さわやか誌

定年後の人生を、思い残すことなく毎日を、さわやかに有意義に過ごしたい

キューバ自転車旅行を振り返って、、、その1

2013年02月27日 09時24分05秒 | 海外サイクリング

キューバ革命後、社会主義国として歩み始めたキューバ。今年で54年目にあたる。その間にキューバ危機、1991年のソ連崩壊、重しの外れたヨーロッパの社会主義国は次々に社会体制を改め、現在ヨーロッパにはソ連型社会主義国は残っていない。

一方、アジアでは、憲法に明記されている社会主義国は中華人民共和国、ベトナム社会主義共和国、朝鮮民主主事人民共和国(北朝鮮)、インド、ラオスが残っている。中南米ではキューバだけだ。

以前に、ソ連崩壊前に、ブルガリアのソフィアを訪れた事があるが、観光もインツーリストからクーポンを購入して、公務員のガイド付き 観光した事、デパートで物を買う時も売り場と清算所が違い、戸惑った事を思いだす。 果たしてキューバはどんな国なのだろうか、、、興味があった。

*キューバ人の生活:(その1)

生活レベルは社会主義国である故に、物価は安い。キューバ人は夕食に¥300も出せば充分だ。昼食のハンバーガーで¥40~50ぐらい。

一般公務員の月給は¥3,000~4,000ぐらい。バス代、その他の交通費も、¥5以内。 病院、学校もおそらく、無料に近い金額だろう。結局、市民の労働報酬は国から支払われ、国が生活を保障している訳だ。生産手段や財産の私有を撤廃し、社会(国家)で共有する事で、階級や搾取の無い社会を実現するという思想。

貨幣が2種あり、市民のキューバペソ(CUP)と外国人用兌換ペソ(CUC)だ。観光客(外国人)は、一般市民との貨幣価値と違い、通常の資本主義国家に準じて、夕食、民宿、その他は¥2,000~4,000である。 我々はキューバ人の1か月の給料を一晩で使う事もあり得る訳だ。

外国人が使用する場合、紛らわしくて混乱してしまう。同じ乗り物に乗るにしても、外人はCUCで高く取られる。 しかし、外国人が社会主義のキューバで、社会に税金も払わず、キューバ人と同じ貨幣価値で観光、食事、買い物、をする事はやはり考えものだ。

一般にはキューバ人は外国人が出入りするレストラン、バー、Hotel、キューバ音楽会、等には、高価過ぎて彼達の収入では行けない。 高嶺の花である。外国人の恩恵に預かろうと、色々と案内役をかって友達になりたる人々が大勢いる。注意が必要だ。

(写真は市民の市場)

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