(文庫本の表紙です(^_^))
芸は百回やって百回同じ効果をあげねばならない。お笑いで言えば、百回やって百回笑わせることができて芸と言える。
その瞬間のリアルを伝える小劇場の芝居とは違うように思えますが、実は共通した点もあるのです。型は要らぬものではなく、基になるものです。型も継承されるごとに改良され続けます。人間の基を意識できない者が、果たしてそこに独創性を生み出せるでしょうか。
中村勘三郎がよく言ってましたね、「型がなければかたなし」「型を破れば型破り」と。人の典型も捉えられずに、微妙なオリジナルが加味できましょうか?リアルって何?という話です。それぞれジャンルが違い、表現方法は違っても求めるものはそれほど変わらないのではないかと思います。
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