外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

通訳なしの授業

2014年11月11日 | 日記
11月11日(火) 曇り一時雨

昨夜ある4年生から「明日の授業は用事があって行けません」と連絡がありました。
1年生の授業、10月までアシスタントをしてくれた学生に替わり別の学生が担当して
くれていたのですが、何やら特別講義があるとのことでした。

久しぶりに通訳なしの1年生の授業です。

「今日は先輩が用事があって来られないので、私が日本語と中国語で授業しますね」と
話しましたら拍手が起きました。
続いて「英語はどう?」と尋ねましたら、あちらこちらで首振りが(笑)

授業後の疲労度はいつもと同じくらいでしたね。若干今日の方が疲れたかもしれません。
普段の1年生の授業では中国語の説明は学生に任せてはいるものの彼女らの通訳が
間違っていないかどうか私も聴いています。
省略していることもしばしばあるのですが、意味が通じていれば特に修正しません。

通訳してもらうことの目的は正確さというよりは彼女らが通訳と言うものを実践して
どんなものなのかを体験してもらうことにあります。
ちゃんとできていればそれを自信にしてもらいたいし、できていないと感じれば自身を
磨いてほしい。

金曜日の授業で担当してくれている学生はN1の聴解で驚きの点数をたたき出した子で
翻訳は完璧、たまに私の説明で足りないところを補ってくれています。
その学生によると、
「ほぼ理解はできるものの、どうやって中国語で表現するかが難しい」とのこと。

大変な作業ですね。
しかし、そうやって自分なりの言葉を築き上げて行ければ更に成長できるはずなので
頑張ってもらいたいものです。
コメント
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