最近、意識の中に現れる街がある。日が沈んでしまった焼け野原の街。薄暗い中に、微かに壁だったもの、水道だったものが見える。私はそこに佇んでいる。ただ佇んでいる。誰かが声をかけるまで、かつての壁や水道管をじっと見つめている。
見上げれば星空。これは昔から変わらずそこにある。変わってしまうものもあれば、変わらないものもまたある。そんな景色が見えてきた。
焼け野原の荒野と現代の都会の荒野。どちらも違いはあれど、荒野なのだろう。
「お前が明日死ぬのなら、俺の命も明日まででいい。お前が明日を生きるのなら、俺もまた明日を生きていこう。」
あなたは私の星空。昔からそこにあり、これからもある。
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