2019年4月26日(金) いつもより早めに仕事を上がり、家に戻ると、シーカヤックを積んだアテンザワゴンに乗り換えて、とびしま海道へと向かう。
日曜日は天気が良さそうなのだが、予定があって海に出ることができないので、金曜日の夜から宿に泊まって土曜日の朝から漕ぎ出そうというプラン。
今日お世話になるのは、あびの宿。
前回泊まって気に入ったので、これから地元の定宿にしようと思っている。
昔は、斎島の子供達が学校に通うための寮だったという建物。
布団が敷いてある部屋は、オーシャンビュー。
***
お風呂にお湯をたっぷりと張って、ザブリと浸かる。
気持ち良いお湯に、のんびりと入って日頃の疲れを癒すと、夕食の準備。
今日は、家から持参した食材で、節約簡単料理である。
家にあった北海道ラーメンと肉じゃが、ポテト&たまごサラダ、そしてきゅうりのお漬物といわし缶。
缶ビールを、プシュッと開ける。
グラスに、トクトクトクトク、シュワワワワー。
『いただきます』
グビリ、グビグビ。
『プハーッ、美味い!』
連休に入った気安さもあり、こんな簡単料理でも、海辺の貸切宿で独り飲むビールは最高である。
徐々に暮れ泥んでいく、芸予諸島の海。
一足早い連休気分で、日本酒をちびりちびりと、手酌酒を楽しむ。
***
翌朝、4時過ぎに目を覚ますと、海がドシャリドシャリと堤防に打ち付ける音が聞こえてくる。
『うーん、こりゃ漕げんかな?』
まずは様子見と、コーヒーを飲みながら天気予報をチェック。
それほど強くなる予報ではないが、今日は北風。
じゃあ、島の南側なら漕げるかもしれないということで、着替えてチェックしてみることに。
島を時計回りに走っていくと、南側の海は風裏となっており比較的穏やかである。
『うん、これなら漕ぎ出せるな』
***
シーカヤックを海に下ろし、アークティックウインドで海に漕ぎだす。
まだ日も出ていない早朝の、お散歩ツーリングは爽快である。
防波堤を回ると、南に向かって漕ぎ進む。
***
目指すは、久しぶりに訪れる尾久比島。
豊島との間の狭い海峡を漕ぎ渡り、島の北岸に沿って南下していく。
昨年の豪雨災害で崩れたと思われる場所も、いくつかある。
昔の作業小屋。 電柱や電線も。
***
早朝の穏やかな海を、お気に入りのパドルで漕ぎ進む爽快感。
尾久比島の東の方に来ると、北の風が通り抜けるようになり、波が少しザワついてきた。
もともとこの辺りは、小島が多く、潮流が激しいところではあるが、今日は北風の影響もあるようだ。
***
ここでUターンし、帰路につく。
しかしながら、風向きが北東に回ってきたのか、思った以上に風が強くなってきて、久し振りにマジ漕ぎモード。
尾久比島の北端から豊島に漕ぎ渡るあたりからは、どんどん風が重くなり、気温も下がってきた。
風に強い細身のアークティックウインドでも、パドルを取られて風沈になるのではないかと思うような瞬間もあり、風に押されて重いパドルを、冷えていく素手で一漕ぎ一漕ぎ、しっかりと漕ぎ進む。
なんとか無事に、出艇した浜まで漕ぎ戻った。
『はあ、久し振りにタフなお散歩だったなあ』
***
宿に戻ると、北側の海は大荒れモード。
カヤックと道具、ウエアを洗って干すと、お風呂にザブリ!
『あー、生き返るなあ』
風呂から上がると、朝ごはんの準備。
今朝は、麻婆春雨丼と味噌汁、ベーコン、冷奴。
食後はコーヒーを飲みながらのんびりと過ごす。
***
帰りの道沿いは、こんな感じ。
こんなに荒れた芸予諸島の海は、久々である。
***
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
連休は始まったばかり。
さて、明日はどこ行こう?
