神原ワールド稽古場日誌

神原ワールドが繰りひろげる劇の世界・公演のお知らせ・稽古場の模様を皆様にお届けします♡

アングラって、どんぐらい?

2021-12-08 13:36:41 | 演劇

 「アンダーグラウンド」というと反体制的なもの、隠れ〇〇的なものを指すことが多いです(だって「地下」だもの)。略して「アングラ」。芝居の世界では革新的、実験的な芝居がよくそう呼ばれます。でも現代では使う者もなく、死語に近いかも。新劇、歌劇、ミュージカル、小劇場、アングラ(?)・・・。

 「奇抜」なことをアングラと呼ぶ方がいます。「実験的」というのが一番近いかも。「奇をてらったもの」というのが一番の間違い。芝居の世界でもこの勘違いをしている方が結構多い。うちの座長が言うには、「誰もやらないこと」だそうで、60~70年代のイメージが間違って伝わっているのかもしれません。アバンギャルド(前衛)とも少しニュアンスが違う気がします。

ただ、声を張り上げ叫んだり、珍妙な格好をしたり、わけの分からないことをすることではないということは知っておいてください。

 私にとって身の丈190cm以上の色気のある女形の方がアバンギャルドなんすワ。

          

 前回書きました筑紫桃太郎一座の博多家桃太郎さん(花の三兄弟の真ん中)。今、私のアバンギャルドです。一度ご覧ください。いつ何時でも彼は受けて立つと思います。いつも何かを試している。挑戦というとちょいとオーバーですかね。自分の可能性を広げよう、壁を破ろと己を試したがっているように見受けられます。そういうガツっとした役者さんは好きですねえ。

 水前寺清子も歌っているじゃないですか、「人のやれないことをやれ~♪」って。

 https://youtu.be/WWfHZEdogls

 

 

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