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自衛隊の存在

2024年07月02日 | 政治

 日本国憲法は、アジアや日本で数多くの犠牲者を出した戦争の反省から9条で武力行使を禁じてきました。その後、独立国家として当然の対応という考え方で、自衛権と自衛隊の存在を認めるという新たな憲法解釈を示し、米国の要請もあり、警察予備隊、保安隊を経て1954年(昭和29年)7月1日、日本に自衛隊を発足させ、創設してから70年を迎えました。

 自衛隊の任務は、日本の領土、領海、領空を守り、災害派遣、国際平和維持活動、海上警備活動など、国民の安全を守ることが防衛庁設置法と自衛隊法で定められています。

 自衛隊は、陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊の3つで構成され、国際法上は軍隊として取り扱われ、イギリスの国際戦略研究所では、2020年の日本の軍事費は世界第8位に位置付けられているようです。

 自衛隊は「憲法違反」との批判があり、創設当時の評価は決して高くありませんでした。しかし、1995年の阪神大震災や2011年の東日本大震災、今年初めの能登半島震災では、自衛隊の災害時派遣の重要性が認識され、北朝鮮の核・ミサイル発射や、中国の尖閣諸島周辺での警戒監視任務も重みを増しています。

         

              写真:インターネットから借用

 戦後日本の平和主義を定めた憲法9条の下でも可能な限りの自衛手段として、編み出された組織であって、1951年(昭和26年)に日米安保条約が成立し、日本国内にアメリカ軍基地が設置されたこともあり、経済復興を優先するあまり、自国の防衛をアメリカ軍の存在に頼ってきたことも事実です。

 この70年間、自衛隊を巡る憲法解釈や、安全保障法制は大きく変遷してきました。そもそも自国を自らの手で守るという独立国家として当然の考え方に立ち返ってみれば、そこで働く約23万人とその家族を思うとき、憲法解釈ではなく憲法の条文で、自衛隊の存在を明記することなど、早急に行うべきではないでしょうか。

 

 

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誕生月に思う

2024年07月01日 | 日記

 7月は私の誕生月です。何とも暑い日が続いたであろう7月に産んでくれた母に感謝です。戦時下で2人姉の後に男が生まれたので。当時の社会情勢から父母の喜びようは想像がつきます。

 忘れた頃にやってくる誕生日です。すぐ上の姉と15歳離れていて、医師から両親へは難産で私の命を諦めるよう話されたそうです。出産後も何度か命の危険が迫り、就学期まで続きました。

         

 何度も拾った命ですから、そう簡単には手放せません。寿命のある限り、生き抜こうと思っています。振り返ると、もうそんな歳になったのかと思います。それでも、まだまだ仕事をしたいと思っています。

 戦争で家も仕事(豊橋・和菓子・廣田屋)も失い、岡崎の地に移り住んだ両親も、これから希望を持って何かを始めようとしていたとき、父が病魔に襲われ、あの世へ旅立ち、苦労の連続でした。「命さえあれば」と、戦渦をくぐり抜けた人は多くいたと思います。

 世の中で定年後は『悠々自適(世間のことに煩わされず、自分の好きなように安らかに暮らすこと)』に過ごすことを美徳のように言われますが、仕事をすることが生きがいにつながっている人も多くいると思うのです。

 誕生日を迎えるにあたって、当時を思えば、定年後であろうと何であろうと、仕事をすることは全く恥ずかしい事とは思いません。感謝の気持と、新たな決意を持って望みたいと思います。

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