自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

とても1回では書ききれない一日

2007-12-30 21:31:13 | グロースキャンプ
昨晩から降り続いている雨。
無常にも、雪はどんどん溶けていきます。

それでも子どもたちは朝6時に集合。
冬グロ恒例の朝のお散歩。

夕べのナイトハイクの現場をみんなで歩きます。

ナイトハイクの帰りに、雪の上につけた、一人ひとりの雪のランドマーク。

僅かな雪の上につけた、子どもたちそれぞれのしるしがかわいらしく・・・・・
と、鑑賞しているうちにあっというまの雪合戦。

集中攻撃され逃げ回るイントラを追いかけて、子どもたちは大はしゃぎです。

朝食後、午前中は、オリエンテーリング。

ゴルフ場をいろんなゲームをしながらグループごとに歩きます。

オリエンテーリングは、盛り上がります。
グループごとに、知恵を縛って、体力を使い、高学年も低学年も協力しながら進みます。

でも、ついに事件が起きてしまいました。

ゴルフ場の雪は、もうほとんど雨に溶けています。
パター練習用のグリーンの上で、暴れまわっていたおかげで、手入れされていたはずの芝生がぐちゃぐちゃ。

アー、申し訳ない。

叱られてしまいました。


当然です。

雪の下の芝生は、根腐れしやすいために、薬品を十分にまいてあります。
その上に雪が積もり、やがて春になったときに、元気よく芝が生えていくのです。

芝生が露出しているところで暴れまわっているのですから・・・・

アー、ごめんなさい。

きちんとお詫びはしましたが、来年も使わせてもらえるかどうか・・・

もちろん子どもたちは、それにもめげず、思いっきり楽しんでいました。

10分間でどれだけ高く雪を積めるか競争。
5人6脚競争。
ウッディが橋を何歩で渡れるか予想
昨日渡った名前は何か・・・
ところでこのゴルフ場の名前は何?
クロスワードパズル
世界地図パズル組み合わせ競争

午前中イッパイたっぷりと遊びました。

でもまたまた事件。
パズル競技の結果、最下位になった「雪山チーム」
かい、かえで、まーぴー、かいと

みんなで悔しがっていたのに、かえでだけ、はんべそをかきながら「悔しくない」と言い張るのです。
しばしばは見逃しません。

「涙が出るほどなのに、悔しくないの?」
しばしばの問いかけにも、かえでは、首を横に振るばかりです。

そのうち、かえでの中から、嗚咽があふれ出しました。

もうとまりません。

ボクたちは、知らず知らず「感情を抑える」訓練をさせられているようです。
「泣いちゃいけない」
「がまんしなさい」
「よわむし」
「なきむし」
「おこりんぼ」

生きるエネルギーの感情のはずなのに、感情を出すことは「恥ずかしいこと」になってしまうのです。
子どもによっても、幼いうちから「早く大人になることを要求される」と、ますます「我慢強い、よい子」になってしまうのです。

かえでは、鳴くことに慣れていなかったのでしょう。
しゃくりあげるばかりで、苦しそうです。
涙を止めたくても、なかなかとめられません。

「思いっきり泣けーっ」
しばしばは、拍車をかけます。

そして、他の子供たちと一緒に、「怒る、悲しむ、喜ぶ」表現を思いっきりして発散しました。

かえでは、そのあと、ちゃんと「くやしい」って言えるようになりました。

子どもたちの可能性をとめてしまうのは、ボクたち大人。

子ども未来は、子どもたちにとっての自由な表現の場。

何でも言い合って、どんなことでも真剣に話し合う。

些細なことほど、大事な学びがイッパイです。

午後のお話は、また次回。

雨はまだ降り続きます。



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