2012年10月30日(火) 早めに仕事をあがり家に戻る。 別のスーツに着替え、明るい色のシャツにお気に入りのネクタイを締め、妻と一緒にバスで呉へ。
今日は、
宝塚歌劇団の呉公演が行われるのだ。 以前、
関西旅行に行ったとき、宝塚の公演を初めて生で観て感激し、また観たいと思っていたのである。
こんな時は横浜単身赴任時代に楽しんだ歌舞伎鑑賞と一緒。 せっかくだから、おめかしして出掛けたいよね。
今回は、
呉市制110周年を記念しての公演との事。

呉の狭い舞台であり、大道具も限られ、オーケストラの生演奏もなく、本場とは全く違う状況ではあるが、席もかなり前の方の良い位置で観劇することができ、鍛え上げられたプロ中のプロの演技と歌が創り出すあの独特の雰囲気と空気感をたっぷりと堪能させていただいた。
そして、愛希れいかは、とてもかわいくて綺麗であった。 いやあ、やっぱ宝塚は好いなあ。 1月には、妻が行きたいと言っていた『ベルサイユのばら』を観に行く予定。 楽しみだ!
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2012年11月3日(土) 午前中の用事を済ませ、昼前に家を出発。 目指すは、しなまみ海道にあるお気に入りの『生名島』

途中、三原にある『神明の里』に立ち寄り、お昼ご飯。
妻は『たこ天丼セット』

俺は三原ラーメン。

お互いに、少しづつ味見をして確かめる。 『うん、なかなかいいじゃない』
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生名島に到着し、管理人さんに挨拶して着替える。 『じゃあちょっと海に出てきます』

久し振りのタンデムツーリング。 カートップ時の手続きの煩わしさから、シースケープポイント5を下取りしてもらい、このリクリエーショナルタンデムカヤックに変えてから妻とのツーリングは、牛窓、島根半島に続き3回目である。
最近は、この34kgあるポリエチレン製のタンデムカヤックを一人で担いで運ぶコツを掴み、カートップがだいぶ楽になった。

少し風があるものの、青空に恵まれ気持ちの良いお散歩ツーリング。

久し振りのタンデムパドリング。

まさに瀬戸内らしく箱庭のように点在する小島を巡る。
『これ、鶴島富士。 な、なんとなく雰囲気だろ』 『なに、それあんたが名付けたん?』 『そや』

次第に日が傾いていく。 今日は、約1時間ほどのお散歩ツーリングを楽しんだ。
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海から上がり、着替えると、弓削のスーパーに買い出しへ。
帰りには、ちょうどサンセット。

橋を渡る手前の駐車場にクルマを停め、しばし夕日を眺める。

『おー、ちょっとあの雲がじゃまだけど、なかなかいいねえ』

晩秋の夕暮れである。
キャンプ場に戻り、晩ご飯。 『あー、腹減った』
まずはビールで乾杯し、刺身をつつきながら鍋の準備。 『あー、体が温まるねえ』
食後はしばらく休憩した後、フェリー乗り場までウオーキング。

そこそこアップダウンもあって、なかなか良い運動になる。

キャンプ場に戻ると、ビールを飲み直し、寝る時間。 『じゃあ、おやすみなさい』
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2012年11月4日(日) 朝起きると、外は風がそこそこ吹いている。 『決定! 今日はカヤックはやめて自転車にしよう!』
昨日の鍋の残りに具を足し、うどんを入れて朝ご飯。 体が芯から温まってくる。
カヤックを潮抜きしてカートップし、ウエアや道具も洗って干す。 『じゃあ、自転車行ってみようか』
フェリーターミナルに行き、『自転車、借りたいんですけど』
『どのタイプが良いですか?』 『タンデム自転車に興味があるんだけど、乗った事が無いから試していいですか?』 『いいですよ。 どうぞ』

ヘルメットを借りて、しばし試乗。 『お、これはいけそうだ』
『じゃあ、このタンデム自転車をお願いします』 『はい、まだこれ1回しかレンタルした事がないんです』 そうだろうなあ、これは馴染みがないもんね。
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『しゅっぱーつ!』
いつもと違うこのペダリングの感覚。 ロングホイールベースである事もあり、二人のペダリングの力が合わさって駆動力になるので独特の乗り味である。

『これ、結構面白いね』

リアの内外装で3×9→27段変速を駆使し、橋の坂道を登っていく。

もう一年とちょっとしたら、二人合わせて100歳!である。 その時にも、いやいったい何歳まで、この坂をタンデム自転車で登れるだろうか?
ある意味、楽しみである。
弓削島では、あちらこちらを散策。

慣れてきたので、直角カーブが続く狭い路地も、なんとかゆっくりと走り抜ける。

偶然行われていた、商船祭も見学。
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少し疲れてきたので、ターミナルの待合室で温かい缶コーヒーと、昨日神明の里で購入してきたおいしいパンでしばし休憩。
お昼ご飯は、弓削でお好み焼き。

『どっから来たん?』 『はい、呉です。 昨日はカヤックを漕いで、波間田でキャンプして、今日は自転車借りて弓削を散策してるんです』

肉玉ソバと肉玉うどんを分け合って食べる。 『ごちそうさまでした』

再び漕ぎ出し、生名島へ。
フェリーターミナルで、自転車を返却。
『ありがとうございました。 これ、なかなか楽しいですね』 『そうですか。 じゃあ、また乗りにきてください』 『ええ、そうします。 生名には年に何度も来てますからね』

再びキャンプ場に戻り、干していたウエアを回収。 『お世話になりました』
昨日はタンデムカヤックでのお散歩ツーリングを楽しみ、今日は前から気になっていたタンデム自転車でのサイクリングを楽しむことができた。
またまた良い休日だったなあ。 さて、来週はどこ行こう?