日曜日は天気が良さそうなのだが、予定があって海に出ることができないので、金曜日の夜から宿に泊まって土曜日の朝から漕ぎ出そうというプラン。
今日お世話になるのは、あびの宿。
前回泊まって気に入ったので、これから地元の定宿にしようと思っている。
昔は、斎島の子供達が学校に通うための寮だったという建物。
布団が敷いてある部屋は、オーシャンビュー。
***
お風呂にお湯をたっぷりと張って、ザブリと浸かる。
気持ち良いお湯に、のんびりと入って日頃の疲れを癒すと、夕食の準備。
今日は、家から持参した食材で、節約簡単料理である。
家にあった北海道ラーメンと肉じゃが、ポテト&たまごサラダ、そしてきゅうりのお漬物といわし缶。
缶ビールを、プシュッと開ける。
グラスに、トクトクトクトク、シュワワワワー。
『いただきます』
グビリ、グビグビ。
『プハーッ、美味い!』
連休に入った気安さもあり、こんな簡単料理でも、海辺の貸切宿で独り飲むビールは最高である。
徐々に暮れ泥んでいく、芸予諸島の海。
一足早い連休気分で、日本酒をちびりちびりと、手酌酒を楽しむ。
***
翌朝、4時過ぎに目を覚ますと、海がドシャリドシャリと堤防に打ち付ける音が聞こえてくる。
『うーん、こりゃ漕げんかな?』
まずは様子見と、コーヒーを飲みながら天気予報をチェック。
それほど強くなる予報ではないが、今日は北風。
じゃあ、島の南側なら漕げるかもしれないということで、着替えてチェックしてみることに。
島を時計回りに走っていくと、南側の海は風裏となっており比較的穏やかである。
『うん、これなら漕ぎ出せるな』
***
シーカヤックを海に下ろし、アークティックウインドで海に漕ぎだす。
まだ日も出ていない早朝の、お散歩ツーリングは爽快である。
防波堤を回ると、南に向かって漕ぎ進む。
***
目指すは、久しぶりに訪れる尾久比島。
豊島との間の狭い海峡を漕ぎ渡り、島の北岸に沿って南下していく。
昨年の豪雨災害で崩れたと思われる場所も、いくつかある。
昔の作業小屋。 電柱や電線も。
***
早朝の穏やかな海を、お気に入りのパドルで漕ぎ進む爽快感。
尾久比島の東の方に来ると、北の風が通り抜けるようになり、波が少しザワついてきた。
もともとこの辺りは、小島が多く、潮流が激しいところではあるが、今日は北風の影響もあるようだ。
***
ここでUターンし、帰路につく。
しかしながら、風向きが北東に回ってきたのか、思った以上に風が強くなってきて、久し振りにマジ漕ぎモード。
尾久比島の北端から豊島に漕ぎ渡るあたりからは、どんどん風が重くなり、気温も下がってきた。
風に強い細身のアークティックウインドでも、パドルを取られて風沈になるのではないかと思うような瞬間もあり、風に押されて重いパドルを、冷えていく素手で一漕ぎ一漕ぎ、しっかりと漕ぎ進む。
なんとか無事に、出艇した浜まで漕ぎ戻った。
『はあ、久し振りにタフなお散歩だったなあ』
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宿に戻ると、北側の海は大荒れモード。
カヤックと道具、ウエアを洗って干すと、お風呂にザブリ!
『あー、生き返るなあ』
風呂から上がると、朝ごはんの準備。
今朝は、麻婆春雨丼と味噌汁、ベーコン、冷奴。
食後はコーヒーを飲みながらのんびりと過ごす。
***
帰りの道沿いは、こんな感じ。
こんなに荒れた芸予諸島の海は、久々である。
***
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
連休は始まったばかり。
さて、明日はどこ行こう?
2019年4月20日(土) この週末は、結婚記念日が近いので妻と二人で俵山温泉へ一泊のんびり旅へ。
昨年は30周年だったので、ここ5年前から毎年通っている大谷山荘・別邸・音信さんへ伺ったのだが、今年は1月にサンディエゴ旅を楽しんだことや、これからもいくつか旅の企画があることから、お気に入りの定宿の一つ、たまや旅館さんに泊まらせていただくこととした。
***
下道でのドライブを楽しみ、俵山温泉へ到着。
すると、屋台が出ていたり、音楽が流れていたりして、いつもと様子が違う。
旅館の女将さんに聞いてみると、今日は温泉祭りだとのこと。
町の湯も、今日は無料開放されている。
***
無料開放されているということは、今日は町の湯は人が多いことが予想されるので、混み合うのが嫌いな俺は、いつものように宿で宿泊者用の温泉手形を購入し、白猿の湯へ。
まずはぬるめのアルカリ温泉にゆっくりと浸かり、ドライブの疲れ、日頃の疲れを癒す。
風呂から上がると、レストランでお昼ご飯。
俺はもちろんビールをグビリ!
グビグビ!!!
