
以前から、妻が星のやさんに泊まってみたいと言っていたのだが、予約も取れず、先延ばしにしていたのである。
それが、Webでチェックしてみると、星のや京都の予約が空いていた。
この時期、新幹線や飛行機での移動は避けたい。 京都なら自動車で行ける範囲なので、ここに決定。
せっかくなら、と言う事で、特別室である『月橋メゾネット』を予約したのである。
***
再び感染者が増加しつつあったので、移動は自家用車とし、長距離運転が苦にならない俺が京都まで運転。
途中はトイレ休憩とお昼ご飯のみ。 そのお昼ご飯も、家から持参したサンドイッチをPAに停めたクルマの中で食べるというほど気を遣っての移動であった。
嵐山の駐車場も、事前ネット予約&決済できる駐車場を利用して、人との接触を可能な限り回避しておいた。
昼過ぎに、渡月橋に到着。 星のやさんの桟橋へと向かう。
どうやら、ここが専用桟橋のようである。
検温を終え、小さな舟に乗り込む。
嵐山を離れ、静かに桂川を上っていく。
上流側に進むにつれ、渡月橋の辺りの喧騒とは打って変わっての別世界。
人家もなく、静かな夏の京都の雰囲気。
『うん、舟でゆっくりと宿に向かうというのは、風情があってとても良いねえ』
***
出発から10分ほどで、星のや京都に到着。
宿の方が荷物を持ってくださり、舟を降りる。
宿までの道も、深緑が美しい。
***
PAでの休憩で時間調整しながら京都まできたが、観光もせず宿に直行だったので少し早めに到着し他ので、チェックインまでしばらく時間。
パブリックスペースで、しばし休憩させていただいた。
外に出ると、桂川も眺めることができる。
しばらくすると、急に雨が降り始めた。 まるで夕立のようである。
『ちょうど良いタイミングで宿に到着できたね。 雨に降られなくてよかったなあ』
コーヒーを飲み、部屋に持ち込む本を選ぶ。
宮本常一の本もあった。
***
時間になり、部屋へと通された。
予約した時点では知らなかったのだが、ここは離れ形式の部屋で、一軒そのものが今日の俺たちの宿になるのである。
一番奥の『122』、特別室の月橋メゾネット。
一階の和室。
しっぽりと、静かな風情。
そして二階の洋室。
ここからは、桂川や対岸の林も眺めることができる。
『いやあ、ここは広いし、眺めも良いねえ。 気に入った!』
ここが寝室。
さすが、星のや京都の特別室である。
これまで泊まった宿の中でも、最高のロケーション。
***
寝室からの景色。
下を見ると、鉄板に装飾された菊の模様。
この宿は、古い宿を改修したとのことだが、可能な限りその時の資材は活用されているとのこと。
しばし、敷地内を散策した。
到着後に降った雨で、木々の緑がしっとりと良い雰囲気を醸し出している。
***
部屋に戻り、お茶を入れて、冷蔵庫に入っていたお菓子をいただいた。
特製容器に入った、美味しいお菓子。
これまで食べたことのないような味の、美味しいチョコレートのお菓子であった。
***
嵐山の喧騒を離れ、一番奥の離れの二階で、静かに景色を眺め、お茶を飲み、本を開く時間。
『こんな贅沢な時間があるだろうか?』
まさに至福の一時。
***
夕食は、別館の個室。
どのような料理がいただけるのか、楽しみである。
運ばれてきた食前酒は、『稼ぎ頭』
名前が少し俗っぽいのもご愛嬌。
先附
八寸
お酒は、飲み比べセットをお願いした。
向附
椀物
俺は、宿に泊まっていただく食事の中で、楽しみにしている一つが『椀物』
ほぼ毎年泊まりに行かせていただいている、大谷山荘別館『音信』に初めて泊まった時、椀物をいただいて感動したことがある。
シンプルなのに、奥深い美味しさを感じる、温かい椀物は、まさに日本料理の真髄の一つではなかろうか。
***
焼物
小さな鮎の塩焼き。
鮎はこのサイズが美味しいな。 焼き具合もさすがである。
強肴
この牛フィレ肉は、昨年サンディエゴで訪れた高級ステーキ店に勝るとも劣らない最高の味わいであった。
食事は鰻飯。
デザート
『ご馳走様でした』
とても満足した晩御飯。 終わってみれば、スタートからほぼ3時間が経過していた。
