最終日です。
今年は、足寄出身の某有名歌手の地元でのコンサートがあり、帰りの飛行機の予約が取れず、新千歳まで行く関係上、午前中のみのヌプカです。
6:00起床。
朝食のためにバーベキューハウスに行くと・・・・
牛乳と、クロワッサン、そして土のついたままのイモ・・・・
早めの昼食をとるために、この日の朝は少なめ。
そしてこのイモの袋は、子どもたちがみずらから収穫したあのイモ。
自宅へのお土産です。
朝食後、急ぎ荷物をまとめ、部屋の清掃に取り掛かります。
ヌプカの2回宿泊スペース。
トイレ、風呂、そしてバーベキューハウスの床清掃。
各グループが担当して、それぞれお世話になったこのヌプカを清掃します。
このヌプカには、毎日多くの人が訪れます。
特にこの夏のハイシーズンに、ボクたちグロースがほとんどを借り切って我が物顔で使うわけですから、本当に感謝です。
22年目の今年も、「飛ぶ鳥跡を濁さず」の気持ちで精一杯清掃します。
8:50。
ヌプカから少し高原にあがった場所で「ミドルネーム」の実習。
自分の夢を実現するうえで大切な言葉を、苗字と名前の間に挟んで宣言する実習。
○○ 信じる △△ !
と言ったように。
高原から十勝平野を見下ろすこの場所で、大声で宣言する気分は、本当に気持ちのいいものです。
ところがこの日は、相変わらずの霧。
それでも、野外で自分の名前を大声で叫ぶなんていう機会は、なかなかありません。
みんな、次々と宣言していきます。
ところが、一人・・・。
ちづるが頭を抱えています。
どうしたのか様子を見に行くと、ひどい頭痛、だといいます。
少し離れた場所に連れて行き、そこで座らせます。
涙をいっぱい流しながらうつむいています。
こういった突然の反応は、精神的なことによるものが多い。
しばらく寄り添って話を聴くことにしました。
「こんな頭痛によくなるのか?」
首を横に振ります。
「何か嫌な事でもあったか?」
同じくNO
「よし、じゃあ、頭痛が収まるまでゆっくり待とう」
みんなも心配そうな顔で見守ります。
原因はわかりません。
大粒の涙を流しながら、辛そうにしています。
しばらく、しばしばのおまじない?をしながら、様子を見ます。
ちづるは、初参加ながら明るく楽しい5日間を過ごしてきました。
リーダーに協力的で、チームの中でも楽しそうにやっていたのです。
ですから、この突然の反応には、何か原因があるはずです。
「ところで、ちづるは、ミドルネームは決まってるのか?」
答えはYES。
だったら、ミドルネームを決められないと言うプレッシャーではなさそうです。
実際は、「大きな声」がちづるにとってのプレッシャーだったようです。
ちづるのもっともな「怖れ」だったのかもしれません。
人間の普遍的的恐怖は、高い所から落ちてしまうではないかと言う死の恐怖と、大きな音を聞いた時の恐怖の二つだといわれています。
大きな声による(特にしばしばの声は響きます)ストレスがちづるに襲い掛かってしまったのかもしれません。
もちろん、原因はわかりませんが、肉体的な病ではないことは間違いありません。
それでも、しばらくして、ちづるは覚悟を決めたようです。
小高いマウンドに登り、宣言に向かいます。
「・・・・・・・・・・・・」
頭痛がひどいようです。
それでも、みんなに支えられながら、大きな声でミドルネームを宣言します。
「○○○○ぁ くじけないでがんばるぅ ちづるぅー!」
やりました。
ハッキリとした声で3回宣言しました。
ミドルネームの言葉通り、やり遂げることができたのです。
ちづるは、自分を超えました。
苦しくて、あきらめそうな自分をなんとか自分の力で乗り越えたんです。
その証拠に・・・・・・
宣言を終えたちづるは、何事もなかったようにすっきりとした顔をしています。
こうやって、またひとつ。
心が育っていくのです。
もちろん、ちづるだけじゃなく、それを見守り、彼女のチャレンジを喜び合う子供たちの心も一緒に。
サポーターイントラの宣言も終え、すべての実習が終了です。
10:10
ヌプカの管理をしている貢さんの長男、将さんに、感謝の言葉を伝えしてサヨナラです。
将さんは、佐藤土建の社長であり、地元の青年会でも町おこしを着実に成功させている青年です。
一路、子どもたちが大好きな、食べ放題の焼き肉屋「ウェスタンへ」
今年は、足寄出身の某有名歌手の地元でのコンサートがあり、帰りの飛行機の予約が取れず、新千歳まで行く関係上、午前中のみのヌプカです。
6:00起床。
朝食のためにバーベキューハウスに行くと・・・・
牛乳と、クロワッサン、そして土のついたままのイモ・・・・
早めの昼食をとるために、この日の朝は少なめ。
そしてこのイモの袋は、子どもたちがみずらから収穫したあのイモ。
自宅へのお土産です。
朝食後、急ぎ荷物をまとめ、部屋の清掃に取り掛かります。
ヌプカの2回宿泊スペース。
トイレ、風呂、そしてバーベキューハウスの床清掃。
各グループが担当して、それぞれお世話になったこのヌプカを清掃します。
このヌプカには、毎日多くの人が訪れます。
特にこの夏のハイシーズンに、ボクたちグロースがほとんどを借り切って我が物顔で使うわけですから、本当に感謝です。
22年目の今年も、「飛ぶ鳥跡を濁さず」の気持ちで精一杯清掃します。
8:50。
ヌプカから少し高原にあがった場所で「ミドルネーム」の実習。
自分の夢を実現するうえで大切な言葉を、苗字と名前の間に挟んで宣言する実習。
○○ 信じる △△ !
