<8月6日 岡崎の花火大会の写真・テレビ動画から>
安倍元首相が奈良市で演説中に背後から銃撃された事件から昨日で1カ月が過ぎました。銃撃事件など日本では考えられない事件でしたが、それでも警護にとってはあらゆる狙撃に対して防御する態勢が必要なことを、教訓として生かしてほしいものです。
選挙演説という政治的意見を表明する場を狙った襲撃事件は、民主政治を否定する暴挙であり、意見を言論で戦わせる時代に『こんなことがあっていいのか』と怒りがわきます。政治活動が命懸けだった過去の時代とは違い、二度と起こしてはなりません。
目の前のことに気をとられ、背後から迫ってくる危機に気が付かないことは、日常的によくあることで、あまり過密な行事予定を入れてしまい、日々消化するのが精一杯で、危機が迫っていることを忘れがちです。
想定されるリスクが“起こらないようにするのが、「リスク管理」で、想定されるリスクを あらかじめ抑え込んでしまうことと言えます。一方、「危機管理」は、「リスク管理」を含め、危機が発生した場合に、その負の影響を最小限にするとともに、いち早く危機状態からの脱出・回復を図ることが基本で、早期回復のためには何をすればよいかということが、検討の中心です。
災害発生や事件発生時は、初動対応をすみやかに開始するために、状況などの情報収集を行わなければなりません。状況を解決するために自治体や企業では、災害・事故・事件などリスクに対して、ドローンを利用してAIが正誤を分析し、ほぼリアルタイムで情報を分析し、行動に移すよう開発が進んでいるようです。