自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

『冬の龍』

2009-02-17 13:53:12 | 児童文学
椎名町っていうところに、ボクは小さいころに住んでいました。
たぶん3歳ぐらいからかな。

いとこのひろしちゃんと、その妹の薫ちゃんが、ボクの遊び相手でした。
でも、ひろしちゃんは、ふたっつ年上で、その頃の2年は驚異的に年上の人でしたから、ボクはいつも、「金魚のうんこ」と言われながら、ひろしちゃんの後にくっついていました。

「かずは、おみそね」
これが、ひろしちゃんの友達と遊ぶときのことばでした。

おみそ、つまりみそっかすですから、どんな失敗をしても大丈夫でした。
ひろしちゃんにとっては、めどうくさい弟分だったのでしょうが、かなり面倒を見てくれたんだと思います。

近くに、天神様があって、その前の広場で一人で、自転車の練習をしたことを覚えています。
天神様には階段を上っていきます。
ボクの記憶では、大きな木がありました。

神社の木は、何だかすごいエネルギーを感じます。
昨年お参りした伊勢神宮でもそうでした。

ものすごく広い空間でした。
家の前の、道も、とても広くて大きな道でした。

もちろん、本当はとてもちっちゃな広場と狭い路地ですが。

『冬の龍』藤江じゅん

神田川沿いの九月館という、下宿やどを取り巻くファンタジーです。
久しぶりの、児童文学でした。

シゲルという男の子と、友達の哲と雄治。
3人で、真夜中の肝試しをしに行くと、行った先の穴八幡で、一人の青年に出会います。

その青年が、ケヤキの木の化身。

そして、そのケヤキの木と龍と、龍の玉にまつわる隠された秘密・・・・。

ボクは、本の扉に地図が書いてあるとわくわくしてしまうんですが、この本にも古い地図が載っていました。

「圖繪込牛谷ケ市」
これ、右から読みます。
「市谷牛込絵図」

やっぱりファンタジーは止められない。








最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (れいちゃん)
2009-02-17 23:31:00
東京では、「金魚のウンコ」と言うんですね。
九州では「金魚のフン」と言います。

東京では「みそっかす」と言う言葉があるようですが、九州では使いません。
それに代わる言葉って、何かな~・・・?

「圖繪込牛谷ケ市」を逆さまに読むなんて、ワクワクドキドキしてきますね。
江戸川乱歩の「怪人二十面相」をむさぼり読んだ頃(小学生)を、思い出しました。
なつかしい~!
返信する
さかさまっていうか・・・ (しばしば)
2009-02-18 18:17:51
最近、怪人20面相の映画をやっていましたね。

ボクは、テレビで観てたなぁ
♪ぼっ・ぼっ・ぼくらは少年探偵団♪

懐かしいです。

返信する

コメントを投稿