わらわら草紙 四の章、終演いたしました。ご来場いただきました皆々様、応援いただきました皆様、誠にありがとうございました。おかげさまで本公演無事に終了することができました。御礼申し上げますm(__)m
ご来場のお客様にはご好評をいただき、来年もまた「五の章」を演ることとなりました。2020年11月14・15日、WFでございます。
そして来年の公演は、2月福祉施設ボランティア公演を皮切りに、3月21・22日in信天翁 浮狼舎番外公演、7月18・19日in 1st 劇団すかんぽ長屋公演、11月14・15日inWF 神原組プロデュース公演と既に今年とほぼ同じくらい決まりました。
ありがたいことです。芝居のある人生って、役者にとっては天国です。演じられない苦しみよりも、演じられる幸せ。ありがたい。
今回の四の章は、それぞれ良いお話でした。キーワードは「時代劇」。
「ぼっち」は「わらわら草紙」の最初から一連の続きものの最終章(でもエピソードゼロ)でありました。時系列通りではないのでわかりにくいのですが、過去と人類が滅亡した近未来を行き交うのです。近未来SFも未来という時代劇(田原坂も出てくる)ということで。
「水妖姫の沼」は一番物語らしい物語だと思います。私は見る度に毎回、ラストに言い知れぬ思いを感じたものでした。
「山本山先生」は人気の高い作品でした。決して退屈しない面白い静かな演劇という点では平田オリザをはるかに凌駕しておったのではないでしょうか。私は毎回、同じところで必ず笑っていました。だって面白いんだもの。
「おろおろ草紙」の「おろおろ」は、「寒さの夏はおろおろ歩き」の宮沢賢治の言葉からきています。「山本山先生」の後でよかったと思います。初めからグッと直球勝負の作品なので、前の回で少し緩めていただいたのは私たちにとっては幸いでした。妹としが亀に転生して兄賢治を見守っていたが、また1年で別れることになってしまうなんて、お客様には分かりにくかったと思います。でも30年ぶりに宮沢賢治をやれてうれしかったです。新しい発見もありました。この歳になっても新しい発見があるのは喜ばしいことです。
ここからしばらく、我が劇団には珍しいオフ期となります。稽古が減るこの時期。1年でこの1か月くらいですかね。でも新作稽古は12月18日から!ボーっとしてられまへんなぁ。