武道館

新聞の書評のコーナーで新聞読者からの投稿で昨年読んでおもしろかったとあったので、読んでみました。

女性アイドルグループの話。
実際にあった話なども織り交ぜて、展開していくストーリー。

心に響いたのは
「正しい選択」ではなく「正しかった選択」
ということを後に熱愛問題が同時に起こるふたりが話す。

これって、一般人でもそうだと思う。
直感で選択しても、熟考して選択しても、「これが正しい」とはっきりわからないことのほうが多い。
振り返ったときに「正しかったんだ」と思う。

あと、ファンって、自分が応援しているアイドルが自分より幸せって許せないのかな？
若いファンなら疑似恋愛の対象だから、恋人がいると離れていくっていうのはわからなくもないけどねえ。
私は私がアイドルを見て受ける幸せのためにお金を出してるし、そのお金をどんな風に使ってるんだろう？とか思ったことないわ～。
このあたりって女性から見た男性アイドルへの思いと男性から見た女性アイドルへの思いとの齟齬なのかな。
つうか、女性と男性のそもそもの違いか。
貢いで報われなくても貢ぐことに意義があると思っていそうなのが女性だよね。男性は貢いだ分取り戻したいって思ってるような気がする。
その辺りに違和感を感じました。