外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

外国語劇

2014年11月26日 | 日記
11月26日(水) 晴れ

怒りを抑えるのに必死でした。

外国語劇当日、午後の授業が該当の2年生だったので、少し早めに終え、最終調整を
させました。先週見た時よりも更に良くなっていました。

夜7時からの本番、出場組数は6組、うち一組がなんと留学生グループ。
今のクラスメートも2人いました。昨年はなかったので特別参加でしょうか。

審査員は私を含めて5名なのですが、うちアメリカ人教師が二人。
なんだか嫌な予感がしました。アメリカ人の一人が、あまり周りと打ち解けない
ヒッピー系の女の子で外教のミーティングでも一人的外れな発言をする教師。
そしてこの劇中も一人奇声を上げている。

いくら日本語科の学生が頑張ってもこのラインアップでは上位は見込めない。

英語科の2年生が素晴らしい演劇をし、これは文句なしに1位と見ておりましたら
2位だったのですね。
まさか、、、の留学生グループが1位でした。

彼らの演技は会場の大爆笑を誘っていました。
というのも、どうやらこの土地の方言をかなり盛り込んだようです。
そしてリーダー格の男が滑らかな中国語で演技をしていたのですが、この男の存在を
知っているのは、審査員の中ではたぶん私だけ。
彼は留学生ではなく、留学生の管理をしている職員、つまり出場してはいけない人物が
舞台にいるわけです。

「反則じゃないの?」
声に出したくても出せない一言。

成績発表の前の講評を依頼されていたので、中国語で当たり障りのないことを話しました。
すると、そのあと、もう一人の英語教師の講評もあり、司会者の紹介が
「もっとユーモアのある言葉を期待します」だって。
おいおい。
確かにもう一人の英語教師は話が面白く発音も分かりやすいので私もよく話すのですが
彼女もやはり当たり障りのない言葉に終始しました。

全てが終わったあと、日本語科のリーダー役の学生を労いました。
まさかの下位に目が赤くなっていました。
あまりにも不公平な大会と審査に私はただ慰めることしかできませんでした。
コメント
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