京都祇園祭の長刀鉾 2008年07月17日 | おこしやす京都 「くじとらず」の名があるように、山鉾巡行の先頭を受け持つ長刀鉾です。命名は、鉾のてっぺんを飾った三条小鍛冶宗近作の大長刀によります。宗近の長刀は、宗近が娘の病気平癒を祈願して、感謝の心を込めて鍛え、祇園感心院に奉納したが、鎌倉期にある武人が愛用。しかし、何かと不思議な事が起こり返納したそうです。大永2年(1522)に疫病が流行し長刀鉾町で預かったところ流行病は治まり、人々はその霊験を喜び、感心院へ返納しようとしたところ、長刀が重くて動かなくなりそのまま町に預かり祀ることになったそうです。とても不思議ですね~ 前部軒裏には双丹頂鶴が描かれ、 その下には悪魔調伏して災を消除する舞楽「厭舞(えんぶ)」の彫刻 がつけられています。 後部軒下には孔雀が描かれ、その下に付けられている彫刻は、 小鍛治宗近が神剣を鍛造する姿です。 クリックすると大きくなるので、ぜひ読んで下さいね。