Studio Lifeの看板公演といっても過言ではない「トーマの心臓」。
私もはじめて見に行ってから10年近くが経ちました。
3回目かな?のべにすると5回目じゃないかな。
Rieslingの方は松本君をはじめとした、若手中心のキャスティング。
若手だけあって、階段の上りかたがはねるような感じだし、声も張り気味でした。
脇をベテランたちがやるので、そういう人たちはアドリブ入れて笑わせてくれました。
Ausleseの方はちょっと懐かしいキャスティング。
こちらのほうは、とにかく安定感がすごい。
しかも、ちょっとアドリブ入れたりして、完全に「自分のもの」的な感じでした。
Rieslingのオスカー、仲原くんと、Ausleseのオスカー、岩くんは声がとても似ていました。雰囲気も似てるし。
サイフリートは青木くんだったんだけど、あんなに滑舌が悪かったのに、かっちり台詞こなしちゃって、成長はうれしいけど、私たちとしてはあのちょい噛み噛みな青木くんが好きなんです。
トーマは何度見ても何度読んでもストーリーがつかみづらい。
トーマの死を通して「愛」をテーマにしていますが、萩尾さんの作り方が詩的なんですね。
詩のストーリーに絵をのっけてる。そんな感じ。
トーマの心臓の番外編「湖畔にて」というポエトリーな絵本があるのですが、それはとてもしっくりする。
先月に座長が亡くなられていたこともあって、石飛さんがカーテンコールのスタンディングオベーションに涙ぐまれていました。つい、私ももらい泣きでほろっとしてしまいました。
来年は30周年だそうで、楽しみです。
姜くん復活しないかなあ。生で見てみたい。
あ、今日の終演後の物販に山本君がいてはりました。
めっちゃきれいでした。
友達と話していたんですが、ポーの一族なんかやってほしいなあ。
あれってつなぎやすいんだよね。なんてったって、バンパイアだからね。昔も今も生きているからなー。