と言ったように。
高原から十勝平野を見下ろすこの場所で、大声で宣言する気分は、本当に気持ちのいいものです。
ところがこの日は、相変わらずの霧。
それでも、野外で自分の名前を大声で叫ぶなんていう機会は、なかなかありません。
みんな、次々と宣言していきます。
ところが、一人・・・。
ちづるが頭を抱えています。
どうしたのか様子を見に行くと、ひどい頭痛、だといいます。
少し離れた場所に連れて行き、そこで座らせます。
涙をいっぱい流しながらうつむいています。
こういった突然の反応は、精神的なことによるものが多い。
しばらく寄り添って話を聴くことにしました。
「こんな頭痛によくなるのか?」
首を横に振ります。
「何か嫌な事でもあったか?」
同じくNO
「よし、じゃあ、頭痛が収まるまでゆっくり待とう」
みんなも心配そうな顔で見守ります。
原因はわかりません。
大粒の涙を流しながら、辛そうにしています。
しばらく、しばしばのおまじない?をしながら、様子を見ます。
ちづるは、初参加ながら明るく楽しい5日間を過ごしてきました。
リーダーに協力的で、チームの中でも楽しそうにやっていたのです。
ですから、この突然の反応には、何か原因があるはずです。
「ところで、ちづるは、ミドルネームは決まってるのか?」
答えはYES。
だったら、ミドルネームを決められないと言うプレッシャーではなさそうです。
実際は、「大きな声」がちづるにとってのプレッシャーだったようです。
ちづるのもっともな「怖れ」だったのかもしれません。
人間の普遍的的恐怖は、高い所から落ちてしまうではないかと言う死の恐怖と、大きな音を聞いた時の恐怖の二つだといわれています。
大きな声による(特にしばしばの声は響きます)ストレスがちづるに襲い掛かってしまったのかもしれません。
もちろん、原因はわかりませんが、肉体的な病ではないことは間違いありません。
それでも、しばらくして、ちづるは覚悟を決めたようです。
小高いマウンドに登り、宣言に向かいます。
「・・・・・・・・・・・・」
頭痛がひどいようです。
それでも、みんなに支えられながら、大きな声でミドルネームを宣言します。
「○○○○ぁ くじけないでがんばるぅ ちづるぅー!」
やりました。
ハッキリとした声で3回宣言しました。
ミドルネームの言葉通り、やり遂げることができたのです。
ちづるは、自分を超えました。
苦しくて、あきらめそうな自分をなんとか自分の力で乗り越えたんです。
その証拠に・・・・・・
宣言を終えたちづるは、何事もなかったようにすっきりとした顔をしています。
こうやって、またひとつ。
心が育っていくのです。
もちろん、ちづるだけじゃなく、それを見守り、彼女のチャレンジを喜び合う子供たちの心も一緒に。
サポーターイントラの宣言も終え、すべての実習が終了です。
10:10
ヌプカの管理をしている貢さんの長男、将さんに、感謝の言葉を伝えしてサヨナラです。
将さんは、佐藤土建の社長であり、地元の青年会でも町おこしを着実に成功させている青年です。
一路、子どもたちが大好きな、食べ放題の焼き肉屋「ウェスタンへ」
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