『プハーッ、やっぱり風呂上がりのビールは最高に美味いなあ』
***
お昼ご飯を済ませると、宿へ。
もう何回泊まったか覚えていないほど、年に何度かお世話になる、お気に入りの定宿である。
しかも今日は俺が、たまやさんのスイートルームと勝手に呼んでいる部屋が予約できているのだ。
ここは広くてトイレも部屋にあり、とても快適な部屋なのである。
***
しばし部屋で休憩し、外から聞こえてくる歓声に引き寄せされるように外へ。
チンドン屋さんの芸が終わると、次の会場へ。
そこでは、よさこいが。
***
その後は、餅まき。
俵山温泉で、これだけ多くの人が集まっているのは初めて見た。
俺たちも、5つほど餅を手に入れることができた。
『俺は餅をいくつか、ダイレクトキャッチしたよ。 やっぱ楽しいね』
***
夕方、お風呂に入り、お待ちかねの晩御飯。
乾杯!
『これまで本当にありがとう。 これからもよろしく』
いつもながらに、きれいで美味しい、たまや旅館の夕食をゆっくりと堪能。
食事の後は、しばし休憩して夜のお風呂を楽しみ、宿に戻ると本を開いてしばし、のんびりまったり。
おやすみなさい。
***
いつもよりゆっくりと朝起きると、今日も晴れ。
朝は町の湯で朝風呂を楽しむ。
受付の方に、妻が温泉手形を渡すと、『初めてですか?』と聞かれた。
すると妻は、『いいえ、何度か来たことがありますよ』
受付の方は、俺の方を見て、
『確かに、ご主人の顔は見覚えがあります』
施設の方にも、顔を覚えていただけているなんて、俵山温泉ファンとしては嬉しい限りである。
妻も『あんた、どこへ行っても顔が広いねえ。 これじゃあ、悪いことはできんねえ』、と笑う。
お気に入りの場所や宿、店には何度も通うのが、俺の旅の流儀。
宿に戻ると、美味しい朝食をいただく。
品数も多いのだが、何よりご飯と味噌汁が美味しいのが最高である。
ごちそうさまでした!
***
今日は、9時前には宿を辞す。
『いつもより早いですね』とご主人。
『はい、珍しく観光して帰ろうかと。 久しぶりに川棚へ行って、瓦そばを食べようと思っているんですよ』
『じゃあ、また来ますのでよろしくお願いします』
『はい、こちらこそ』
***
穏やかな、春の油谷湾。
俺の好きなレンゲ畑。
そして、久しぶりの角島大橋。
いやあ、早めに宿を出て、ここまで来た甲斐があったなあ。
やはり、角島の海の色は絶景である。
***
これまた久しぶりの、瓦そばのたかせさん。
幸い、それほど待つこともなく入店できた。
運ばれてきた、アツアツの瓦そばをいただく。
『ごちそうさまでした』
***
31周年記念の温泉旅を、のんびりまったり楽しんだ週末。
行きは下道をのんびり走り、帰りは防府から高速を使ったが、なんとアテンザワゴンの燃費はこれまでで最高となる、15.3km/Lを記録!
『いやあ、これは驚いた』
11万キロを超えても、まだまだエンジンとトランスミッションは健在のようである。
***
gooブログに移行してから、4,000日を超え、アクセス数も数日前に200万を超えた。
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
昨年は30周年だったので、ここ5年前から毎年通っている大谷山荘・別邸・音信さんへ伺ったのだが、今年は1月にサンディエゴ旅を楽しんだことや、これからもいくつか旅の企画があることから、お気に入りの定宿の一つ、たまや旅館さんに泊まらせていただくこととした。
***
下道でのドライブを楽しみ、俵山温泉へ到着。
すると、屋台が出ていたり、音楽が流れていたりして、いつもと様子が違う。
旅館の女将さんに聞いてみると、今日は温泉祭りだとのこと。
町の湯も、今日は無料開放されている。
***
無料開放されているということは、今日は町の湯は人が多いことが予想されるので、混み合うのが嫌いな俺は、いつものように宿で宿泊者用の温泉手形を購入し、白猿の湯へ。
まずはぬるめのアルカリ温泉にゆっくりと浸かり、ドライブの疲れ、日頃の疲れを癒す。
風呂から上がると、レストランでお昼ご飯。
俺はもちろんビールをグビリ!
グビグビ!!!