***
部屋まで戻る路。
部屋に戻ると、本を開く。
俺の好きな、京都・奈良の仏像の写真集。
開口の阿形と、口を結んだ吽形像は、俺のお気に入り。
***
朝起きると、二階の川沿いの部屋へ。
家から持参したCDで、庄司紗矢香のヴァイオリンと、反田恭平のピアノの演奏を、低い音量で聞きながら、景色を眺め、本を読む。
見ると、対岸に動くものが。
持参した双眼鏡を取り出し、見ると『鹿』
***
朝は、宿の敷地を出て、川沿いのお散歩を楽しんだ。
まずは朝の宿。
門を出て、涼しい路を歩く。
***
宿に戻ると、パブリックスペースの縁側に出て、お茶をいただく。
朝の川風が吹き抜け、なんとも心地よい。
今日は曇りの天気予報だが、なんとか晴れそうな感じである。
***
朝食は、部屋食。
一階の和室で、野菜鍋をいただく。
たっぷりの野菜を美味しくいただき、〆の雑炊も絶品であった。
『ご馳走様でした』
その後も、音楽を聴き、景色を眺め、本を読み、ゆっくりと朝風呂を楽しんだ。
星のや京都の魅力は、奥嵐山という最高のロケーションで、本を読んだり、CDで音楽を聞いたり、川風を感じながら景色を眺めたりして静かに過ごす非日常の時間である。
***
チェックアウト。
『お世話になりました。 とてもゆっくりできましたよ。 また来ます』
舟で、宿をあとにする。
途中で、上りの星のや舟とすれ違う。
渡月橋が見えてきた。
俗世に戻ってきた感じである。
帰りは、途中のPAで一度だけ休憩し、そこで家から持参していたパンのお昼ご飯。
往復共移動中は、徹底して人混みを避けるプランとした。
俺は、コンラッドや音信、そして星のや京都のような良い宿は、その宿や部屋の佇まい、美味しい料理、そして何より工夫を凝らしたおもてなしの考え方を身を以て知ることは、とても良いリアルな経験として自分の身になっていると感じる。
その一方では地べたで寝るキャンプも楽しいし、車中泊でも安宿でも、それぞれ楽しむことができる。
何事も経験である。
自粛自粛で気疲れする今の世の中ではあるが、最新の注意を払い、最高レベルの対策を講じている星のリゾートの星のや京都の特別室で、妻と二人静かで贅沢な時間を過ごすことができたのは、一生の思い出になるであろう。
『うん、今回は最高に良い旅だったなあ』
***
『浮世の難しいしがらみは、あっしには関わりのねえことでござんす。 御免なすって』
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
金曜日は有給休暇をとり、SUPをカートップしたマツダ6で、とびしま海道へ。
この夏は、自粛や慎重な行動でいつもとは全く異なる雰囲気の夏。
驚くことに、シーカヤックなどで海には何度か出ているものの、まだ一度も海に浸かっていないのだ。
さすがに金曜日なら人も少ないだろうという目論見で、有休を利用して島を目指したのである。
***
久しぶりとなるSUP漕ぎ。
日差しが厳しく、裸足になると熱い砂で足の裏がヤケドしそうなほどだ。
俺以外に誰もいない、貸切状態の海岸で、まずは海に飛び込み体を冷やす。
落ち着いたところで、SUP漕ぎ。
お気に入りの、スターボード・ツーリング。
芸予ブルーの夏の海。
海の上は風が吹き抜け、思ったよりも涼しくて快適である。
近くの無人島までパドリング。
***
島影の日陰でしばし休憩。
その後、グルリと小さな島を一周する。
休憩しようと思っていた小さな浜は、残念ながら、ちょうど満潮の時刻で海の中。
穏やかな凪の瀬戸内海を、のんびりまったりと気持ちよく漕ぎ進み、夏の終わりの海のお散歩を楽しんだ。
***
お昼ご飯は、持参したインスタントラーメンである。
昼食後、再び海へ。
ここも、誰もいない貸切状態の海水浴場。
まさに、芸予諸島の良さを実感できるスポットだ。
透明度の高い気持ちの良い海。
体を海でしっかりと冷やし、シャワーを浴びて着替えて休憩。
***
午後は、日陰で本を開く。
お気に入りの場所で、ビールをゴクリと飲り、本をパラリとめくる。
これぞ、夏の至福の一時。
ようやく俺にも夏がやってきた感じである!
