｢楽助はぐれ旅｣終演

　おかげさまをもちまして｢楽助はぐれ旅｣無事終演を迎えることができました。これも、ご来場いただきました皆様、またご支援くださいました皆様のおかげでございます。ありがとうございました<(_ _)>謹んで御礼申し上げます。

　コロナに台風、…その他いろんなことがありましたが、何とか始まって終えられました。まずはめでたい(^_^)ノ
　例え関西人でも関西弁（方言）の芝居は意外と難しいのです。今回も結構苦労しました(*_*;



　お話の作りは大衆演劇の体で展開していたのですが、実際、大衆演劇もびっくりの日程でした。
　大衆演劇は前の晩に翌日の演目の稽古をして明くる日すぐに上演します。しかしそれは台本がある訳ではなく、設定と最小限の取り決めで、あとは各自の芸で作るからできるのです。逆に彼らに決まった台詞と演出を示したなら一晩では上演できないでしょう。芝居の作り方が違うからです。大衆演劇の皆さんは私たちにない芸をお持ちです。私たち小劇場の芝居は台本と演出なしでは成り立ちません。自然と時間を要します。さて、せめぎ合いです。アンサンブルを肝とする芝居でそこにいるはずの人物がいない。しかし、稽古はせねばならない。想像力だけでは賄いきれないものがそこにはあります。…それでも幕は上がるのです。
　小劇場の芝居は型ではなく、リアルが身上。それゆえ日頃の精進が、いざという時の厳しい条件を乗り越える助けになります。だが言うは易く…たやすくは御座らん…m(_ _)m

　格好イイ女剣士、千歳（愛澤アン）