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二人で歩くリガ

2010年09月01日 | 旅行
服部です。今日も暑い、暑い名古屋からお便りします。

ラトヴィア旅行記の続きです。
リガについて三日目の8月8日、今日は夫と二人だけでリガの町を歩きます。
泊っていたのは旧市街にある小さなホテル"Radi un draugi".(親戚と友人たち)という面白い名前です。



今日は10時半にダウガヴァ川のクルーズに乗る予定。それまでの時間に昨日見に行った中央市場をもう一度見てくることにしました。食いしん坊の私たち夫婦はこのすばらしい市場にすっかり魅了されてしまったのでした。
ねぎやにんじんや香草類。



「あっ、柿がある!」と思ってよく見たら、このオレンジ色のものはトマトでした。



花屋さんもあります。アスターとグラジオラスがいっぱい売られていました。



このきれいなお姉さんからさくらんぼを300グラム買いました。接客はソ連風。



ダウガヴァ川の遊覧船に乗りました。川から見るリガの旧市街です。教会の塔と赤い屋根が美しい素敵な風景。この船に私たちの他に二人の日本人が乗っていました。男性二人組。親子とのことで、お父さんは70歳代かな?なんと名古屋の方でした。一週間でバルト三国をまわる旅をしているそうでした。「えっ、ラトヴィアだけで1週間ですか?」なんて言われてしまいました。



船を降りてから旧市街に戻ってランチ、それから今日は新市街を歩きに行くことにしました。広々したエスプラナーデ公園を抜けて国立美術館で絵を見てから、その北側にあるアルベルタ通りとエリザベテス通りを目指します。ユーゲントシュティール建築の宝庫で最近とても人気のスポットになっているところです。

通りがかりに見た面白い家。この塔のような部分の内部はどうなってるのでしょう? 配色もおしゃれ。



そしてここはアルベルタ通り。ユーゲントシュティール建築とは、19世紀にドイツで起こり、別名アール・ヌーヴォー建築とも呼ばれる建築様式で、建物の外壁を人の顔や体などのモチーフを用いてびっしり装飾するのが特徴です。帝政ロシア時代のリガには豊かな商人たちがたくさん住んでいて競って当時流行のユーゲントシュティール建築の家を建てたのだそうで、この時代のリガを代表する建築家がミハイル・エイゼンシュタイン。このあたりの建物はほとんど彼の設計したものだそうです。ちなみに彼の息子のセルゲイ・エイゼンシュタインはあの「戦艦ポチョムキン」を撮ったソ連の映画監督です。



建物のファサードににょきりと突き出ている顔!


たぶんこれが一番有名な建物です。白とブルーできれいなんですけどね。あんまりすごい装飾で私は息苦しくなってしまいます。こういう家に住みたいかと言われると私はあんまり。(誰も住んでくれって言わないけど)てっぺんから見下ろしているのはライオン!



建築史上の遺産でもあるし、観光資源でもあるので最近は老朽化した建物の修復も進んでいるとのことです。あとからヘレナに聞いた話ですが、ソ連時代はこういう立派な建物はアパートとして使われていたそうです。それも大きな部屋を仕切って数家族で使い、トイレやキッチンは共用という悪名高いコムナールカというタイプのアパートだったとか。外は豪華絢爛、ここのコムナールカに住んだ人たちはどんなふうに感じていたのでしょう。



ポストマニアな私が外国で必ず行きたいところは郵便局。写真は中央郵便局です。残念ながら今日は日曜日、郵便局はお休みです。ああ、きれいな記念切手がほしい! 郵便はラトヴィア語では"pasts"です。



旧市街ではなかなかみつからなかったポスト。壁掛け式で色はドイツ風、形はロシア風。



ふーっ、今日もよく歩きました。リーヴ広場のレストランのテラス席で今日は早めの夕食です。ラトヴィアらしいものを食べようということで前菜はニシンの塩漬け。ハーブ(ディルかな?)を混ぜたコテージチーズを添えてサーブされました。ニシンに玉ねぎスライス、じゃがいも、ライ麦パンにこのチーズ、最高の取り合わせです!



続いてラトヴィア名物料理、豚足のロースト。


本日のビールはヴェンツピルスのビール"Uzavas"(ウジャヴァス、zの上に∨がついています)夫のお気に入りです。飲めない私もこれはおいしいと思いました。


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