『プハーッ、やっぱり風呂上がりのビールは最高に美味いなあ』
***
お昼ご飯を済ませると、宿へ。
もう何回泊まったか覚えていないほど、年に何度かお世話になる、お気に入りの定宿である。
しかも今日は俺が、たまやさんのスイートルームと勝手に呼んでいる部屋が予約できているのだ。
ここは広くてトイレも部屋にあり、とても快適な部屋なのである。
***
しばし部屋で休憩し、外から聞こえてくる歓声に引き寄せされるように外へ。
チンドン屋さんの芸が終わると、次の会場へ。
そこでは、よさこいが。
***
その後は、餅まき。
俵山温泉で、これだけ多くの人が集まっているのは初めて見た。
俺たちも、5つほど餅を手に入れることができた。
『俺は餅をいくつか、ダイレクトキャッチしたよ。 やっぱ楽しいね』
***
夕方、お風呂に入り、お待ちかねの晩御飯。
乾杯!
『これまで本当にありがとう。 これからもよろしく』
いつもながらに、きれいで美味しい、たまや旅館の夕食をゆっくりと堪能。
食事の後は、しばし休憩して夜のお風呂を楽しみ、宿に戻ると本を開いてしばし、のんびりまったり。
おやすみなさい。
***
いつもよりゆっくりと朝起きると、今日も晴れ。
朝は町の湯で朝風呂を楽しむ。
受付の方に、妻が温泉手形を渡すと、『初めてですか?』と聞かれた。
すると妻は、『いいえ、何度か来たことがありますよ』
受付の方は、俺の方を見て、
『確かに、ご主人の顔は見覚えがあります』
施設の方にも、顔を覚えていただけているなんて、俵山温泉ファンとしては嬉しい限りである。
妻も『あんた、どこへ行っても顔が広いねえ。 これじゃあ、悪いことはできんねえ』、と笑う。
お気に入りの場所や宿、店には何度も通うのが、俺の旅の流儀。
宿に戻ると、美味しい朝食をいただく。
品数も多いのだが、何よりご飯と味噌汁が美味しいのが最高である。
ごちそうさまでした!
***
今日は、9時前には宿を辞す。
『いつもより早いですね』とご主人。
『はい、珍しく観光して帰ろうかと。 久しぶりに川棚へ行って、瓦そばを食べようと思っているんですよ』
『じゃあ、また来ますのでよろしくお願いします』
『はい、こちらこそ』
***
穏やかな、春の油谷湾。
俺の好きなレンゲ畑。
そして、久しぶりの角島大橋。
いやあ、早めに宿を出て、ここまで来た甲斐があったなあ。
やはり、角島の海の色は絶景である。
***
これまた久しぶりの、瓦そばのたかせさん。
幸い、それほど待つこともなく入店できた。
運ばれてきた、アツアツの瓦そばをいただく。
『ごちそうさまでした』
***
31周年記念の温泉旅を、のんびりまったり楽しんだ週末。
行きは下道をのんびり走り、帰りは防府から高速を使ったが、なんとアテンザワゴンの燃費はこれまでで最高となる、15.3km/Lを記録!
『いやあ、これは驚いた』
11万キロを超えても、まだまだエンジンとトランスミッションは健在のようである。
***
gooブログに移行してから、4,000日を超え、アクセス数も数日前に200万を超えた。
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週はどこ行こう?
2019年4月11日(金) 仕事を終えると、まっすぐに家に戻り、着替えるとクルマも乗り換えて家を出る。
『じゃあ、行ってくるよ』 『気をつけて』
徐々に暗くなる中、クルマを北に走らせる。
途中、道沿いに珍しい光景を発見!
『なんだ、これは?』
クルマを止めて、歩いて行ってみる。
すると、川沿いの桜並木がライトアップされているのである。
金曜日の夜ではあるが、さすがにこの辺鄙な場所では誰も花見はしていない。
夜空に輝く月と、妖しくライトアップされた夜桜。
***
約2時間後、庄原に到着。
駐車場にクルマを停めると、町を歩いて居酒屋を探索。
とある居酒屋に入り、カウンターに陣取ってビールを注文。
ビールの後は、日本酒も。
今日は、気になった銘柄、超群を注文した。
〆は焼き鳥と日本酒。
ごちそうさまでした!
***
朝目覚めると、外気温は1℃。
クルマのルーフは凍っていた!
***
着替えて、自転車を組み立て、備後庄原駅へ。
今日の輪行旅の相棒は、ダホン・スピードTR。
芸備線の時刻表は、スッカスカ。
三江線は、残念ながら廃線となってしまったが、芸備線は大丈夫であろうか?