***
夕食は、家から持参したカレーとハンバーグ、冷奴、そして缶詰。
次第に暗くなっていく島の静かなスポットで、独り静かにラジオを聴きながらビールを飲り、久々の野宿の雰囲気を楽しんだ。
***
翌朝は、俺のキャンプ朝食の定番である、うどん。
今日は、キムチうどんにしてみた。
『ああ、なんでキャンプの朝のうどんは、こんなに美味しいのだろうか!』
***
コーヒーを飲んでゆっくりし、徐々に道具を片付けて、クルマにパッキングしていく。
今日は、今年4回目となる夏のシーカヤック教室の日。
今回の参加は、職員さん2名と、中学生、高校生の女の子の部員。
部員たちは何年も漕ぎ慣れていることに加え、今日は海も穏やかなので、近くの島まで渡ってみることにした。
高校生の女の子は、久しぶりの参加ではあるが、楽しそうに漕いでいる。
部員や職員さん達に声をかける必要がある俺はマウスシールドは装着してはいるが、それでも念のために距離を保ちながら、時々話を聞いてみる。
『そうか、もう高校生だったんだよなあ』
彼女は、小学校中学年の頃から参加してくれているので、もう6-7年ほどこのシーカヤック部の活動に参加してくれていることになる。
『久し振りだねえ。 どう海を漕ぐ感触は?』
『高校の授業はどう?』
『卒業したら、進路はどう考えているの?』
夏限定ではあるが、長年その成長を見ているので、まるで自分の姪っ子か孫のような気持ちになるのだ。
***
無事、島に到着。
しばし上陸し、部員たちは海で遊んだりして、夏の終わりの休日を楽しむ。
ここは、もう少しすると潮が満ちて浜がなくなってしまうので、近くの浜へと移動する。
ここでも、海で泳いだり、石を投げて遊んだり、なぜか大量に流れてくるレモンを拾ったりして、それぞれ思い思いの夏のバカンスを堪能。
『じゃあ、そろそろ戻ろうか?』
帰りの中学生の女の子のカヤックは、なぜかレモン舟と化していた!
久々にSUPを漕ぎ、島でキャンプと海水浴を楽しみ、島渡りを頼んだシーカヤック教室も開催することができた。
『ああ、本当に、これでようやく俺にも夏が来たーって感じだなあ!』
***
『浮世の難しいしがらみは、あっしには関わりのねえことでござんす。 御免なすって』
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
この夏は、自粛や慎重な行動でいつもとは全く異なる雰囲気の夏。
驚くことに、シーカヤックなどで海には何度か出ているものの、まだ一度も海に浸かっていないのだ。
さすがに金曜日なら人も少ないだろうという目論見で、有休を利用して島を目指したのである。
***
久しぶりとなるSUP漕ぎ。
日差しが厳しく、裸足になると熱い砂で足の裏がヤケドしそうなほどだ。
俺以外に誰もいない、貸切状態の海岸で、まずは海に飛び込み体を冷やす。
落ち着いたところで、SUP漕ぎ。
お気に入りの、スターボード・ツーリング。
芸予ブルーの夏の海。
海の上は風が吹き抜け、思ったよりも涼しくて快適である。
近くの無人島までパドリング。
***
島影の日陰でしばし休憩。
その後、グルリと小さな島を一周する。
休憩しようと思っていた小さな浜は、残念ながら、ちょうど満潮の時刻で海の中。
穏やかな凪の瀬戸内海を、のんびりまったりと気持ちよく漕ぎ進み、夏の終わりの海のお散歩を楽しんだ。
***
お昼ご飯は、持参したインスタントラーメンである。
昼食後、再び海へ。
ここも、誰もいない貸切状態の海水浴場。
まさに、芸予諸島の良さを実感できるスポットだ。
透明度の高い気持ちの良い海。
体を海でしっかりと冷やし、シャワーを浴びて着替えて休憩。
***
午後は、日陰で本を開く。
お気に入りの場所で、ビールをゴクリと飲り、本をパラリとめくる。
これぞ、夏の至福の一時。
ようやく俺にも夏がやってきた感じである!
