何かあったら連絡します。
どうかどうか、長く一緒に暮らせますように。
結局病院から電話がかかってくることはなく、
何かなんて、なければいい。
重苦しい空気が流れる我が家にいたら、
本当に気持ちが病む。
ネットで調べて、ペットの祈願ができるという座間神社へ願掛けに。
どうかどうか、長く一緒に暮らせますように。
同じ願いを書いた絵馬がたくさん。
同じ思いの飼い主さんがたくさんいるのね…
結局病院から電話がかかってくることはなく、
よかった、なんとか少しでも改善しているのだろうか…と思い、
夕方面会に行った。
面会室に通されることなく、診察室から呼ばれる。
嫌な予感…
この先生は、麻酔科の先生だ。
……
説明を受けているうちに、
主治医が私服で飛び込んできた。
ごめんなさい、こんな格好で。
今着いたものですから。
……
数値が下がらないばかりか、
他の問題もおきたとのこと。
いまのままだと、今夜を越せないかもしれない。
麻酔をかけた場合、もしかしたら不整脈がでて、乗りきれないかもしれない。
でも、このままではもたないから、
緊急手術をしようと思う。
でも、ハイリスクであることは、承知してほしい。
乗りきれる確率は、五分五分くらい。
……
いろんな説明、リスク、選べる方法、
こうだった場合の選択肢…
順調にいったとして、
手術は2時間半。
終わったら連絡します、とのことで自宅待機。
長い。
2時間半経ってからの、待ち時間も長い。
結局、3時間半たった先程、
「無事、麻酔から覚めました」
と連絡があった。
予定していたことはできたそう。
ここ2、3日が峠だと。
明日からの仕事なんか、手につかないだろうな。
だけど、稼がないと、これからの治療を受けさせることもできないから。
夜も眠れそうもないけれど。
ありがとうございます。
私も祈ってます。