季節の飾りが変わりました。3月と言えば『ひな祭り』ですよね。またまた大好評!雰囲気もすっかり春です仕掛人S様、ありがとうございます。「こんなに一度にいろんなお雛様を見たの初めて!」というクライアントさんもいらっしゃいました。
ウインドー左端の「稲取の雛のつるし飾り」は伊豆の稲取で購入された小型のもの。雛壇の両側に1対で飾られる「つるし飾り」は11個の飾りを付けた紐を5本下げた床に届きそうな位長いもので、それが部屋いっぱいに何対も飾られる様はまるで座敷に咲いた花の様だそうです。
色紙の熨斗雛と藍染の濃淡や草木染の木綿糸で作られた手まりは北九州市小倉のおばあさんが作られたニ十年位前の作品で、お元気なら90歳になってられる筈。このブログを見て下さっていたら、うれしいですね。
郷土雛は、それぞれに鄙びた独特の味わいがあり、でもそれが、今の暮らしの中では、返ってモダンな印象を与えてくれるから不思議ですね。
ウィンドウにつるされた藍染の手まりが美しい! センスよく飾っておられるので感心してしまいます。
先日、仕事で小倉に出かけたのですが、ある館で、藍染手まりばかりが吊るされた「さげもん」を拝見しました。同じ作者(ご高齢のご婦人)の手になるものです。素朴ながらに洗練された雰囲気がとっても素敵でした。