空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

最近読んだ本から

2008-09-23 11:15:32 | 本の森
秋の夜長は、読書ですわよ、皆さん!
なんてね・・・。

軽く読める本(短い)を選んで読んでいたので、乱読感ありまくりですが。


『ラン』森絵都
帯に書かれていたこんな言葉に反応して。

もう動けない。一歩も歩けない。呼吸さえもおぼつかない。
生温かなアスファルトに頬をつけ、
かつてない倦怠感を全身に覚えながらもっと、と思った。
もっと、もっと体力をつけなければ。
もっと、もっとつらいことも受けとめられるように。


「もっとつらいこと」が何なのか。
走るって、どのくらいの距離を?
走れるようになったら、乗り越えられるのか。
そんなことを思いつつ。


『ほんとうに大切なこと』ヤン・ゴールドスタイン
人生に絶望して自殺を図った孫娘に、年老いた祖母は残り少ない自分の命をかけて
「あること」を伝えようと・・・

投げやりになっている人と向き合うって、どういうことなのか・・・。
祖母側目線で読んでしまった自分に愕然・・・
自分もどうやら歳をとっているらしい。


『パコと魔法の絵本』関口尚
映画公開されてますね。
予告編で見かける妙なカエル姿が「いったい何?」という興味に。

話としては「ある(ありがち)」話。

大貫というガンコ親父が「こういういやついる!」ってくらいヤなやつで。
このタイプの人と分かり合えることはないだろう、って思ってた位のキャラ。
人をなるべく多方面から見ようと努力しているけれど
こういう人は「それしかない」なんて思っていたけど。
やっぱり物事には「理由」があって、今があるんだな、なんて思ったりして。

予想通りの話の展開なのに、なぜだか涙が出て困った


なんだか暗めの話ばっかり読んじゃいました。
選んでたわけじゃなかったんだけど。
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2 コメント

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そうですね! (千里)
2008-09-23 22:27:12
私も読んでますよ~
軽め&重めの小説、エッセー、お勉強もの・・・とまさに乱読状態

>自分もどうやら歳をとっているらしい
これね、痛切に感じます。
若者主人公のドラマなんか、まさに親の目線でみてしまう・・・。
だから、最近、ドラマを見なくなったのかな
返信する
>千里さん (しずく)
2008-09-24 09:14:22
歳を感じますね(笑)

親目線でみても楽しめるといえば楽しめるのですが。
私はね、毎週同じ時間に同じ場所にいる、がどうもできないみたいで。
2~3日たってから、「あれ?見逃した?」なんて思うので・・。
もうちょっとバランスのいい生活を心がけたいと思います。
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