とうとうクックちゃんが里子に出ました。
ミッキーちゃんやカールちゃんの時も同じだったのですが
猫の里親募集をして気づいた事があります。
そのひとつは、やはり里親さんが見つかるかということなのですが
里親さんが見つかってうれしいのに、ものすごくさみしいことです。
こんなにさみしいとは、、、
里親さんが応募してくださり、何回かのやりとりをして
猫をお届けする日を決めるのですが、それまでの残り少ない日
が名残惜しくて仕方ないのです。
このまま飼ってしまいたい気持ちにさいなまされ
これでよかったのかぐるぐる考えるのです。
それは里親さんのお家できちんとやっていけるのか
受け入れてもらえるのかこの猫にとってストレスにならないのか
お別れするのがさみしくて、不必要に悩んでしまうのです、、、。
半年ほどかかわった猫に情がわいているのと、メールでのやりとりは
あるものの里親さんがどんな方なのか
不安をいだいているためだと思います。
前向きに考えようと思うのに、ダメダメな保護主です。
世の中には嘘をついて子猫をだましとり、虐待したり売り飛ばす人も
いるらしいので不安にもなります、、、。
最後の日も兄弟でじゃれつき、普段通り過ごし、
お昼すぎ午睡してるクックちゃんを洗濯ネットにいれました。
車の中でブルブル震えてるクックちゃんをだっこして
里親さんのもとへ伺いました。
そして小一時間程お話させてもらい、ソファの下に隠れたクックちゃん
をおいて家へ帰ってきました。
帰りは憑き物がとれたようにスッキリとした気持ちになっていました。
それは里親さんがきちんとされた信頼をおける方であったからです。
メールのやりとりで大体は分かるのものの、やはりお会いしないと
なかなか安心できないものです。
はじめて猫を飼う方ですが、猫の本を読んだり、クックちゃんのものを
そろえてくださっていました。
最初慣れるまでは、戸惑う事やご迷惑をおかけする事が多いと思う
のですが、クックちゃんはここでなら安心、安全に幸せに暮らせる
と確信することができました。
あーよかった~安堵しました。
やはりメールでしっかりやりとりをして、お会いしてお話をして
自分で納得してお渡しする事が必要なのですね。
ネットでの募集は、あせらずにそのような方との出会いを待つ事が
大事だと思いました。
自分の手を離れるともう守ってあげる事は困難になるので
猫の安全第一。
常識的な方にお渡しするという事がなによりの第一条件だと思います。
あとはトライアルという形なので、もしなんらかの理由でダメなら
遠慮なく返していただいたらいいということを伝えました。
クックちゃんは食欲旺盛でいたずらざかり。
人なつこく飼いやすい猫なのですが、料理中にキッチンにくる
ちょっと面倒な困った猫ちゃんなのです。
子猫の間だけだと思うのですが、、、
優しそうな方でほっとしました。
これでよかったんだなと思う事ができました。
冷静に考えて家に猫3匹、まだ子猫1匹、仕事場に親猫1匹
をかかえているのですから、、、。
クックちゃん幸せになってね。今までありがとう。大好きだよ。
(まだトライアル中ですが、、)
クックちゃんのお家は娘さんがおられ、クックちゃんを
気に入ってくれたそうです。
私も高校生の時に拾って来た黒猫とシャム猫の兄弟を飼い始めました。
青春時代をともに過ごした猫たちはもの言わぬ動物ではありますが
いつも心の拠り所でした。
楽しいときも嫌な事があったときも
いつも変わらず、そばにいてくれました。
17年間を一緒に過ごし
どれだけ心の支えになってくれたか分かりません。
娘さんにとってクックちゃんがそのような存在になってくれたら
うれしいです。