***
夕食は、家から持参したカレーとハンバーグ、冷奴、そして缶詰。
次第に暗くなっていく島の静かなスポットで、独り静かにラジオを聴きながらビールを飲り、久々の野宿の雰囲気を楽しんだ。
***
翌朝は、俺のキャンプ朝食の定番である、うどん。
今日は、キムチうどんにしてみた。
『ああ、なんでキャンプの朝のうどんは、こんなに美味しいのだろうか!』
***
コーヒーを飲んでゆっくりし、徐々に道具を片付けて、クルマにパッキングしていく。
今日は、今年4回目となる夏のシーカヤック教室の日。
今回の参加は、職員さん2名と、中学生、高校生の女の子の部員。
部員たちは何年も漕ぎ慣れていることに加え、今日は海も穏やかなので、近くの島まで渡ってみることにした。
高校生の女の子は、久しぶりの参加ではあるが、楽しそうに漕いでいる。
部員や職員さん達に声をかける必要がある俺はマウスシールドは装着してはいるが、それでも念のために距離を保ちながら、時々話を聞いてみる。
『そうか、もう高校生だったんだよなあ』
彼女は、小学校中学年の頃から参加してくれているので、もう6-7年ほどこのシーカヤック部の活動に参加してくれていることになる。
『久し振りだねえ。 どう海を漕ぐ感触は?』
『高校の授業はどう?』
『卒業したら、進路はどう考えているの?』
夏限定ではあるが、長年その成長を見ているので、まるで自分の姪っ子か孫のような気持ちになるのだ。
***
無事、島に到着。
しばし上陸し、部員たちは海で遊んだりして、夏の終わりの休日を楽しむ。
ここは、もう少しすると潮が満ちて浜がなくなってしまうので、近くの浜へと移動する。
ここでも、海で泳いだり、石を投げて遊んだり、なぜか大量に流れてくるレモンを拾ったりして、それぞれ思い思いの夏のバカンスを堪能。
『じゃあ、そろそろ戻ろうか?』
帰りの中学生の女の子のカヤックは、なぜかレモン舟と化していた!
久々にSUPを漕ぎ、島でキャンプと海水浴を楽しみ、島渡りを頼んだシーカヤック教室も開催することができた。
『ああ、本当に、これでようやく俺にも夏が来たーって感じだなあ!』
***
『浮世の難しいしがらみは、あっしには関わりのねえことでござんす。 御免なすって』
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
夏休みも残り二日。
この連休は、ゴールデンウイークと同様、いつもの年とは異なり、海でシーカヤックやSUPを漕ぐのも難しく、またお気に入りの宿にお世話になるのも気がひけるような、なんとも息詰まるような休日の連続。
そのような中でも、早朝ウオーキングや電動アシスト自転車でのお散歩を楽しんだり、ひと気のない場所へのドライブ旅を楽しんだりと、外遊びが好きな俺はなんとかもがきながらも、ささやかな楽しみを見つけ出していた日々を過ごしていたのである。
そして数日前には、妻と久し振りに『もみの木森林公園』への日帰りドライブを楽しみ、風が吹き抜け心地の良い、誰もいない林間の小道の散策を楽しみ、帰り道では偶然見つけた『井仁の棚田』へ立ち寄って、夏の農村の美しい景色を楽しませていただいた。
この連休中の、とある遠出ドライブの時のマツダ6の燃費が、これ。
