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シニア、ま~ちゃんの身の周りの事。
さりげない日常とつぶやき、雑感日記です。

映画「雨あがる」

2014年09月11日 | 映画

数日前から、テレビの画面が故障して、見にくいのですが、

緑の線が1本入ってしまっています)

修理に来て頂くことになっているので、直るといいのですが・・・・

あまりテレビは観ないのですが、

(緑の線は)気にしないようにして、DVDを観ました。

「えびちゃんのヨーイ、ハイ!」のコーナーで紹介して下さった映画「雨あがる」

この映画は、

故・黒澤明監督が山本周五郎の短編をもとに書いた遺稿を、黒澤組のスタッフたちが映画化。

小泉堯史監督、寺尾聡さん主演、宮崎よしこさん(妻のおたよ役)の演技は素晴らしい。

三船史郎さんや仲代達矢さん、壇ふみさんなどなど、見応え充分ですが、短い映画です。(90分)

堅苦しくなく、見終わった後に晴々した気分になれる良質の時代劇で、ユーモラスも感じられます。

いい言葉がたくさん出て来ます。

世の中は、いいものだって事をこの歳になって知りました。

若くはなれないけれど、生きている事は素晴らしい事ですね。

妻のおたよが言う台詞

大切なのは、何をしたか、ではなくて、何のためにしたか、ということではないでしょうか・・・

 

DVDには、舞台裏の画像もあり、そちらも面白かったですね。

晴れた空、海の青さ、山の緑のなんという美しさ。

その美しさを撮るために、何日も撮影を待つ事もある、という。

そして、映画の中では、何気に咲いているタンポポの綿毛を「おたよ」が吹くシーンなのだが、

タンポポが偶然にそこに咲いていたわけではなく、

スタッフ総出で、その撮影のために、タンポポを植えて、

1か月前から仕込み用のタンポポをつんでは冷蔵庫で保存し、

撮影日に合わせて、綿毛になるように生育を調整するというから驚き

スタッフの「画」へのこだわりが、そこにタンポポを咲かせ、

そこに夫婦がお互いその花を見て微笑む姿をさらに美しく飾る、という事は言うまでもない事です。

そういう事を知ると、1本の映画を作るって、すごい事なんだな~と思います。

また、映画の見方も変わってくるかもしれませんね。

 

 

                

 

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