しらほぶろぐ

ブログタイトルはニックネームが由来。
日記代わりに身の回りの出来事を綴ります。

芋煮会

2006-08-22 07:16:49 | 08.山形探訪

山形では芋煮会シーズンになると,コンビニの前に「薪(まき)」が積まれて販売される…他の地方から来た人々からすれば「異様な光景」であるが,山形の人間にとっては秋の日常風景で,何ら違和感を抱かれていない…さらにスーパーマーケットでは,具材の販売はもちろん,芋煮に必要な鍋やカマドなどの貸し出しなども行われていて,一部では,指定した場所まで「宅配サービス」を行う業者もいるほどだ…

隣接県であり様々な面で交流の多い「山形・宮城」の両県だが,両県人が合同で芋煮会をすると必ず「どちらの芋煮がうまいか」が討論になる…山形県側の「醤油味+牛肉」愛好と,宮城県側の「味噌味+豚肉」愛好との違いについてが論点だ…特に芋煮の発祥地と称する山形県人には,宮城県式の芋煮を「邪道」とまで評するものもいる…同じ山形県内でも庄内地方では「味噌味+豚肉」のため,「醤油味+牛肉」の内陸地方出身者との討論も尽きない…

山形市内の中学校や小学校,特に馬見ヶ崎川(まみがさきがわ)周辺の学校では,課外授業の一環として『芋煮会』を取り入れている所が多い…息子と娘の小中学校でも取り入れている…子供達が一班5~6人程度のグループに分かれ,それぞれが予算内で買い物をし,調理まで分担して行う…というような授業風景だ…

芋煮会シーズンの先駆けとして,本場の山形市で「日本一の芋煮会フェスティバル」が開催されている…山形市内の馬見ヶ崎河川敷を会場に,1989年(平成元年)以来,毎年9月の第1日曜に行われているもので,直径6mの大鍋に約3万食の芋煮が作られる…なお,この大鍋で作られる芋煮の味付けは,「本場」の味である「醤油味+牛肉」の鍋である…繰り返しになるが,「醤油味+牛肉」が「本場の味」と断言すると,宮城県と庄内地方出身者から「お叱り」を受ける…

「日本一の芋煮会フェスティバル」での調理器具は,大がかりな鍋に対応して建設機械の「バックホー」が用いられている…ちなみに,このバックホーの油圧系には,わざわざ「食用油」が使用されて,衛生上問題ないよう配慮されている…芋煮会フェスティバルで使われる6mの芋煮鍋は,野外に置かれているため,芋煮会フェスティバル前に鍋を洗う作業が行われるが,地元山形では「芋煮会フェスティバル用の芋煮鍋洗い」が季節の風物詩として地元テレビ放送局のニュースになる…

今年の「日本一の芋煮会フェスティバル」は,9月3日(日)に開催されます…是非一度「見に」&「食べに」来てけらっしゃい…

【本日の体重】 : 83.5kg(ダイエット開始から203日目:-21.2kg)

コメント (2)
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