庄原駅には、こんな掲示も。
『へえー、指定席の発券って、こんなシステムになっているんだ』
***
備後庄原駅で、自転車を畳む。
これは、リアキャリアに取り付けられるように、自分でバックルを取り付けた、クーラーバッグ。
道具に、いろいろな工夫を凝らすのも、輪行旅の楽しみの一つ。
***
7時を少し過ぎると、窓口が開いて切符を買う。
駅員さんとも、しばし四方山話。
『今日は、自転車を積んで三井野原まで行って、庄原まで戻ってくる予定なんですよ』
『へえ、まるで火野正平みたいだねえ』
『いえいえ。 年寄りなんで、下りメインの楽なルートを選んでいるんです』
『備後落合駅は何も無いから、飲み物は持って行った方がいいよ』
『ありがとうございます。 じゃあ、行ってきます』
***
懐かしい水飲み場。
乗車位置を示す表示。
三次方面に行く列車は、学生を含め、数名の乗客が。
俺が向かう備後落合方面の列車もやってきた。
乗ってみると、俺以外の乗客はおらず、貸切状態。
***
懐かしいトイレの表示。
下に見えるのは、次に乗る木次線の線路である。
***
ようやく、備後落合駅に到着した。
ホームを移動するのも、陸橋ではなく、この懐かしいシステム。
備後落合駅の駅舎。
***
実は、この備後落合駅に来たのは2度目。
とはいえ、最初に訪れたのは約43年前。
当時小学校の6年生だった俺は、釣り好きの友達に誘われて、備後落合駅まで来たのである。
それも、なんと小学校6年生二人だけでの列車旅。
今では考えられないような、小学生二人での遠出の旅である。
駅のすぐ側の川で釣りをし、結局魚は釣れなかったが、確か駅の近くにあった食堂でおでんを食べた覚えがある。
そして、その後は駅員さんと話をし、駅のホームにあった池で飼われていた鱒を釣らせてもらったことも覚えている。
帰りは遅くなったので、親に怒られないように気を使ったのか、広島駅で羊羹をお土産に買ったような記憶。
55歳になった今でも、この時のことは懐かしく覚えているのである。
***
駅の周りを散策していると、ある方に声を掛けられた。
『よかったら、昔の話を紹介しますから、話を聞きませんか』
『はい、ありがとうございます』
元、機関士だったという地元のおじいさん。
駅にお客さんが到着すると、その人達に昔話をするのが生き甲斐なのだそうだ。
この機関車に取り付けられているアーチ状のバーは、トンネルの氷柱/ツララを落とすための工夫だとのこと。
マニュアルトランスミッションのディーゼル列車。
2両連結なので、坂を登る時には、前の列車から汽笛で合図して、次は2段目にシフトといった合図をしていたとのこと。
『備後落合って、実は地名じゃあないんです。 複数の路線が落ち合うから、落合って駅名になったんです』
『えーっ、それは知りませんでした』
『ところで、蒸気機関車って、火を入れてから走れるようになるまで、何時間くらい掛かるんですか?』
『蒸気機関車はね、点検以外は火を落とさないんですよ。 一度火を消すと、走れるようになるまですごい時間が掛かりますからね』
かつては活躍していたという、転車台。
昭和10年にできたという駅舎。
暖房用の煙突。
俺たちが、鱒を釣らせてもらった池は、このあたりにあったそうだ。
『ありがとうございます。 貴重な話をたくさん伺えました』
***
時間がきて、俺が乗る木次線がやってきた。
この列車も、俺だけの貸切である。
備後落合のスタンプ。
列車が発車すると、美しい景色の中を、静かに列車は山を登っていく。
***
三井野原駅に到着。
絶好の輪行日和の中、自転車を組み立てる。
『じゃあ、出発するか!』
三井野原のスキー場。
少し走ると、広島県。
クルマは少ないし、天気は良いし、景色は最高。
これまでで最高のペダリング旅である。
このルートは、基本的に川沿いの絶景を走る快適な旅。
***
***
備後西城からは、桜尽くしの旅。
枝垂れ桜。
***
ヒバゴンの里、西城町。
平坦になった道を走り、ようやく庄原まで戻ってきた。
***
お昼ご飯は、庄原のラーメン屋さんへ。
味噌ラーメンを注文。
これまでで、一番細いのではないかと思われる細麺の、美味しいラーメンをいただいた。
その後は、かんぽの宿で温泉に入り、疲れと汗を流して、家路につく。
***
これまでの輪行旅の中で、最高に景色が良く、足への負担が少なく、楽しめたルートであった。
これは、また来年漕ぎに来るなと確信。
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、明日はどうしよう?
『じゃあ、行ってくるよ』 『気をつけて』
徐々に暗くなる中、クルマを北に走らせる。
途中、道沿いに珍しい光景を発見!