出発から170km超えたところで、18,2km/L。
1.5トンを超える2L&6ATのガソリンエンジン車でも、実燃費で1Lあたり18キロを超えることができるのである。
***
『さあ、明日はどうしようかね?』
『涼しい処がいいから、久し振りに山の方へ行ってみようか』
中国山地のとある場所に、今年見つけたお気に入りのスポットがある。
そこは高台で、眼前には抜けの良い景色が広がり、日陰になる東屋の下でのんびり過ごしながら、様々な鳥の鳴き声が楽しめる最高のスポットなのである。
しかしながら今日到着すると、まだ誰も来ていなかったのは良かったのだが、蜂が東屋の周りを飛び回り、虻もたくさんいたので、早々に諦めた。
『仕方ないから、どこか別の場所を探してみるかなあ』
***
そしてしばらく走っていた時、『この近くに鬼の舌震いがあるんだって』と妻。
もう数十年前に妻と行った記憶はあるものの、どんな場所だったかよく覚えていなかったので、『せっかくだから行ってみよう』
駐車場にマツダ6を停め、歩いて鬼の舌震いへと向かう。
ここから、遊歩道の始まりだ。
まずは吊り橋。
完成したのは7年位前のようなので、おそらく以前訪ねた時にはなかった吊り橋である。
橋の上からの眺めもよく、これからの散策路の景色が楽しみだ。
空は晴れ、気温も高いが、この遊歩道は日陰になっており涼しく散策を楽しむことができる。
***
整備され、アップダウンも少なく、歩きやすい遊歩道。
ところどころで、眺めの良いスポットが登場する。
さすがに数十年前に訪れた時の記憶はないが、渓谷の景色を楽しみながら歩くのは気持ちが良いものである。
ここからが、鬼の舌震いの絶景スポット。
巨大な岩に圧倒される。
***
少し下った所にある休憩所にお邪魔する。
ここには、与謝野鉄幹や晶子も訪ねてその絶景を楽しんだとのこと。
谷を渡ってくる風も心地よく、最高の夏の休日。
***
休憩所のベンチを持参したエタノールで消毒し、しばし休憩。
ここからは、渓流の流れも、眼と耳で楽しむことができる。
日陰なので涼しく、途中で買い込んできたお弁当を開く。
久し振りの外食である。
***
涼しい渓谷でお弁当を食べ、お茶を飲み、しばしのんびりまったり。
訪れる人も少なく、二人で静かな時間を楽しむことができる。
『じゃあ、そろそろ戻ろうか』
少し川に近い場所にある帰り道は、結構アップダウンがあるが、往路とは異なる視点での景色が素晴らしい。
***
最後の急坂を登ると、出発地点に戻ってきた。
***
復路は、別のルートを選択。
途中でおろちループに近い延命水に立ち寄り、空になったポットに詰めてドライブ途中でゴクリ。
『ああこの水は、冷たくて美味しいねえ!』
***
ついでに、広島県民の森にも寄り道してみることに。
空は晴れて、気持ちの良い草原の景色。
金子屋神社の杜がなんとも美しい。
そして8月は、新緑ではなく深緑の季節。
青い空と深い緑の森のコントラストが、最高である!
***
花を愛で、
ベンチで一休み。
なんとも息苦しい雰囲気の夏休みではあったが、今日もリフレッシュすることができたのは嬉しい限り。
***
夜は、自宅前で妻と二人で花火!
50代半ば過ぎの子離れ夫婦として、何年ぶり?十何年ぶりの夏の花火であろうか?
