『それからはスープのことばかり考えて暮らした』吉田篤弘 を読む。
世の中の主役として、
誰もが目に止める存在ではないかもしれないけれど。
とあるきっかけで、自分にとって気になる存在になって、
最初は「あれ?」くらいだったのが
いつの間にか、ことあるごとに目につくようになって、
そのうちに、なんとなく目につけばたいてい見に行くようになって…。
そういうふうに変化していくのを、
「好きなんだね」「はまっているんだね」
「だって、必ず行ってるじゃん」
なんて、人にいわれると
「そういうわけでは…」
と、少し違うんだよなぁ、
その表現は合っているように思うかもしれないけれど、
私の気持ちを表す言葉としては合ってないんだよ…
と思ったりする、
そんな説明しがたい、微妙な気持ちを思い出すような本だった。
気持ちを表す、伝えるのは、時には大切なこと。
だけど、常に全てを包み隠さず伝えなくても、
いいんだよねえ。
言わなくても伝わる、なんて過信してはいけないけれども。
スープのレシピが秀逸だった!
サンドイッチとスープ。
食べたくなった。
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