『なんだ、これは?』
クルマを止めて、歩いて行ってみる。
すると、川沿いの桜並木がライトアップされているのである。
金曜日の夜ではあるが、さすがにこの辺鄙な場所では誰も花見はしていない。
夜空に輝く月と、妖しくライトアップされた夜桜。
***
約2時間後、庄原に到着。
駐車場にクルマを停めると、町を歩いて居酒屋を探索。
とある居酒屋に入り、カウンターに陣取ってビールを注文。
ビールの後は、日本酒も。
今日は、気になった銘柄、超群を注文した。
〆は焼き鳥と日本酒。
ごちそうさまでした!
***
朝目覚めると、外気温は1℃。
クルマのルーフは凍っていた!
***
着替えて、自転車を組み立て、備後庄原駅へ。
今日の輪行旅の相棒は、ダホン・スピードTR。
芸備線の時刻表は、スッカスカ。
三江線は、残念ながら廃線となってしまったが、芸備線は大丈夫であろうか?
庄原駅には、こんな掲示も。
『へえー、指定席の発券って、こんなシステムになっているんだ』
***
備後庄原駅で、自転車を畳む。
これは、リアキャリアに取り付けられるように、自分でバックルを取り付けた、クーラーバッグ。
道具に、いろいろな工夫を凝らすのも、輪行旅の楽しみの一つ。
***
7時を少し過ぎると、窓口が開いて切符を買う。
駅員さんとも、しばし四方山話。
『今日は、自転車を積んで三井野原まで行って、庄原まで戻ってくる予定なんですよ』
『へえ、まるで火野正平みたいだねえ』
『いえいえ。 年寄りなんで、下りメインの楽なルートを選んでいるんです』
『備後落合駅は何も無いから、飲み物は持って行った方がいいよ』
『ありがとうございます。 じゃあ、行ってきます』
***
懐かしい水飲み場。
乗車位置を示す表示。
三次方面に行く列車は、学生を含め、数名の乗客が。
俺が向かう備後落合方面の列車もやってきた。
乗ってみると、俺以外の乗客はおらず、貸切状態。
***
懐かしいトイレの表示。
下に見えるのは、次に乗る木次線の線路である。
***
ようやく、備後落合駅に到着した。
ホームを移動するのも、陸橋ではなく、この懐かしいシステム。
備後落合駅の駅舎。
***
実は、この備後落合駅に来たのは2度目。
とはいえ、最初に訪れたのは約43年前。
当時小学校の6年生だった俺は、釣り好きの友達に誘われて、備後落合駅まで来たのである。
それも、なんと小学校6年生二人だけでの列車旅。
今では考えられないような、小学生二人での遠出の旅である。
駅のすぐ側の川で釣りをし、結局魚は釣れなかったが、確か駅の近くにあった食堂でおでんを食べた覚えがある。
そして、その後は駅員さんと話をし、駅のホームにあった池で飼われていた鱒を釣らせてもらったことも覚えている。
帰りは遅くなったので、親に怒られないように気を使ったのか、広島駅で羊羹をお土産に買ったような記憶。
55歳になった今でも、この時のことは懐かしく覚えているのである。
***
駅の周りを散策していると、ある方に声を掛けられた。
『よかったら、昔の話を紹介しますから、話を聞きませんか』
『はい、ありがとうございます』
元、機関士だったという地元のおじいさん。
駅にお客さんが到着すると、その人達に昔話をするのが生き甲斐なのだそうだ。
この機関車に取り付けられているアーチ状のバーは、トンネルの氷柱/ツララを落とすための工夫だとのこと。
マニュアルトランスミッションのディーゼル列車。
2両連結なので、坂を登る時には、前の列車から汽笛で合図して、次は2段目にシフトといった合図をしていたとのこと。
『備後落合って、実は地名じゃあないんです。 複数の路線が落ち合うから、落合って駅名になったんです』
『えーっ、それは知りませんでした』
『ところで、蒸気機関車って、火を入れてから走れるようになるまで、何時間くらい掛かるんですか?』
『蒸気機関車はね、点検以外は火を落とさないんですよ。 一度火を消すと、走れるようになるまですごい時間が掛かりますからね』
かつては活躍していたという、転車台。
昭和10年にできたという駅舎。
暖房用の煙突。
俺たちが、鱒を釣らせてもらった池は、このあたりにあったそうだ。
『ありがとうございます。 貴重な話をたくさん伺えました』
***
時間がきて、俺が乗る木次線がやってきた。
この列車も、俺だけの貸切である。
備後落合のスタンプ。
列車が発車すると、美しい景色の中を、静かに列車は山を登っていく。
***
三井野原駅に到着。
絶好の輪行日和の中、自転車を組み立てる。
『じゃあ、出発するか!』
三井野原のスキー場。
少し走ると、広島県。
クルマは少ないし、天気は良いし、景色は最高。
これまでで最高のペダリング旅である。
このルートは、基本的に川沿いの絶景を走る快適な旅。
***
***
備後西城からは、桜尽くしの旅。
枝垂れ桜。
***
ヒバゴンの里、西城町。
平坦になった道を走り、ようやく庄原まで戻ってきた。
***
お昼ご飯は、庄原のラーメン屋さんへ。
味噌ラーメンを注文。
これまでで、一番細いのではないかと思われる細麺の、美味しいラーメンをいただいた。
その後は、かんぽの宿で温泉に入り、疲れと汗を流して、家路につく。
***
これまでの輪行旅の中で、最高に景色が良く、足への負担が少なく、楽しめたルートであった。
これは、また来年漕ぎに来るなと確信。
生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、明日はどうしよう?
