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2024年4月25日(金) 仕事を終えると途中の駅で妻と合流し、クルマで尾道へ。
コインパーキングにマツダ6を駐め、今日の宿へチェックイン。
あなごのねどこ。
平日は早く仕事が終わるから、夕方には尾道に来ることができるというのはとても良い!
これからも、このプランで三原や尾道、福山などへの飲み旅を楽しむとしようか。
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開店時間までまだ少し時間があるので、尾道の商店街をしばし散策。
今日は多くの店が定休日であり、商店街は閑散としていた。
それでも、前に来た時よりも多くの新しい店ができており、工事中のお店もある。
尾道は、とても活性化しているようで羨ましい限り。
インバウンドの外国人旅行者も多く見かけた。
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今日の晩御飯は、あかとら。
尾道で一番お気に入りのお店であり、かなり前から時々使わせて頂いている。
まずはサッポロ瓶ビールで乾杯!
店内は改装されたようで、前回伺った時とは少しレイアウトが変わっていた。
それにしても、いつ来ても店内は隅々まで清掃されており、オーナーの素晴らしいポリシーが体現されていることには感心させられる。
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まず供されたのは、アサリと筍の茶碗蒸し。
最初の一品が茶碗蒸しというのは、あまり記憶にないが、季節を感じさせる逸品であった。
『これは日本酒だな』
今日はスパークリングワインを飲もうかと考えていたのだが、この茶碗蒸しで気が変わった。
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刺身。
あなごの白焼き。
塩でいただくと絶品である。 妻と顔を見合わせてニヤリ。
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キンキの煮付け。
おこぜの唐揚げ。
ちいちいイカの酢味噌和え。
ウニ丼。
デザートはアイスクリーム。
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仕事を終えてプチトリップを楽しみ、地元の名店で美味しい料理をいただくというのは、本当に幸せな事なのだということを改めて実感したひとときであった。
60歳で選択定年し、新たな職場に転職した第二の人生。
元気なうちに、妻と二人で時折こんな時間を楽しみながら生きていこうと思う。
『ご馳走様でした。 また来ます』
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翌朝は、府中市の道の駅で野菜を購入し、神石高原温泉へ。
先日来て気に入ったので、妻をご案内したということである。
pH10.2という素晴らしいお湯で、のんびりまったり、日頃の疲れを癒してリフレッシュすることができた。
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風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?
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2024年4月19日(金) この金曜土曜は、久々の好天に恵まれそうな予報のため、ロードスターにパックラフトを積み込み、パックラフト漕ぎを楽しむことにした。
せっかくの連休なので、灰塚ダムでパックラフト漕ぎを楽しんだ後は、初めて訪れる温泉にチャレンジし、そこから府中市に泊まって府中焼きを楽しもうという魂胆である。
朝ごはんを食べてから家を出る。
他の人たちは仕事に向かう中、俺は休みを堪能するために下道を北上していく。
灰塚ダムに到着。
昨日は黄砂がひどく視界も限られていたが、今日は晴れて良い天気。
トランクからパックラフトを引っ張り出し、
広げてエアーを注入し、
備品をセットして、漕ぐ準備が完了。
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昨年11月に60歳を迎えて前職を選択定年退職し、新たな職場に転職してからは、理不尽な上司によるストレスもなくなり、雰囲気の良い職場で、俺の経験や能力を活かした仕事を担当させていただけることで、とても楽しく働かせて頂いている。
そのせいか、以前のように週末の出来事を細かく書き込んでブログを更新しようというモチベーションが薄れ、これまでのようにあるいはそれ以上に様々な旅やグルメを楽しんでいるのだが、仕事と遊びで満足してブログにまでエネルギーが回せなかったというのは事実である。
やはり、人がその時その年齢で発揮できるエネルギーの量には限りがあり、その時に置かれている状況によってどこに注力できるのかというエネルギー利用のポートフォリオがダイナミックに変化していくというのが真実なのだと実感する。
今の俺は、転職先で担っている役割が、人生最後の仕事としてやりがいがあり、想定外に充実しており、そしてあまりにも楽しすぎるので、そこに費やすエネルギーが多くかつそれに対する達成感が人生で最高レベルとなっており、休日の旅やグルメなどをブログにわざわざ書いて他の人にまで知っていただき共有化するというところにまで至っていないのだということだと思う。
加えて、歳のせいか寒い冬に荒れた天気の中、無理してまで海を漕ごうという気力も無くなったようで、春になって暖かくなってから漕ぎを楽しめばいいや、と思うようになったことも一面では本音ではある。
さらには、母が体調を崩してその介助もあり、この春はなかなか海や川に出ることができなかったことも事実。
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今日は、久々に絶好の漕ぎ日和。 楽しみだ!
