文庫本です。
2008年11月16日にハードカバーのときの感想を書いています。
これから、森見作品にハマったんです。
再読になるわけですが、やはり「桜の森の満開の下」が好きですね。
色とかにおいや温度がわかる作品で、森美作品の持つファンタジーな世界とホラーな部分と、そのくせ森見作品では珍しい感じのアホアホ学生主体の話ではないのが異彩を放っていると思います。
読書メーターの感想にあったのですが、森見作品の1回目の集大成といってもいいのではないかと思うくらい、バラエティに富んだ作品が並べられています。
「藪の中」は、語る者が違えば、どこの真実があるのかわからなくなるのだ、ということがよくわかります。これを読んでいて、さださんのアルバムに入っていた「検察側の証人」という曲を思い出しました。アガサ・クリスティの小説の題名から取った曲ですが、この歌詞は3人の人物がひとつの終わった恋愛について証人として語っているのです。
それもやはりどれが真実なのかわからないのです。
森見氏の将来を危惧したハードカバーを読んだ直後より、今は、ある意味、森見氏の深さを感じています。
2008年11月16日にハードカバーのときの感想を書いています。
これから、森見作品にハマったんです。
再読になるわけですが、やはり「桜の森の満開の下」が好きですね。
色とかにおいや温度がわかる作品で、森美作品の持つファンタジーな世界とホラーな部分と、そのくせ森見作品では珍しい感じのアホアホ学生主体の話ではないのが異彩を放っていると思います。
読書メーターの感想にあったのですが、森見作品の1回目の集大成といってもいいのではないかと思うくらい、バラエティに富んだ作品が並べられています。
「藪の中」は、語る者が違えば、どこの真実があるのかわからなくなるのだ、ということがよくわかります。これを読んでいて、さださんのアルバムに入っていた「検察側の証人」という曲を思い出しました。アガサ・クリスティの小説の題名から取った曲ですが、この歌詞は3人の人物がひとつの終わった恋愛について証人として語っているのです。
それもやはりどれが真実なのかわからないのです。
森見氏の将来を危惧したハードカバーを読んだ直後より、今は、ある意味、森見氏の深さを感じています。