2019年4月6日(土) この土曜日は、カヌー駅伝前の最後の練習のチャンス。
朝から島へと渡り、カヤック漕ぎの練習をサポートする。
雨に振られた先週とは違い、今日は晴れて風も穏やか、気温も高い。
絶好の漕ぎ日和である。
***
準備体操をし、カヤックを準備して、海に漕ぎだす。
今日は、選手として出場する職員さん2名と、先週練習できなかった、昨年活躍してくれた高校生の男の子、そして駅伝にはでないがシーカヤックが大好きな女の子、と言うメンバー。
***
せっかくなので、春の芸予諸島の景色も楽しみながらの、漕ぎ練習。
あまり風もなく、穏やかな海で、いつもとは違う舟の漕ぎ味を楽しみながらのパドリング。
『おーい、頑張れよお。 本番じゃあ、もっと距離は長いよ!』
***
何度か往復して距離を漕いだ後は、ダッシュの練習も。
沖にあるブイを回ってきて、次の選手に交代して漕ぎ出し、本番をイメージしてもらう。
また、職員さんと高校生の3人でのレース形式で、相手を意識したラストスパートの練習も。
***
最後は、気分転換も兼ね、湾をグルリと漕いで出発地点に戻ってきた。
『お疲れ様でした。 じゃあ、来週日曜日にまた会おう』
***
ここからは、岡村島へと移動。
お気に入りの展望台へと登り、春の芸予諸島の海を眺める。
今日は、黄砂で霞んだ景色。
展望台からは、桜も楽しめる。
白い花の桜や、
ピンク色の桜。
***
展望台を降りると、今度はキャンプ場へ。
クルマから荷物を降ろし、テーブルと椅子をセット。
椅子は、かつてキャンプの定番として大人気であった、マクラーレンのガタバウトチェア。
テーブルは、バーベーキューセットを活用し、木の天板を置けるようにした、なんちゃってキャンプテーブル。
今日のお昼ご飯は、コンビニで買ってきた広島つけ麺。
海を眺めながらのランチは、それが例えコンビニつけ麺であっても、最高の一時になる。
***
ランチを終えると、冬のキャンプに活躍してくれた、ダウンジャケットを天日干し。
これは、俺が会社に入って数年してから購入したもので、ほぼ30年ものと言う貴重なキャンプウエア。
当時、出始めたばかりのゴアテックスとダウンという貴重な組み合わせであり、さすがに草臥れてはいるが、冬のキャンプのウエアとしては十分機能してくれている。
『さて、いつまで使い続けられるかなあ』
楽しみだ。
***
夕方になると、ソフトクーラーから、呉名物の一つである、鳥徳のチキンを取り出す。
ビールをグビリと飲りながら、美味い鳥にかぶりつく、至福の一時。
こんな時に活躍してくれるのは、オピネルのナイフ。
研げば研ぐほど、素晴らしい切れ味を見せてくれ、安価なので使い倒せる最高の相棒である。
***
キャンプの夕方は、一番楽しみな時間の一つ。
誰も居ない、静かな海辺で、ビールを飲みながら、静かに眺めるサンセット。
日が沈んだ後の、瀬戸内の夕凪も心地よい。
満天の星空の下、『おやすみなさい』
***
翌朝も、穏やかな晴れの天気。
パンとコーヒーの朝食を終え、蒲刈へと移動。
早朝で人も居ないので、公園でドローン撮影。
『蒲刈の風景』
『とびしま海道の桜』
『公園の桜並木』
***
日曜日は、昼前に家に戻って買い出しに行き、そこから妻と一緒に花見へ。
子供の頃から遊びに来ていた、近所の公園。
今では子供も少なくなり、人気のない静かな公園で、長年連れ添った妻との二人きりでのお花見である。
買ってきた刺身や惣菜やをいただきながら、ビールをゴクリ、日本酒をチビり。
『この花見、今年で何年目になるかなあ?』
『この花見に来ると、春が来たと感じるよ。 本当に楽しいねえ』
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生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週の駅伝はどうなるのかな?
