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うなぎ上りの物価

2024年06月10日 | 暮らし

 沖縄・奄美地方が5月21日に梅雨入りしたと気象庁は発表しましたが、平年に比べると1週間以上遅いそうです。昨日から久しぶりに雨が降りましたが、東海地方の昼中は“夏日(25℃以上)”の暑い日が続きました。特に朝から気温が「うなぎ上り」で、体調を悪くしないよう、気を付けなければなりません。

「うなぎ上り」と言えば、ウナギは他の魚と異なる特徴は、河川や湖で成長し、深海で産卵する習性があると言われ、サケなどとは真逆のようです。

 昭和30年代でしたが、田植えが終る頃の深夜、長靴に手袋をして、腰に籠(かご)をぶら下げ、カーバイトランプ(アセチレンランプ)と竹竿(たけざお)にクギ数本で作った槍(やり)のような、ウナギの捕獲用の道具を持って田んぼへ行き、水の中で白い腹をみせて休むウナギを、静かに近づき一気に突き刺して、手早く籠に入れ捕獲します。

 一晩で太くて丸い極上のウナギを3匹も捕獲したことがあり、調理方法は親から学び、捕れたウナギはよく水洗し、血液や粘膜には毒があるため、 傷口や目に入らないよう注意し、入れば化膿(かのう)し危険なのです。

 そのウナギは生息数が減り、国際自然保護連合の絶滅危惧種になりました。直ちに捕獲や取引の規制に直結しないとはいえ、ウナギを食べようとすると、値段は「うなぎ上り」で、庶民の口から遠ざかってしまいました。

 自然との共生を忘れて飽食を続けてきた事を反省し、日本人にとって健康的な食文化を永く忘れないようにするためには「うなぎ上り」も、やむを得ないことかもしれません。

                           

 

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