「母の日。プレゼントあげる人がいるっていいな♪」
って、これは子供への催促で言ったのではありません。笑
もうずっと何年も前、私の母が亡くなって、それからまた何年か過ぎたあとの
母の日が近づいた頃にふと思ったことです。
私の母は遠くに住んでて、今みたいに宅急便も盛んではなかったし、母の日に生花は贈れなかったので身につけるものをあげてました。
旅先で、私のあげたイヤリングの片方をなくした事をしばらくすごく後悔してて、旅行の写真を虫眼鏡で見ては、「あっ、ここの場所まではまだついてるから、この後なくしたんだ」といつまでも諦め悪く言ってて、皆に笑われてたのを思い出し、懐かしくて、「何かプレゼントできるっていいなぁ…。」
思えば子供が小中高の頃、子供に「おかあさんって何が欲しいの?」って聞かれて、いつも「特にないわね~」って言ってました。
子供のお小遣いで、って考えると言えませんよね。
それに正直言って、子供に何かもらいたいってホントに全然思わなかったのです。
で、なにもいらないけど「ハンカチとかだったら使えるし、チョコやケーキも嬉しいな」っと負担にならないのを言うのが定番でした。
以前友人と集まった時そんな話が出て、すごい人はバッグを買ってもらったとか、デジカメを希望したとかいう話も出たり、「旅行券」が1番で、エプロンは正直がっかりする・・とかいう人もいたりして。笑
逆に大学生の頃に頑張って服をあげたら、「こういうのは着ないのに無駄使いだ」と迷惑がられたとかいう人もいて、いや、ほんとにプレゼントって難しいものですね。
そして、何もいらないと思ってた・・・しいて言えば「花より団子」だった私は、なぜか、しみじみ、“お花は嬉しい”と思うようになりました。
たぶん、“何か贈りたい”っていうその気持ちを受け取った気がするから。
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