朝から島へと渡り、カヤック漕ぎの練習をサポートする。
雨に振られた先週とは違い、今日は晴れて風も穏やか、気温も高い。
絶好の漕ぎ日和である。
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準備体操をし、カヤックを準備して、海に漕ぎだす。
今日は、選手として出場する職員さん2名と、先週練習できなかった、昨年活躍してくれた高校生の男の子、そして駅伝にはでないがシーカヤックが大好きな女の子、と言うメンバー。
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せっかくなので、春の芸予諸島の景色も楽しみながらの、漕ぎ練習。
あまり風もなく、穏やかな海で、いつもとは違う舟の漕ぎ味を楽しみながらのパドリング。
『おーい、頑張れよお。 本番じゃあ、もっと距離は長いよ!』
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何度か往復して距離を漕いだ後は、ダッシュの練習も。
沖にあるブイを回ってきて、次の選手に交代して漕ぎ出し、本番をイメージしてもらう。
また、職員さんと高校生の3人でのレース形式で、相手を意識したラストスパートの練習も。
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最後は、気分転換も兼ね、湾をグルリと漕いで出発地点に戻ってきた。
『お疲れ様でした。 じゃあ、来週日曜日にまた会おう』
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ここからは、岡村島へと移動。
お気に入りの展望台へと登り、春の芸予諸島の海を眺める。
今日は、黄砂で霞んだ景色。
展望台からは、桜も楽しめる。
白い花の桜や、
ピンク色の桜。
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展望台を降りると、今度はキャンプ場へ。
クルマから荷物を降ろし、テーブルと椅子をセット。
椅子は、かつてキャンプの定番として大人気であった、マクラーレンのガタバウトチェア。
テーブルは、バーベーキューセットを活用し、木の天板を置けるようにした、なんちゃってキャンプテーブル。
今日のお昼ご飯は、コンビニで買ってきた広島つけ麺。
海を眺めながらのランチは、それが例えコンビニつけ麺であっても、最高の一時になる。
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ランチを終えると、冬のキャンプに活躍してくれた、ダウンジャケットを天日干し。
これは、俺が会社に入って数年してから購入したもので、ほぼ30年ものと言う貴重なキャンプウエア。
当時、出始めたばかりのゴアテックスとダウンという貴重な組み合わせであり、さすがに草臥れてはいるが、冬のキャンプのウエアとしては十分機能してくれている。
『さて、いつまで使い続けられるかなあ』
楽しみだ。
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夕方になると、ソフトクーラーから、呉名物の一つである、鳥徳のチキンを取り出す。
ビールをグビリと飲りながら、美味い鳥にかぶりつく、至福の一時。
こんな時に活躍してくれるのは、オピネルのナイフ。
研げば研ぐほど、素晴らしい切れ味を見せてくれ、安価なので使い倒せる最高の相棒である。
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キャンプの夕方は、一番楽しみな時間の一つ。
誰も居ない、静かな海辺で、ビールを飲みながら、静かに眺めるサンセット。
日が沈んだ後の、瀬戸内の夕凪も心地よい。
満天の星空の下、『おやすみなさい』
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翌朝も、穏やかな晴れの天気。
パンとコーヒーの朝食を終え、蒲刈へと移動。
早朝で人も居ないので、公園でドローン撮影。
『蒲刈の風景』
『とびしま海道の桜』
『公園の桜並木』
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日曜日は、昼前に家に戻って買い出しに行き、そこから妻と一緒に花見へ。
子供の頃から遊びに来ていた、近所の公園。
今では子供も少なくなり、人気のない静かな公園で、長年連れ添った妻との二人きりでのお花見である。
買ってきた刺身や惣菜やをいただきながら、ビールをゴクリ、日本酒をチビり。
『この花見、今年で何年目になるかなあ?』
『この花見に来ると、春が来たと感じるよ。 本当に楽しいねえ』
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生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、来週の駅伝はどうなるのかな?