平日で誰も居ない湖面に漕ぎ出した。
風も弱く、久々のパドリングややはり気持ちが良い。
時折パドルを漕ぐ手を止めると、時折鳥が鳴く声が聞こえてくるだけの静寂の空間を独り占め。
なんという贅沢であろうか!
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昨年見つけた、奇跡のブイ寄生植物も、なんとか生き延びていることを確認。
春の湖面はとても静かで平和である。
やはり今日漕ぎに来て良かった。
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まだ残っていた春の山桜。
そして美しい紫色の藤の花。
さて、そろそろ漕ぎ戻ろうか。
久々のパドリングで、腕の心地よい疲れもかすかに感じながらの楽しいパドリング。
無事、出発地点に戻ってきた。
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次の目的地は、神石高原温泉。
これまで訪れたことがない県内の温泉である。
ダムから40分程度で到着した。
広島県内では珍しいアルカリ温泉で、pHはなんと10.2だとのこと。
誰も居ない貸切状態の中、のんびりまったり浸からせて頂いたが、最高のお湯がお気に入りとなった。
『こんな良い温泉が広島にあったとは!!! まだまだ知らないスポットが沢山あるんだなあ』と感激。
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温泉の後は、今日宿泊する府中市へと向かう。 もちろんロードスターはオープンである。
宿に車を停めさせていただき、まずは少し遅めのお昼ご飯へ。
『殿ちゃん』
府中焼きとビールを注文。
『お好み焼きシングルの辛麺で。 そして瓶ビールもお願いします』
『辛麺はビールに合うんよ』
お好み焼きを食べ、ビールを飲みながら、おばちゃんに話を伺う。
『府中は、やっぱり府中家具と府中焼きが有名なんですか?』
『他には府中味噌があるよ。 昔は家具の工場も多かったけど、今は本社があるくらいでほとんどの下請けはやめてしもうた』 『前は府中の飲み屋で石を投げたら、社長や専務に当たりよったいうくらい下請けの企業が多かったんよ。 でも、今じゃあ昔のように嫁入り道具で立派な家具を揃えるいうことも無くなったし、マンションなんかじゃあそんなに沢山のタンスも入らんし、引っ越しやら考えたら重たい立派な家具は嫌われる』
『確かにそうですね。 また、結婚する人も減ってますしねえ』
『じゃけえ、府中は撤退する企業ばかり。 大学や専門学校もないけえ、若い人も少ないし。 やめていく飲み屋や店ばっかりよ』
『府中で大きな企業ってどんなところがあるんですか?』
『リョービやニチマンかねえ。 ニチマンは、高い靴で人気がでとるよ』
『ご馳走様でした』
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チェックインまでまだ時間があるので、町を散策。
観光バス代わりに、循環バスに乗ってみた。
約40分程度の乗車時間で町をグルリと巡ることができ、それで料金は150円と格安である。
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バスを降りると今度は徒歩で散策。
先ほど噂を聞いたニチマンの工場も発見。
美味しそうな串カツがある鶏肉屋さんを見つけたので、夜のつまみ用に購入。
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宿にチャックインし、しばし休憩して晩御飯へ。
今日の晩御飯は、古川食堂さん。
まずはおでんをいただいた。
おでんの出汁は、60年以上継ぎ足し継ぎ足しで受け継がれているのだとか。
お好み焼きは、麺抜きの肉野菜&マヨネーズトッピングでお願いした。
今日は、昼も夜も別の店で府中焼きを堪能。
『ご馳走様でした』
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久々のダム湖でのパックラフト漕ぎを楽しみ、県内のアルカリ温泉を新たに開拓、府中市へも初めて泊まりで訪問し歩いてバスで町の散策を楽しむことができた。
なかなか充実した良い休日であったなあ!
風の吹くまま気の向くまま、フラリ風来坊・生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、次はどこ行こう?