『花鳥風月』雑記

素朴に質素に優しくいきたいね

みちのく冬旅情-2

2011年01月25日 | 

〈伊達政宗?〉

今回の旅の目的のひとつは“陸奥の温泉”でした。二泊目の鳴子温泉に向かうため盛岡で「やまびこ」に
乗り換えて古川から陸羽東線で鳴子温泉に向かう途中に有備館という駅があり、駅前に古風な佇まい
が見えました、急遽下車して見ますと「有備館」という江戸時代に伊達家家臣子弟の学問所だった
建物と庭園でした。戸が開けられた座敷からは甲冑に身を整えた政宗公が左眼を開いて睨んでいました。
(時代としては政宗はいなかったのでは?)                                      
池を囲んでツツジ・桜・紅葉の頃はさだめし美しい事でしょう。



鳴子温泉も静かで情緒豊かな仙台の奥座敷に相応しい温泉でした。

伊達62万石の城下町「仙台」から仙石線で松島海岸に行き瑞巌寺・円通院へ。
伊達家の菩提寺、瑞巌寺は大規模改修中!完成は7年後とかのため引き返してしまったが、
宝物殿などは特別展示されていたと帰ってから知りました。急に雪が降り出した事もありましたが。



政宗公の孫、光宗公が祀られている円通院。
枯山水の石庭は松島湾を模しているのだそうです。



一瞬の晴れ間の五大堂ですが、、、
「日本三景」の一つ松島は小生の下手くそ写真よりイメージしている風景を大切にしていて下さい。

「松島や ああ松島や 松島や」は松尾芭蕉が、あまりの絶景に言葉をなくして詠んだ句だと思って
いましたが、芭蕉ではなく江戸時代の狂歌師「田原坊」という人が詠んだものだそうです。

“おくのほそ道”にも松島を詠んだ句は

  松島や 鶴に身を借れ ほととぎす   曾良

だけのようですね。

二泊三日の「みちのく冬旅情」東北の厳しい冬に臨んだ旅でした。
歴史も風景も人情も味も・・あの風土独特の温かさと強さを感じました。
それなのに不覚にも風邪というお土産までも戴いて来ました


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