昨日日曜日は終日稽古でした。さすがに一日中稽古すると体にこたえる歳になりました。前日の寝不足のせいか、午後からぐったりしちゃいました。あと少しで物語も完結です。果たして彼ら登場人物の運命や如何に…。
芝居は客観的な観点が重要ですが、それだけでは成り立ちません。キャラクターの主観も存在していなければ嘘になります。お客様にとって客観的視点は重要です(話がわからんかったらあかんや~ん)。しかし、個々のキャラクターの主観(独自性)もまた…ないとね。面白いことにある人物のキャラクターは他のキャラクターによって知らされることが多いのです。登場人物が自分語りをするお話は最低です。いろんな別の角度から、そのキャラクターを表す伏線が張り巡らされているようなお話が良いのです。今回の「カネヨの小鳥」はそんな感じ(^^)
一夜明けて「ザ・バットマン」が観たくなり、足を運びました。
この前の「ウエストサイドストーリー」もそうでしたが、今回のバットマンが、今までで一番リアルバットマンでした。こんなリアルで人間臭い、ミステリー仕立てのようなバットマンは初めてで、3時間弱の上映時間が長くは感じませんでした。面白かったです。ただ、これもまた、「バットマン」でなくてもよかったのではないか…と思うくらい物語としてしっかりとしていました。私の中で初めて、ブルースウェインとバットマンがはっきり同一人物になったような気がしました。そんなバットマン。爽快感は微塵もなく、特殊な境遇の男が体験する目覚めの物語でありました。
しかしながら、今年に入って15本以上観た映画の中で、「ナイル殺人事件」の冒頭とラスト以上のインパクトをもった映画は、今のところありませんでしたね。
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