『いやあ、これはなかなか楽しいねえ』
夏休みの初日にはシーカヤック教室も感染防止と安全確保を第一にスモールで実施することができたし、ひと気のないスポットを慎重に選んでのドライブ旅も何度か楽しむことができたこと、そして妻との花火の一時は、俺にとっては何よりの救いであった。
***
『浮世の難しいしがらみは、あっしには関わりのねえことでござんす。 御免なすって』
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
この連休は、ゴールデンウイークと同様、いつもの年とは異なり、海でシーカヤックやSUPを漕ぐのも難しく、またお気に入りの宿にお世話になるのも気がひけるような、なんとも息詰まるような休日の連続。
そのような中でも、早朝ウオーキングや電動アシスト自転車でのお散歩を楽しんだり、ひと気のない場所へのドライブ旅を楽しんだりと、外遊びが好きな俺はなんとかもがきながらも、ささやかな楽しみを見つけ出していた日々を過ごしていたのである。
そして数日前には、妻と久し振りに『もみの木森林公園』への日帰りドライブを楽しみ、風が吹き抜け心地の良い、誰もいない林間の小道の散策を楽しみ、帰り道では偶然見つけた『井仁の棚田』へ立ち寄って、夏の農村の美しい景色を楽しませていただいた。
この連休中の、とある遠出ドライブの時のマツダ6の燃費が、これ。
出発から170km超えたところで、18,2km/L。
1.5トンを超える2L&6ATのガソリンエンジン車でも、実燃費で1Lあたり18キロを超えることができるのである。
***
『さあ、明日はどうしようかね?』
『涼しい処がいいから、久し振りに山の方へ行ってみようか』
中国山地のとある場所に、今年見つけたお気に入りのスポットがある。
そこは高台で、眼前には抜けの良い景色が広がり、日陰になる東屋の下でのんびり過ごしながら、様々な鳥の鳴き声が楽しめる最高のスポットなのである。
しかしながら今日到着すると、まだ誰も来ていなかったのは良かったのだが、蜂が東屋の周りを飛び回り、虻もたくさんいたので、早々に諦めた。
『仕方ないから、どこか別の場所を探してみるかなあ』
***
そしてしばらく走っていた時、『この近くに鬼の舌震いがあるんだって』と妻。
もう数十年前に妻と行った記憶はあるものの、どんな場所だったかよく覚えていなかったので、『せっかくだから行ってみよう』
駐車場にマツダ6を停め、歩いて鬼の舌震いへと向かう。
ここから、遊歩道の始まりだ。
まずは吊り橋。
完成したのは7年位前のようなので、おそらく以前訪ねた時にはなかった吊り橋である。
橋の上からの眺めもよく、これからの散策路の景色が楽しみだ。
空は晴れ、気温も高いが、この遊歩道は日陰になっており涼しく散策を楽しむことができる。
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整備され、アップダウンも少なく、歩きやすい遊歩道。
ところどころで、眺めの良いスポットが登場する。
さすがに数十年前に訪れた時の記憶はないが、渓谷の景色を楽しみながら歩くのは気持ちが良いものである。
ここからが、鬼の舌震いの絶景スポット。
巨大な岩に圧倒される。
***
少し下った所にある休憩所にお邪魔する。
ここには、与謝野鉄幹や晶子も訪ねてその絶景を楽しんだとのこと。
谷を渡ってくる風も心地よく、最高の夏の休日。
***
休憩所のベンチを持参したエタノールで消毒し、しばし休憩。
ここからは、渓流の流れも、眼と耳で楽しむことができる。
日陰なので涼しく、途中で買い込んできたお弁当を開く。
久し振りの外食である。
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涼しい渓谷でお弁当を食べ、お茶を飲み、しばしのんびりまったり。
訪れる人も少なく、二人で静かな時間を楽しむことができる。
『じゃあ、そろそろ戻ろうか』
少し川に近い場所にある帰り道は、結構アップダウンがあるが、往路とは異なる視点での景色が素晴らしい。
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最後の急坂を登ると、出発地点に戻ってきた。
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復路は、別のルートを選択。
途中でおろちループに近い延命水に立ち寄り、空になったポットに詰めてドライブ途中でゴクリ。
『ああこの水は、冷たくて美味しいねえ!』
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ついでに、広島県民の森にも寄り道してみることに。
空は晴れて、気持ちの良い草原の景色。
金子屋神社の杜がなんとも美しい。
そして8月は、新緑ではなく深緑の季節。
青い空と深い緑の森のコントラストが、最高である!
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花を愛で、
ベンチで一休み。
なんとも息苦しい雰囲気の夏休みではあったが、今日もリフレッシュすることができたのは嬉しい限り。
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夜は、自宅前で妻と二人で花火!
50代半ば過ぎの子離れ夫婦として、何年ぶり?十何年ぶりの夏の花火であろうか?
『いやあ、これはなかなか楽しいねえ』
夏休みの初日にはシーカヤック教室も感染防止と安全確保を第一にスモールで実施することができたし、ひと気のないスポットを慎重に選んでのドライブ旅も何度か楽しむことができたこと、そして妻との花火の一時は、俺にとっては何よりの救いであった。
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『浮世の難しいしがらみは、あっしには関わりのねえことでござんす。 御免なすって』
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?